鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」を開発

~樹脂製で軽く施工性に優れた部材で、施工時間の短縮に貢献~

● 日本電設工業と共同で、軽くて施工性に優れた鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」を開発
● 樹脂製の組立式で、コンクリート製基礎と比較して1/3程度の重量ケーブルトラフ接続用の切断加工が容易なため、工事現場における柔軟な対応が可能

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也、以下「当社」)は、日本電設工業株式会社(本社:東京都台東区池之端1丁目2番23号、代表取締役社長:安田一成、以下「日本電設工業」)と共同で、軽くて施工性に優れた鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」を開発しました。

■背景
 建設業界での深刻な人手不足や安全対策意識の高まりを背景に、工事現場においては軽量で施工性の高い部材が求められています。鉄道工事の現場においても同様で、駅構内や踏切周辺に設置される鉄道信号器具箱(信号機器類を屋外に設置するための収容箱)の更新・新設の際に使用される基礎について、従来のコンクリート製に代わり、軽くて扱いやすい樹脂製の製品に対するニーズが高まっていました。

■内容
 当社が長年培ってきたプラスチック製品の成型加工技術を活かして、軽くて施工性に優れた鉄道信号器具箱用「軽量基礎box」を開発しました。鉄道信号器具箱の更新・新設の際に基礎として使用される本製品は樹脂製の組立式で、従来のコンクリート製基礎(約300kg)と比較して1/3程度の重量(全体96kg / 1部材26kg以下)と軽く、大型トラックや重機の進入が難しい都心部や街中の踏切において人力で搬入が可能です。また、ケーブルトラフ接続用の切断加工が容易であることから工事現場での柔軟な対応を可能とし、施工時間の短縮に貢献します。
 なお本製品は、鉄道会社の電気設備工事を中心に日本全国の設備工事を担う日本電設工業と共同で開発しました。当社は今後も社会インフラを支える製品の開発を通じて、安全・安心・快適な社会の実現に貢献してまいります。

製品概要
外径寸法 重量
N1形用 880x1320 H810mm 96 kg/組

「軽量基礎box」

「軽量基礎box」の使用例:鉄道信号器具箱の下に設置


■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182

■製品に関するお問い合わせ先
リサイクル樹脂製ケーブルトラフに関するお問い合わせ
https://www.furukawa.co.jp/recycle/inquiry/

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この企業の情報

組織名
古河電気工業株式会社
ホームページ
https://www.furukawa.co.jp/
代表者
森平 英也
資本金
6,939,500 万円
上場
東証プライム
所在地
〒100-8322 東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー
連絡先
03-6281-8500

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