SASと英連邦事務局、小国におけるAIスキルの育成を支援

1,000万ドル相当のトレーニング、およびSASのAIソフトウェアとコンピューター設備へのアクセスを提供し、AIを学ぶ10,000人の高等教育機関の学生と教育者の育成を支援

データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)と英連邦事務局は、英連邦諸国にAIソフトウェア( https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html )とコンピューティングリソースを提供し、より多様でグローバルなAI人材を育成するための連携を実施すると発表しました。総額1,000万ドル相当のSASのソフトウェア、コンピューター設備、トレーニングの寄付は、高等教育機関の学生がAIの使用方法を学ぶだけでなく、責任ある活用を身に着ける上でも役立つAI機能とコンテンツが含まれます。

このプロジェクトは、英連邦事務局の英連邦AIコンソーシアム(CAIC)のイニシアティブであり、小国や若者に重点を置いて技術力を育成することを目的としています。

英連邦諸国の高等教育機関の学生と教育者は、SAS®Viya®for Learners( https://www.sas.com/ja_jp/software/viya-for-learners.html )に無償でアクセスできます。SAS Viyaは、データアナリティクス、機械学習、AIの安定した機能を提供する包括的でクラウドネイティブなプラットフォームであり、銀行、教育、行政、医療、保険、小売といった業界で、多数の組織に利用されています。

学生と教育者は、デジタル学習環境である「SAS Skill Builder for Students」と「SAS Educator Portal」にもアクセスできます。これらのプラットフォームは、アナリティクスとAIのスキル( https://www.sas.com/ja_jp/learn/academic-programs.html )を構築し、検証するために設計されたデジタルコース、認定プログラム、実践的な学習機会を提供します。さらに、Educator Portalには、アナリティクスコンテンツを簡単にカリキュラムに統合できる教材も含まれます。

英連邦の大学や職業訓練校は、SAS主催の世界的な学生データコンテストであるCuriosity CupとSASハッカソンにも招待されています。これらの無料コンペティションは学生にとって、アナリティクスのスキルを実社会の課題に応用し、仲間と協力してグローバルな舞台で評価を得る絶好の機会です。

英連邦事務局のAI、貿易、海洋、天然資源担当シニアディレクターであるスレッシュ・ヤーダブ(Suresh Yadav)氏は、次のように述べています。「急速に進化するデジタル環境において、我々はデジタル格差だけでなく、重要なインフラ格差にも直面しています。このギャップを埋めて必要なリソースを若者が利用できるようにしなければ、技術的不平等によって世代全体で後れを取る危険があります。これは、単に情報へのアクセスに留まる話ではありません。革新、創造、世界的課題解決のためのツールによって若者の能力を後押しし、引き出すことなのです。私たちがこの取り組みをしっかりと行うことで、学生がテクノロジーに接する機会を提供するだけでなく、無限の可能性をもたらすことができます。SASとのパートナーシップは、英連邦諸国の若者がデジタル革命から取り残されないようにするための重要な一歩です」

英連邦加盟国は56か国、そのうち33の小国があります。SASとの連携ではまずカリブ海に重点を置き、その後他の地域に拡大しながら、5年間で10,000人の学生と教育者に対してトレーニングを実施することを目標としています。これは、デジタルトランスフォーメーションと持続可能な開発を促進し、AI主導のトランスフォーメーションに対応する多様なグローバル人材を育成するという英連邦事務局の優先課題に対応しています。

SASは過去40年以上にわたり、学術機関、行政機関、企業等と提携し、意思決定の改善や組織の変革においてデータの力を駆使してきました。SASは世界中の3,000以上の大学で利用されており、同社のGlobal Academic Programsを通じて英連邦諸国のあらゆる地域の大学とパートナーシップを結んでいます。

米国政府統計局(Statista)によると、AI市場の規模は2024年には1,840億ドルを超え、2030年までに8,260億ドル超に達するものと予測されています。

SASのエデュケーション担当シニアバイスプレジデントであるショーン・オブライエン(Sean O’Brien)は、次のように述べています。「SASは何十年にもわたって、教育者にはリソースを、学生にはテクノロジー市場で最も人気の高い仕事を獲得するために必要なスキルを、それぞれ提供してきました。現在、最も人気の高い仕事といえばAI関連です。SASは、学生が自分たちの人生を変え、英連邦諸国のテクノロジー分野の成長を支援できることを嬉しく思っています」

責任あるAIの使用を学ぶ
強力なAI技術の台頭は、信じられないほどのチャンスをもたらしますが、同時に不安も煽っており、AIの倫理的使用に対応するための規制が世界中で誕生しています。責任あるイノベーション( https://www.sas.com/ja_jp/company-information/innovation/responsible-innovation.html )に対するSASのコミットメントは、SASの企業文化とテクノロジーに根付いています。英連邦諸国の学生と教育者は、SAS Viyaに搭載されたバイアスの検出、説明可能性、意思決定の可監査性、モデルモニタリング、ガバナンス、説明責任など、信頼できるAI機能を利用できます。

SASのデータ倫理担当バイスプレジデントであるレジー・タウンゼント(Reggie Townsend)は、次のように述べています。「この連携は、世界最大の経済大国を支える技術的進歩の恩恵を必ずしも享受できなかった人々にAIの能力をもたらします。学生たちは、世界中の雇用者が求めるAIスキルを習得するだけでなく、社会にメリットをもたらす形でこれらの強力なテクノロジーを倫理的な活用方法で身に着けます」

英連邦AIコンソーシアムについて
英連邦事務局( https://thecommonwealth.org/ )は、グローバル企業、スタートアップ、大学、NPOで構成されるコンソーシアムと協力し、AIギャップをはじめとするデジタル格差を埋めるために団結し、特に加盟している33の小国に重点を置いて、市民の能力向上支援に注力しています。このコンソーシアムには、世界をリードするテクノロジー企業、政府、学術パートナーが参加しています。

*2024年8月8日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリース( https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2024/august/commonwealth-ai-skills.html )の抄訳です。本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。

SASについて
SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意思決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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