JOGMEC (本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、熊本大学で開催される資源・素材関係学協会合同秋季大会(主催:一般社団法人資源・素材学会)にあたり、9月16日に市民参加型企画講演会「九州での新しい地熱発電」を同大学工学部百周年記念館にて、9月18日に地熱現場でのオンサイト企画「阿蘇地域の地熱資源と地熱資源利用例」を南阿蘇村長陽保健センターにて、それぞれ開催します。
JOGMECは、平成24年9月、「独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法」の改正に伴い地熱部を設置し、地熱資源開発の支援事業として助成、出資・債務保証、技術開発、情報収集・提供に取り組んでおります。
九州地方は地熱資源に恵まれており、国内最大の九州電力株式会社八丁原発電所を含めて8カ所の地熱発電所が稼働中、2カ所の発電所が建設工事中です。また、熊本県内では、地熱資源のポテンシャルが高いにもかかわらず地熱発電所はありませんでしたが、最近、地熱資源調査など開発に向けた動きが活発になりつつあります。
この度JOGMECは、熊本大学を主会場に開催される平成26年度資源・素材関係学協会合同秋季大会「資源・素材2014(熊本)」(主催:一般社団法人資源・素材学会)を共催し、9月16日(火)9時から市民参加型企画講演会「九州での新しい地熱発電」を同大学工学部百周年記念館にて開催します。この企画講演会では、JOGMECの地熱開発支援事業、阿蘇・久住地域の地熱活動、熊本県におけるエネルギー政策など、九州における地熱発電の最新の取り組みを中心に6件の演目を予定しており、地熱関係で活躍中の専門家から平易に講演いただきます。
また、9月18日(木)13時から、市民参加型特別企画(オンサイト企画at南阿蘇)「阿蘇地域の地熱資源と地熱資源利用例」を熊本県阿蘇郡南阿蘇村長陽保健センターにて開催します。このオンサイト企画では、阿蘇地域の地熱資源の現状と全国の主な地熱資源の利用例を紹介いただきます。
多数のご来場をお待ち申し上げております(いずれも、申し込み不要・入場無料)。
JOGMECは、今後も講演会・セミナーの開催やWEBページからの情報提供などを通して、地熱資源開発に関する理解促進活動をすすめるとともに民間企業等の地熱資源開発に有益な情報等を提供していきます。
市民参加型企画講演会「九州での新しい地熱発電」プログラム
1.日時 2014年9月16日(火) 9:00~11:50
2.場所 熊本大学工学部百周年記念館(熊本大学黒髪南キャンパス)
熊本市中央区黒髪2丁目39番1号
3.主催 (一社)資源・素材学会 共催:JOGMEC、日本地熱学会 後援:熊本大学、熊本県
4.プログラム
(1) 9:00~ 9:05 挨拶
谷口功(熊本大学学長)
(2) 9:05~ 9:10 挨拶
黒木啓介(JOGMEC副理事長)
(3) 9:10~ 9:55 「我が国と世界の地熱開発」
松永烈(公益財団法人国際科学技術財団、日本地熱学会会長)
(4) 9:55~10:15 「国(JOGMEC)における地熱開発支援」
中島英史(JOGMEC 特命参与・地熱部長)
(5)10:30~10:50 「地球内部の熱エネルギーと阿蘇、久住地域の地熱活動」
磯部博志(熊本大学大学院自然科学研究科教授)
(6)10:50~11:10 「熊本県におけるエネルギー政策と地熱」
永田健吾(熊本県商工労働部新産業振興局エネルギー政策課主幹)
(7)11:10~11:30 「九州における地熱発電開発」
緒方康弘(九州電力株式会社地熱センター副センター長)
(8)11:30~11:50 「新しい地熱発電への取り組み」
林正基(株式会社ターボブレード代表取締役)
5.ご参考
同日14:30から同会場にて市民参加型特別講演会が開催されます。
詳しくは•資源・素材2014(熊本)大会webサイトをご参照ください。
http://www.mmij-kyushu.com/mmij2014/program.html
市民参加型特別企画(オンサイト企画 at 南阿蘇)
「阿蘇地域の地熱資源と地熱資源利用例」プログラム
1.日時 9月18日(木)13:00~16:30
2.会場 熊本県阿蘇郡南阿蘇村長陽保健センター
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽4518(温泉センターウィナス奥)
3.主催 (一社)資源・素材学会 共催:JOGMEC、日本地熱学会 後援:熊本大学、熊本県
4.プログラム
(1) 13:00~ 13:05 挨拶
尾原祐三(熊本大学大学院自然科学研究科教授)
(2) 13:05~ 13:45 「我が国における地熱開発」
當舎利行(JOGMEC地熱部担当審議役)
(3) 13:45~ 14:15 「九州・阿蘇の地熱資源」
糸井龍一(九州大学大学院工学研究院地熱資源システム工学部門教授、
日本地熱学会副会長)
(4) 14:30~16:00 「地熱資源利用例」
a.土湯温泉バイナリー発電事業による地域づくりへの挑戦
加藤勝一(株式会社元気アップつちゆ代表取締役社長)
b.洞爺湖町における地熱開発の取り組みについて
四宮博(洞爺湖温泉利用協同組合専務理事)
c.温泉発電手引書の紹介及び南阿蘇村における小規模地熱発電の可能性について
木内勉(一般財団法人エンジニアリング協会地熱プロジェクト推進室副室長)
(5)16:00~16:30 地熱資源利用に関する質疑・応答・議論
→ 詳細を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000134.html?mid=pr_140908
JOGMECは日本の資源・エネルギーの安定供給確保を使命とし資源に関わる様々な業務に携わっています。
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JOGMEC
総務部広報課 西川
105-0001:東京都港区虎ノ門2-10-1虎ノ門ツインビルディング
TEL:03-6758-8106 FAX:03-6758-8008
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