三菱地所ホーム株式会社(本社:東京都新宿区新宿、代表取締役社長:細谷 惣一郎)は、山梨県北杜市において植林や下刈りなどの森づくり活動を展開するため、2023年11月21日に、やまなし森づくりコミッションを立会人として、山梨県北杜市、金ヶ岳山外二字恩賜林保護財産区、有限会社藤原造林(本社:山梨県甲斐市、代表取締役:藤原 正志)との間で「森林整備協定」を締結しました。本協定の締結を受け、当社社員による森づくり活動「三菱地所ホームの青空オフィスYAMANASHI BASE」を始動いたします。
当社はこれまでも国内の森林資源保全やCO2排出量の削減の観点から、国産材の積極活用を推進してきました。特に山梨県においては、国際的な森林認証であるFSC認証を受けた山梨県産材の安定調達を実現させる協定締結などの取り組みを行うことで、新築注文事業での構造材に占める国産材比率は平均80%を超える水準※にまで上昇するに至っています。
※その他地域からの木材供給と合わせた比率として
◆森づくり活動の概要
山梨県北杜市須玉町の山林2haにおいて、当社社員が植林や下刈りなどの森林整備活動を行い、同エリアでCO2吸収量を増加させる取り組みです。また、森林整備に加えて、カーボンニュートラルや国内林産業や木材産業に関する課題認識や知見を深める講演や研修を実施し、社会課題解決に資するアイデア創発につなげます。
▲山梨県北杜市須玉町 森林整備活動現地
▲企業の森づくり活動呼称
◆活動の目的
(1)サステナブルな社会の実現に向けた活動
当社は積極的に国産材を利活用する事業体であることから、社員自ら植林した苗木を数十年後の未来に届ける活動に取り組み、将来にわたって国産材を活用できるサステナブルな社会の実現につなげます。
(2)CO2削減に向けた活動
森林保全に積極関与することで、CO2吸収量の増加を図り、カーボンニュートラルに向けた取り組みを推進させます。また、「やまなしの森づくり・CO2吸収認証制度」を利用し、本活動でのCO2吸収量の可視化を図ります。
(3)社員の森林教育
当社の新築注文事業において使用する山梨県産FSC構造用合板の原材料であるカラマツを供給するパートナー企業である有限会社藤原造林の社員と当社社員が共同で植林や下刈りなどの活動を行うことで、生産者とメーカーの相互理解に基づく森林や林産業・木材産業に関する知見を深めます。
◆活動名称「三菱地所ホームの青空オフィス YAMANASHI BASE」について
本社移転に伴い、2022年6月に開業した新オフィス『TOKYO BASE』では、当社事業の中核的価値の一つである「木」に様々なステークホルダーと社員が触れながら、アイデア創発を行う共創空間を実現しています。本取り組みでは、森林整備活動の舞台である山梨県北杜市の活動拠点を山林にある“青空オフィス“として社員が植林活動を行い、森林および林産業・木材産業について学ぶ就業の場と定義し「YAMANASHI BASE」と呼称することとしました。
◆当日の式次第 ※敬称略
- 来賓・関係者の紹介
- 森林整備協定書署名
- 協定者挨拶
上村 英司 北杜市長
細谷 惣一郎 三菱地所ホーム(株)代表取締役社長
五味 力 北杜市金ヶ岳山外二字恩賜林保護財産区管理会会長
藤原 正志 (有)藤原造林 代表取締役
- 立会人挨拶
島田 欣也 やまなし森づくりコミッション副会長
- 来賓祝辞
岸 功規 山梨県林政部技監
福井 俊克 北杜市議会議長
- 記念撮影
▲森林整備協定書への署名
◆「三菱地所ホームの青空オフィス YAMANASHI BASE」活動の詳細
森林の所在:山梨県北杜市須玉町江草長者窪 18769 番地
面積:2.0ha
活動期間:2023年 11 月 21 日~2029 年 3 月 31 日
主な整備活動:植林、下刈り、 森林・林業体験
実施概要:社員への森林教育と併せて、有限会社藤原造林の社員と協力して森林整備活動を実施するもの