キーコーヒー株式会社(本社:東京都港区、社長:柴田 裕)は、2024年5月8日(水)、コーヒーに関する国際的な研究機関であるワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)のロングCEOをお招きし、パネルディスカッション『コーヒーの多様性と未来のために “コーヒーの2050年問題”を考える』を開催しました。
当日は、『コーヒーの多様性と未来のために “コーヒーの2050年問題”を考える』をテーマに、ロングCEOと柴田らがコーヒー産業における現状や課題、今後の展望について説明。また、キーコーヒー(株)代表取締役社長の柴田がアジア初となるWCRのボードメンバーに就任する旨がロングCEOから発表されました。
出席したメディアからは「コーヒーの消費大国である日本は、『コーヒーの2050年問題』を解決するために何ができるのか」「『コーヒーの2050年問題』における喫緊の課題は何か」といった質問がなされ、『コーヒーの2050年問題』への関心がうかがえました。
■WCR ロングCEOのコメント(抜粋)
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これまで私たちはコーヒーの未来に向けて生産者と国、コーヒー飲用者の橋渡しをしてきました。サステナブルなコーヒーの生産を実現するためにはイノベーションとテクノロジーが必要です。今後もWCRではさまざまな国や機関と連携を深めていきたいと思います。
コーヒーの栽培から製造・販売を手掛けているキーコーヒーの柴田氏をボードメンバーに迎えたことは非常に心強く、柴田氏がリーダーシップを発揮し新たな視点からイノベーションを起こしてくれることを期待します。 |
■代表取締役社長 柴田のコメント(抜粋)
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当社には「コーヒーの小規模生産者の力になりたい」という夢があります。まずは一人でも多くの生活者の方に「コーヒーの2050年問題」について興味・関心を持っていただければ幸いです。「コーヒーの2050年問題」が提唱されてから約10年が経ちましたが、この間に日本の生活者の方々に「サステナブル」の意識が強まってきたと感じています。WCRのボードメンバーに就任したことを受け、これまで以上にコーヒーの持続可能性について発信をしていきたいと思います。 |
■WCRとキーコーヒーの関係性
2015年 |
ミラノ万博で提唱された「コーヒーの2050年問題」の解決に向け、WCRも重要案件と認識し、
さまざまな研究・施策に着手。翌2016年、当社はWCRとの協力を発表 |
2017年 |
WCRの栽培試験「IMLVT」をキーコーヒーがインドネシアの直営農園にて実施 |
2022年 |
直営農園で栽培試験をしている唯一日本のロースターである点が評価され、キーコーヒーがWCRの「PARTNER」に認定 |
2023年 |
WCRのロングCEOがキーコーヒー本社を訪れ、キーコーヒー社員向け講演会を実施 |
2024年 |
柴田社長がWCRのボードメンバーに就任 |
■パネルディスカッション実施概要
・日時
2024年5月8日(水)16:00~17:00
・会場
キーコーヒー(株) 本社8F(東京都港区西新橋2-34-4)
・登壇者
ワールド・コーヒー・リサーチ CEO Jennifer “Vern” Long
キーコーヒー(株) 代表取締役 社長 柴田 裕
取締役 会長 川股 一雄 他
<参考URL>
「コーヒーの2050年問題」とは
コーヒーは北緯25度から南緯25度のコーヒーベルトと呼ばれるエリアで栽培される農作物です。
全世界のコーヒーの約6割を占めるアラビカコーヒーは、気候変動による気温の上昇や降雨量の減少などさまざまな影響を受け、2050年には栽培適地が50%にまで半減すると言われています。
URL:
https://www.keycoffee.co.jp/sustainable/2050.html
「WCRとボードメンバーの役割について」
WCRは、本拠地をアメリカ合衆国に置き、世界20ヵ所以上のコーヒー研究機関、先進的科学研究所とのネットワークを介して運営されている非営利団体です。革新的なテクノロジーを提供し、コーヒー生産を進化させることで生産性と品質を高め、持続的なコーヒー生産の実現を目指し、長期的な供給の安定化に取り組んでいます。
WCRのボードメンバーには、世界中のコーヒー企業から優れたリーダーが集結しています。ボードメンバーは、コーヒーの消費国かつ生産国の観点から、WCRの研究プログラムの活動に参画します。
URL:
https://www.keycoffee.co.jp/news/2024/240508.html
(当社リリース『アジア初!キーコーヒー社長の柴田 裕が「ワールド・コーヒー・リサーチ」のボードメンバーに就任』)