アライドテレシスとNozomi Networks、OT機器の一元的な資産管理とセキュリティを強化

-AT-Vista Manager EXとNozomi Guardianの連携により産業制御システムを強化-

アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)とNozomi Networks Inc.(本社 米国 カリフォルニア州、CEO Edgard Capdevielle、以下Nozomi社)は、これまで複数のツールで管理していた産業制御システム(以下、ICS)につながるOTデバイスの一元管理と可視化や、デジタル資産の自動更新とセキュリティ強化に向け、Nozomi社の「Nozomi Guardian」と当社の「AT-Vista Manager EX」の連携が実現したことを発表します。
Nozomi社はICS基盤におけるアセットの検出と管理、リアルタイムモニタリング、プロトコルの異常検出、内在する脆弱性の特定などのソリューションを提供してきました。これは、しばしば発生する重大な製造プロセスの停止による経済活動の中断など、製造業や生産業全体で完全性を維持するための鍵となっています。

製造業や輸送業、石油・ガス、電力といったインフラ業のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)推進に伴い、現場の設備やOTデバイスのシステムがITネットワークに接続されるようになり、管理やセキュリティ確保の重要性も増しています。経済産業省においても「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」が策定され、セキュリティ強化に必要となるOTデバイスの資産管理台帳の整備と定期的な更新が不可欠とされています。

しかし、現状のICSは、複数メーカーのセンサーやAGVといった多種多様な機器と管理ツールで構成されており、DX化を進める上で重要となる一元的な運用管理に加えて、セキュリティ対策にも課題が生じています。

そこでアライドテレシスはNozomi社と連携し、これまで異なる管理ツールで運用・管理されていたICS上のOTデバイスの一元管理と可視化を実現しました。このことによって、セキュリティソフトの搭載やインストールができないOTデバイスに対して、アクセスポリシーを設定し、ネットワークへの許可/禁止を制御するといったセキュリティの向上が期待できます。

産業制御システムのOTデバイスを視覚的に管理しデジタル資産を自動更新
Nozomi GuardianセンサーはICSに接続されているOTデバイスをエージェントレスで検出し、デバイス情報を収集、当社のネットワークを可視化するマネージメントソフトウェア、AT-Vista Manger EXと共有します。AT-Vista Manger EXでは、収集された情報をもとにOTデバイスをトポロジーマップで視覚的に管理でき、加えて資産管理画面では各OTデバイスの情報が確認できるようになります。これにより、ICS上にあるデバイスの資産管理台帳の一括整備およびリストの定期更新が自動で出来るようになり、管理が容易となります。

Nozomi GuardianとAT-Vista Manger EXの連携イメージ図

Nozomi GuardianとAT-Vista Manger EXの連携による管理画面:トポロジーマップ

ネットワーク全体の資産管理に加え高いセキュリティも実現するAT-Vista Manager EX
当社の「AT-Vista Manager EX」は、ネットワークを自律的に統合管理し安定した通信環境を実現するソリューション「AMF Plus」を適用することで、ネットワーク全体の資産管理を行えます。配下につながるPCやスマートフォンの「管理端末」だけでなくセンサーやネットワークカメラなどの「管理外端末」もAMF Plusで検出しAT-Vista Manger EXで可視化ができます。さらに、今回の連携により、ICSのOTデバイスを含めたネットワーク全体の可視化と一元管理を実現します(ファームウェアVer.3.12.0以降より対応)。

自動でネットワーク資産を一括管理ができるだけでなく、他にもセキュリティ対策となる機能で安定した通信を実現します。検出した端末に対してネットワークへのアクセス可否を制御するIES(Intelligent Edge Security)機能では、安全を確保。OT・ITデバイスやネットワーク全体の健康状態を監視するHMD(Health Monitoring Dashboard)機能では、セキュリティリスクや脅威を予兆検知し早期解決が可能となります。

IESイメージ画面

HMDイメージ画面

●AT-Vista Manager EXの詳細についてはこちらをご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/manage/vista/


ICSの資産を検出し、リアルタイムモニタリングを可能とするNozomi Guardian
Nozomi社のNozomi Guardianは、製造業・生産業などのICSに対しOTデバイスなどの資産を発見・管理、リアルタイムモニタリング、異常検知、脆弱性診断を提供するソリューションです。

●Nozomi Guardianの詳細については、こちらからご確認ください。
https://ja.nozominetworks.com/products/guardian


当社は、今後も快適な利用環境と安定したネットワークをお客様に提供するため、さまざまなソリューションやサービス・製品との連携を実施してまいります。

注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。
注)記載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、記載されている計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。


<< ニュースリリースに対するお問合せ先>>
アライドテレシス株式会社 マーケティングコミュニケーション部
E-mail: pr_mktg@allied-telesis.co.jp
TEL:03-5437-6042 URL:https://www.allied-telesis.co.jp
アライドテレシス株式会社 東京都品川区西五反田7-21-11第2TOCビル

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この企業の情報

組織名
アライドテレシスホールディングス株式会社
ホームページ
http://www.at-global.com/
代表者
サチエ オオシマ
資本金
1,001,900 万円
上場
東証スタンダード
所在地
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-21-11 第2TOC ビル
連絡先
03-5437-6000

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