「Table Unstable – 落合陽一サマースクール2023(岩手編)」の様子
【本実証実験の概要】
本実証実験は、技術実証とUX検証の両面からなります。
■技術実証
▼地理情報の紐づけ
ユーザは、自身が取得したNFTを地図アプリ上で確認できるようになり、特定の場所における体験証明を第三者に提示することで、限定特典や権利を受けることが可能となります。
▼オープンバッジ情報の紐づけ
オープンバッジは、1EdTech Consortium Inc.が制定する国際標準規格に準拠して発行するデジタル証明・認証のことです。政府が公表した「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版案」(通称:骨太の方針)でも資格情報の認証・表示にオープンバッジの活用が推奨される等、今後活用シーンが増えていくものと思われます。
NFTとオープンバッジ情報の紐づけを行うことで、自身の体験証明として1つのウォレットで一元的に管理できるようになります。
■UX検証
本プログラムの参加者は小中学生です。Web3.0にあまり馴染みのない小中学生にハードルを感じさせることなく、高いセキュリティとシンプルな動線を両立させるUXのあり方を検証いたしました。
参加者は、生成AI技術を用いて朝日放送テレビ株式会社が提供するVRドラマ『TOKYO CASE』の二次創作に取組みました。映像作品やオリジナル脚本等を完成させた参加者には、開催場所となる岩手県の地理情報及びオープンバッジ情報がメタデータとして紐づけられた卒業証明書NFTが発行されました。同時にNFTを管理するウォレットのアカウントも開設され、同NFTに対応した地図アプリ及びウォレットにて自身の実績を確認できるようになりました。また、同NFTは、参加者がICカード型ハードウェアウォレット※2を発行者のスマートフォンにかざすことで授与されました。
なお、当社は、以下の役割を果たすブロックチェーンアプリを本プログラムに提供いたしました。
・参加者が作成した二次創作のサムネイルをNFT化
・卒業証明書NFTの発行、地理情報及びオープンバッジ情報の紐づけ
・卒業証明書NFT及びオープンバッジ情報の閲覧画面
【アプデミーについて】
日常の体験実績をNFTでデジタル化し、蓄積することで、自分自身でも気づかない価値や個性を可視化できるサービスです。まずは、高校生や大学生を中心に、既存の履歴書で重視されている「学歴・資格」等に加えて、多様な体験が個人の価値として、大学入試や留学、就職活動等に活用できる世界観の実現を目指しております。
NFTは、ブロックチェーン技術により唯一無二かつ代替不可能であることが保証されているデジタル資産であり、近年は、体験実績の証明を目的とするものが注目されております。
▼プレスリリース(2022年12月22日)
「個人の体験を価値化」する Web3.0 サービスの社会実装に向け、株式会社電通グループと
の共同研究を開始:
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3839/tdnet/2217465/00.pdf
(『アプデミー』は、当社にて商標登録出願中です。)
※1:Table Unstableは、落合陽一氏が主宰する公開討論やプレゼンテーションなどで構成される会議体です。本プログラムは、その派生プロジェクトとして生まれた小中学生向けの課外学習プログラムです。
※2:ハードウェアウォレットは、仮想通貨等のブロックチェーン技術を活用したデジタルアセットを取引するために必要な情報(秘密鍵)を、オンラインネットワークから独立した状態で安全に保存するデバイスのことです。本プログラムでは、ソニー株式会社が提供するICカード型ハードウェアウォレットを使用いたしました。
【株式会社ODKソリューションズ】
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町一丁目6番7号
代表者 :勝根 秀和
設立 :1963年(昭和38年)4月1日
資本金 :6億3,720万円(2023年3月31日現在)
Tel :06-6202-3700(代表)
Fax :06-6202-0445
URL :
https://www.odk.co.jp/
事業内容:教育・金融・医療分野へITサービスを提供
『ビジネスを、スマートにつなぐ。人生の、ストーリーをつむぐ。』
ITの力で、すべての人の人生に喜びをもたらしたい。私たちのビジネスは、夢に向かって挑戦する人の人生を、より素晴らしい方向へとリードするソリューションでありたいと願っています。
1963年の創業以来、積み重ねてきたデータと経験で、お客様のビジネスをスマートにつなぎ、そして、より豊かな人生のストーリーをつむいでいきます。