SAS アカデミックパートナー・アワードの受賞者を発表
アナリティクスとAIのグローバルリーダーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、アジア太平洋地域の大学や高等教育機関と連携して、将来の人材育成を支援しています。SAS Academic Partner Awards(アカデミックパートナー・アワード)では、将来のAIやテクノロジーに対応できる人材育成において卓越した成果を上げている教育者を表彰しています。アカデミックパートナー・アワードは、画期的に他業界と連携してスキルを応用した教育プログラムを開発したパートナーに贈られます。受賞者は、ノミネートされた候補者の中からSASとの関わりや産学エコシステム開発への取り組みに基づいて選出されます。
SASの教育担当シニアディレクター・Bhuvan Nijhawanは、次のように述べています。「今回受賞した教職員の方々はいずれも、将来のAIおよびテクノロジー人材を育成するイノベーターです。産業界との連携に強い関心や情熱を傾け、将来の従業員ニーズを反映したスキルベースのプログラム開発をリードしています。こうした方々の貢献を称えることができ、非常にうれしく思います」
2024年のSASアカデミックパートナー・アワードは以下の3名に贈られます。
日本
- 宮崎産業経営大学経営学部教授で同大図書館館長を務める日高 光宣氏は、早稲田大学商学部卒業後、同大学院を修了しています。電子機器メーカーに勤務した後、1997年に宮崎産業経営大学の常勤講師、2003年に同大准教授を経て2005年に同大教授に就任しました。専門は広告理論で、主な著書に「マーケティングコミュニケーション」(同文館)、「現代マーケティングの革新と課題」(共著、東海大学出版会)等があります。日高教授はSASと協力して、マーケティングサイエンス分野でSAS Academic Specialisationを設立し、次世代のAIやSASスキルを修得した学生の資格認定を行っています。
オーストラリア
- トーレンス大学のHayden McDonald准教授は豊富な実績と経験を持つアカデミック・リーダーです。トーレンス大学のアナリティクスプログラムのディレクターとして、カリキュラムの設計に革新的な手法を導入しました。ビジネスリーダーと積極的に連携を図り、画期的な教育および学習体験を通じて、業界のスキル不足の解消に取り組んでいます。外部の研究助成プロジェクトのリーダーを務め、研究論文は一流の学術誌に掲載されています。学術的な貢献に加え、金融システムアナリストとしても幅広い経験を有しています。オーストラリア公認会計士協会フェローとして、世界各国の何百もの組織に戦略的アドバイスを行ってきました。
- Sumith Abkari氏は州立職業訓練校であるTAFE NSW(テイフ・ニューサウスウェールズ)のITおよびデジタル部門のインダストリー・イノベーション・スペシャリストを務めています。これまで教育およびヘルスケアの分野において、民間と政府機関の両方の組織に複数年に渡って従事した経験を有し、有能なシニアプロジェクトマネージャーとして定評があります。卓越した対人スキルでチームをモチベートしながら、あらゆるステークホルダーとの関係構築を通して目標の推進に当たる優れたリーダーシップと、複雑なビジネス課題に対するソリューション志向の冷静なアプローチで知られています。教育にかける情熱、優秀さを求める努力、TAFE NSWの成果実現への働きかけにおいて、Abkari氏は新進気鋭のリーダーとして台頭しています。Abkari氏は経営学修士号(MBA)および電子工学学士号を取得しており、妻と二人の女の子との充実した時間を楽しむ父親でもあります。