店舗従業員の「髪色」についての第2回アンケート調査を実施
カラフルな髪色(派手髪)の割合が前年比4.5%アップの23.8%に
自由化後入社した従業員の約7割が髪色自由化を事前に意識!!
株式会社ドン・キホーテ(本社:東京都、代表取締役社長:吉田直樹)は、2022年3月に店舗従業員の服装ルールの緩和を行い、髪色自由化を実施しました。今回、自由化以降2回目の、当社店舗で働く従業員が実際に何色の髪色が多いのか調査をおこないましたので、その結果をお知らせいたします。- カラー(黒髪以外)を楽しむ従業員は全体の55.4%に
- カラフルな髪色(派手髪)の従業員は地域・年代問わず23.8%にのぼり、前年より4.5%増加し髪色を楽しむ従業員が増えた
- 社内外からのポジティブな意見が多く、お客さまとの接客面や社内コミュニケーションなどにも好影響に
- 自由化後に入社した従業員の約7割が髪色自由であることを事前に意識したという結果に
■調査背景
社会における価値観の変化に伴い、昨今様々な企業で従業員の髪色自由化を認め、従業員の多様性を尊重する動きが活発になっております。
かねてより個人の多様性を認め合うことを企業理念として掲げてきた当社は、この考えに基づく環境づくりの一環として多くの企業に先駆け、2022年3月から服装ルールの緩和を行い髪色の自由化を実施しました。制度変更以降、実際に何色の髪色が多いのか、また改定により従業員にとってどのような効果があったのかを調査いたしました。
当社では、実際の制度の運用状況やアンケートの結果等を踏まえ、更なる従業員エンゲージメントの向上に努めつつ、多様な個性を尊重し、様々な社会課題の改善に取り組んでいきます。
■アンケート概要
対 象 者:ドン・キホーテ店舗従業員(社員/パート・アルバイト)
調査期間:2024年11月21日 ~ 12月5日
回答者数:2,931人
■調査結果
①髪色比率の昨年比
◇従業員の髪色比率としては、黒髪が42.8%と最も多いが、昨年より4.9%減少 ◇カラー(黒髪以外)を楽しむ従業員が昨年に比べて3.1%増え、半数以上の55.4%に ◇カラフルな髪色「派手髪」を楽しんでいる従業員が昨年よりも4.5%増えて、23.8%にのぼり「派手髪」を楽しんでいる従業員の割合のみが増加する結果に |
②髪色別性別比率
◇「黒・ブラック」の約6割が男性、「茶・ブラウン」と「派手髪」の約8割は女性という結果に ◇女性従業員の方がカラー(黒髪以外)を楽しんでいるという結果に |
③年代別髪色比率
◇すべての年代にカラフルな髪色「派手髪」を楽しむ従業員がいるという結果に ◇10代の「派手髪」率が最も高く39.0%、前年より4.0%増加 ◇10代から30代までの若い世代では、「派手髪」率が3割を超える結果に ◇「派手髪」率が一番増えたのは20代で、前年と比べて9.1%増となり、より多くの20代の従業員が「派手髪」を楽しむように |
③-1 20代雇用区分別髪色比率 前年比
◇「派手髪」率が前年比で最も増えた20代を雇用区分で比較すると、社員の「派手髪」率が16.4%増と大きく増加しているという結果に ◇20代社員が前年から「派手髪」を一番楽しむ人が増えた |
④派手髪色比率
◇「派手髪」を楽しむ従業員の23%が「金・ゴールド」の髪色 ◇次いで、「アッシュ」や「桃・ピンク」、「赤・レッド」といった髪色が続く ◇「派手髪」色比率の上位5位までの髪色は前年と変わらない結果に ◇前年と比較すると、上位の髪色比率が減り、より多様な髪色が選ばれている傾向 |
⑤制度変更による影響
◇髪色を変えたことによる周囲の反応は、「ネガティブ」はわずか2.1%と非常に少なく、「ポジティブ」や「ニュートラル(反応がない)」という回答が大多数の97.9% ◇「派手髪」であることで、商品接客から実際に購買へとつながる等の営業面でのプラス効果や従業員間のコミュニケーション活性化に寄与 ◇髪色を変えたことにより、モチベーションが「下がった」従業員は0.3%とわずかで、モチベーションが「上がった」が約半数、「ニュートラル(変化なし)」が半数という結果に ◇髪色を楽しむことや、褒められることが仕事へのモチベーションにつながるという好循環に |
・お客さまに「染まり具合がいいから、同じカラー材を買いたい」と相談されたので、そのまま商品を案内してお買い上げ頂いた。(20代男性/パート・アルバイト/髪色:青・ブルー)
・良い意味でも悪い意味でもお客様に覚えて貰えるようになりました。丁寧な接客をした際には、「ピンクの髪色の店員さんの接客がよかった!」と褒めていただくこともあり、より接客を目指そうという意識が高まりました。(30代女性/パート・アルバイト/髪色:桃・ピンク)
・海外のお客さまから会計中にわざわざ翻訳アプリを活用してお褒めの言葉を頂いた。(20代男性/パート・アルバイト/髪色:緑)
・髪色が変わる度に従業員同士で褒め合ったりしているので、良好なコミュニケーションに繋がっているように感じます。(40代女性/パート・アルバイト/髪色:黒・ブラック)
・お客さま・従業員共に褒めてもらうことが増え、アルバイトを続けられるモチベーションの一つとなっています。髪色を変えるのがより楽しみとなっています。(20代女性/パート・アルバイト/髪色:茶・ブラウン)
・白髪染めを兼ねて好きな髪色にして、同年代の仲間と髪色や髪型を変えることを褒めあることにより、モチベーションが上がって仕事も楽しめる。よい循環が生まれている。(50代女性/パート・アルバイト/茶・ブラウン)
・若く見えるとか、お店に合いますねと言われ、うれしかった。(60代男性/パート・アルバイト/金・ゴールド)
⑥入社条件としての髪色自由化の意識率
◇入社を決める要因の1つとして、髪色自由化を意識していたと回答した従業員は67.9%にのぼる ◇特に、女性とパート・アルバイトの約7割が髪色自由化を意識して入社しており、その傾向が高い ◇年代別にみると10代の88.7%が最も髪色自由化を意識しており、特に若年層のパート・アルバイトにおいて、髪色自由化は入社を決定する要因の1つとなっている |
・学生や若者のアルバイトの応募が増えました。年配のお客様も多い店舗ですが、お客様からは概ね好意的だったのは良かったです。(30代女性/社員/髪色:ブラウン)
・面接に来られた方の志望動機として髪色が自由だからと言うことが増えました。(30代男性/社員/髪色:ブラック)
・美容の専門学校に通っています。髪色自由のアルバイトを探していたので入社しました。(10代男性/パート・アルバイト/髪色:金・ゴールド)
・髪色自由という募集要項を見てアルバイト応募に来た方も多く、多様性の中での良い対応だと思いました。(40代男性/社員/髪色:黒・ブラック)