ニデック株式会社 オープン水冷式CDU累計出荷台数 5,000台達成
ニデック株式会社 オープン水冷式CDU累計出荷台数 5,000台達成
ニデック株式会社(以下、「当社」)は、この度、AIサーバー向けCDU(Coolant Distribution Unit:冷却液分配装置)の累計出荷台数が 5,000 台に達しました。
当社は、AIサーバーを中心とした高性能演算サーバーに搭載されるプロセッサーの最適な冷却ソリューションとして、従来よりLiquid to liquidの水冷技術に注目し、オープン水冷式のCDUを開発してまいりました。自社のタイ・アユタヤ工場において量産を行っており、2024年11月末には累計出荷台数 5,000 台を達成いたしました。今後は、米NVIDIA社の次世代GPU Blackwellシリーズのリリースに伴う強力な冷却ニーズに対応すべく、次のステップとして累計出荷台数10,000台の達成を目指し、生産ラインの増強や新製品の立ち上げを加速してまいります。
当社のタイ・アユタヤ工場は、ハードディスク用スピンドルモータに求められる高精密の加工部品を大量生産できる製造事業所として、これまで数多くの製品を社内・外に出荷してきました。CDUの生産を通じてその製造技術を最大限に活用し、現在では水冷装置の一大生産拠点へと発展を遂げました。
生成AI需要の高まりに伴い、水冷装置市場は今後も成長を続けると予想されており、当社は近い将来、CDUの生産能力を月産 3,000 台以上へ拡大することを視野に入れています。さらに、CDUと共にAIサーバー向けに使用されるコールドプレート(プロセッサーの金属冷却板)やクイックカップリング(配水管接続部品)などの周辺部品の増産に向け、タイ、フィリピン、中国の各工場の設備増強を進めてまいります。
当社は、サーマルソリューションベンダーとして、AIテクノロジーの進化に伴う電力消費の増大という社会的課題に真摯に取り組んでいます。私たちは、AI社会の技術基盤を支える重要な製品を提供し続け、持続可能な社会の実現にこれからも貢献してまいります。