敬愛大学(千葉市稲毛区、学長:中山幸夫)教育学部は、1、2年生合同ゼミによるSDGsをテーマにしたポスターセッションを実施した。これは、同大の教育活動「敬愛SDGs未来プロジェクト」の一環として行われたもの。学生らは、普段何気なく使用している物や口にしている食べ物などが実はSDGsと密接に関連していることを伝え、見学者からは、こうしたことを自分の問題として捉えることの大切さが学べると好評を博した。
敬愛大学ではSDGsに関するさまざまな取り組みを通じて、社会や地域、人との関係に責任をもち、より良い未来を切り拓こうとする力を育てる教育活動として、「敬愛SDGs未来プロジェクト」に取り組んでいる。
学部ごとにSDGsに関するさまざまな取り組みが行われており、教育学部では2021年度から1、2年生全員が異年齢混合のクラスに分かれる合同ゼミを展開。SDGsをテーマとしたProject Based Learning(PBL※)に取り組んでいる。この演習を通して、自ら課題を設定して解決していく問題解決能力や国際的で幅広い教養、豊かな表現力とコミュニケーション能力、多様な価値観を認め合い協働する力、子供を総合的に理解し教育する力などの基礎を養うことをめざしている。
まず学生たちは、SDGsに関係する身近な問題について、自分たちでできることはなにかを探究。チームに分かれ、課題について調べた結果をポスター形式で模造紙などにまとめた。
ポスターセッション当日は、31チームがそれぞれ40分の持ち時間で発表。さまざまな資料やデータを根拠に、ブースを訪れた見学者に説明し、昨年度ポスターセッションを経験した3年生有志が審査を行った。審査の結果、上位11チームは12月に行われる「敬愛SDGs集会」で発表する。
昨年は4つの教室に分かれて実施されたが、今年は敬愛アリーナに会場を移して開催。発表者と見学者の距離が近くなったこともあり、活発な議論が交わされた。
同学部の市川洋子教授は「ポスターのレベルは年々上がっている。何に取り組んできたかをわかりやすくまとめる工夫が随所に見られた」とコメントしている。
今年度の1年生が今回の経験をどう発展させていくのか、そして、来年度の新1年生をどうリードしていくのか、その成長が期待される。
(※)PBL:課題を設定し、探究し、成果をまとめて発表するというもの。すべてのプロセスで学習者の自己選択・自己決定で主体的に探究していく。
(参考)「敬愛SDGs集会」を開催-「敬天愛人」とSDGsの繋がり-
https://www.u-keiai.ac.jp/keiai-topics/20230209a/
(関連記事)
・テーマはSDGs!教育学部1、2年合同ゼミによるポスターセッション2023
http://keiaijin.u-keiai.ac.jp/education/5749
・敬愛大学が「敬愛SDGs集会」を開催 -- 元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏による講演や同大の取り組みの成果発表を実施、建学の精神「敬天愛人」とSDGsの繋がりを確かめる(2023.02.13)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-49999.html
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