エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを展開する株式会社 経営者JP(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長・CEO 井上和幸)は、日ごろお付き合いのあるエグゼクティブ男女約2,000 名(有効回答数 127名)を対象に、「経営者とは何をする人だと思うか?」について、リアルな声を伺いました。
今回は弊社が運営するメディア「KEIEISHA TERRACE」(
https://keieishaterrace.jp/)に登場した経営者の方々が考える「経営者とは何をする人か?」の回答を集計し、選択肢にまとめてエグゼクティブの男女にお答えいただきました。
1)エグゼクティブの考える経営者とは1位「パーパス、ビジョンを掲げる」2位「決断する」3位「 最終的な責任を持つ」
エグゼクティブに「経営者とは何をする人か?」について、最も重要と思われることをお伺いするため一択でご回答いただきましたところ、全体としては分散傾向にありつつも1位「パーパス、ビジョンを掲げる」 30.7% 、2位「決断する」 22.0% 、3位「最終的な責任を持つ」 12.6% と答え、経営者としての基本3原則的な項目が明らかになりました。また、7.1%が「その他」を選択し、その内容としては「次の経営者を育成する」や「銀行から融資を受けたり株主から資本金を調達したりする」などもあげられました。
2)多くのエグゼクティブは「経営者にしか生み出せない価値」を重視
パーパス、ビジョンを掲げる |
- 会社の進むべき道と存在価値をわかりやすく社内外に示し浸透させることは経営者にしかできないため。
- 企業が成長する未来をビジョン(夢)として示し、それに社員が賛同し自主的に動く仕組みを作ることが、結果として企業の成長に繋がると考えるため。
- 経営層になるまではHOWを求められてきたが、経営層はWHATを自ら発信する、もしくはそれをできる人を育成することと考えるため。
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決断する |
- 経営者は、組織の戦略など全ての課題に対して、最終的な責任者・意思決定者として決断し、組織を動かす必要があるため。
- MVVや投資計画を定めるのも全て「決断」しなければ物事はスタートしないため。
- 組織全体に関わる意志決定をリスクテイクの精神で行うことは、経営者でなければ責任をもって行えないため。
- スピード感のある「決断」こそ経営者に必要な力だと考えるため。
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最終的な責任を持つ |
- 最終責任を持つ覚悟が大事だと考えるため。
- 社員に対して働く環境を与え、責任を持って最終的な尻ぬぐいもできる人が理想の経営者像だと考えるから。
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会社を成長させ続ける |
- 会社を成長させなければ、人も成長しない。成長しなければ、やりがいを感じない。やりがいを感じなければ、周りの人に良い影響を与えることが出来ないため。
- 成長戦略を描き、それを実行することが、唯一の企業存続の手段と考えるため。
- 顧客価値の最大化を通じて、利益を残し、会社の持続的成長を目指すことが最大のミッションであるため。
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まわりの人を 幸せにする |
- 経営者としての根幹は、自身の能力を最大限に発揮して、お客様と社員、全ての関係者を幸せに導くことであると考えるため。
- ビジネスを通じて利便性が高まることで社会全体に幸せが訪れる。それを構築する社員も結果、幸福感を得ることができるため。
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1位の「パーパス、ビジョンを掲げる」の選択理由としては、「経営者にしかできないことであるから」や「ビジョンを示して社員が賛同することで企業の成長につながるから」などがあげられました。2位の「決断する」の理由としては「最終的な責任者・意思決定者として決断し、組織を動かす必要があるから」 や「スピード感のある決断こそ経営者にとって大切だから」などがあげあれ、3位の「 最終的な責任を持つ」の理由としては、「最終責任を持つ覚悟が大事であるから」や「責任を持って最終的な尻ぬぐいもできる人が理想の経営者像だと考えるから」などがあげられました。
これらの回答から、多くのエグゼクティブは共通して“経営者の役割”や“経営者にしか生み出せない価値”を非常に重視していることが分かりました。
【調査結果のまとめ】
- 経営者・幹部層の考える“経営者とは”1位「パーパス、ビジョンを掲げる」2位「決断する」3位「 最終的な責任を持つ」
- 多くのエグゼクティブは共通して「経営者にしか生み出せない価値」を重視
■調査概要
・実施期間:2023年4月21日〜2023年5月9日
・調査対象:経営者及び管理職にかかわる男女
・調査機関:経営者JPメルマガ会員:約2,000名
(有効回答数127名)
・調査手法:インターネット調査
■株式会社 経営者JPについて
弊社は、明日の日本を担う志高き経営者・リーダーを育成・輩出するための「集い、学び、執行する最高の場」を提供すべく4事業を展開しております。
http://www.keieisha.jp/