2023年度に提供した新築住宅等の使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)は当社グループ全体で2013年度比38%削減
積水ハウス株式会社は、2013年にZEH基準をクリアする「グリーンファースト ゼロ」を発売してからの累積販売棟数が83,541棟となり、2023年度の戸建ZEH比率は95%※1とこれまでで最も高い水準となりました。戸建住宅に加え賃貸住宅「シャーメゾン」や分譲マンション「グランドメゾン」におけるZEH-M、非住宅建築物におけるZEBなど、多面的な取り組みにより、2023年度における海外事業も含めた積水ハウスグループ全体※2が提供した新築住宅等の使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)は2013年度比で38%削減となりました。
今後も積水ハウスグループ全体が提供する新築住宅等の使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)を2030年において2013年度比55%削減、2050年度のカーボンニュートラルの実現に向けて、着実に取り組みを進めてまいります。
①2023年度の戸建ZEH比率95%(累積棟数83,541棟)、賃貸住宅ZEH比率76%※3 で過去最高、2050年カーボンニュートラル実現に向けた「住」を通じた多様な取り組みが着実に進捗。
②当社グループが提供した新築住宅等の使用時のCO2排出量は830万t-CO2、2013年度比で38%削減。 |
①個別取り組みの進捗
事業領域 |
2023年度の取り組み実績 |
概要 |
戸建住宅 |
ZEH比率95% |
累積棟数は83,541棟。
life knit designやレジデンスなどで付加価値を高め、一層の普及に努めます。 |
賃貸住宅 |
シャーメゾンZEH比率76% |
昨年度実績65%から順調にZEH化が進捗、
累積受注戸数は42,562戸。今後はEV充電設備の採用も推進。 |
分譲マンション |
販売する「グランドメゾン」の100%がZEH-M Oriented以上 |
2023年度以降に販売する物件はすべてZEH水準の省エネ性能をクリアする。 |
非住宅
建築物 |
年間130棟のZEBを受注。
ZEB比率33%※4 |
事務所建築に対して「グリーンファーストオフィス」を重点的に推進。 |
リフォーム |
「環境型リフォーム」提案により住まいの脱炭素化をサポート |
太陽光発電や蓄電池、断熱性向上、高効率空調・給湯設備へ交換を推進 |
②2050年カーボンニュートラル実現に向けて、当社グループが提供した新築住宅等の使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)削減を推進
当社グループはパリ協定の目指す削減目標※5に整合させるために、昨年、温室効果ガスの削減目標を更新し、SBTイニシアチブから認証を取得しました。更新後の削減目標「2030年までに製品使用時のCO2排出量(スコープ3カテゴリ11)を2013年度比55%削減する」に対して38%削減まで進捗しました。削減目標55%に対して38%削減であり、進捗率は69%と順調に推移しています。
図1.2050年カーボンニュートラル実現に向けたスコープ3カテゴリ11削減目標と進捗
※1 2023 年 4 ⽉から 2024年 3 ⽉、北海道以外の地域におけるNearly ZEH以上(多雪地はZEH Oriented含む)の比率
※2 CO2排出量集計範囲:積水ハウス(単体)、鴻池組、積水ハウスノイエ、積水ハウス建設、積水ハウス不動産、SEKISUI HOUSE US HOLDINGS,LLC 傘下の住宅販売子会社、SEKISUI HOUSE AUSTRALIA HOLDINGS PTY LIMITED
※3 ZEH Ready以上の比率(住戸ベース)
※4 2023 年 4 ⽉から 2024年 3 ⽉、ZEB Ready以上
※5 目標水準はスコープ1、2が1.5℃、スコープ3がWB2℃