日本製鉄 ハイグレード無方向性電磁鋼板能力の追加投資を決定

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、2050 年カーボンニュートラル社会の実現に向けて「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、経営上の最重要課題としてCO2 排出量の削減に取り組んでいます。

このような中、日本製鉄は既に公表している電磁鋼板能力・品質向上対策に加え、新たに瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)・九州製鉄所八幡地区において更なる無方向性電磁鋼板(以下、NO)の能力増強対策を実施することを決定しました。既公表の対策を含めた投資額は、累計で約2130 億円となります。今回新たに公表する能力増強対策は2027 年度上期にフル効果を発揮し、エコカー向けNO の生産能力は現行の約5 倍(既公表対策に対して約1.6 倍)となる予定です。

自動車に対するCO2 排出規制や平均燃費規制の厳格化を受け、今後エコカー需要の伸びが期待されています。このような動きの中で、モータの鉄心として使用されるNO についても、高効率なハイグレード材の需要が飛躍的に伸びる見通しです。
このように、グローバルなカーボンニュートラルの実現に向けて増加するより高度な要求に、本投資を通じて応えてまいります。

モータの高効率化や送配電網におけるエネルギーロス削減に寄与する「高効率電磁鋼板」は、社会におけるCO2 排出量の削減に貢献する高機能製品・ソリューション技術を総称するブランド「NSCarbolex® Solution」の対象製品であり、日本製鉄は高効率なハイグレード電磁鋼板の安定的な供給を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。

■電磁鋼板 能力・品質向上対策の概要(既公表分含む)
・投資額:
  2019 年8 月1 日公表   九州製鉄所八幡地区              460 億円
  2019 年11 月1 日公表 瀬戸内製鉄所広畑地区             140 億円
  2020 年5 月8 日公表  九州製鉄所八幡地区              100 億円
  2020 年11 月6 日公表 瀬戸内製鉄所広畑地区             350 億円
  2021 年11 月2 日公表 瀬戸内製鉄所広畑地区             190 億円
  2023 年5 月10 日公表 瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)・九州製鉄所八幡地区  900 億円(今回公表)
  合計                                2130 億円

・投資設備:瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)・九州製鉄所八幡地区における酸洗・冷間圧延・焼鈍等の
      電磁鋼板設備
・立上時期:2027 年度上期フルアップ
      (エコカー向けNO 生産能力:対現行 約5 倍、対既公表能力 約1.6 倍)


(参考)NSCarbolex® Solution
NSCarbolex® Solution は、社会におけるCO2 排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称する日本製鉄のブランドです。
 https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/solution/
          
以 上


お問い合わせ先:総務部広報センター 電話03-6867-2135、2146、2977、3419



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この企業の情報

組織名
日本製鉄株式会社
ホームページ
http://www.nipponsteel.com
代表者
橋本 英二
資本金
41,952,497 万円
上場
(旧)東証1部,名証1部,札証,福証
所在地
〒100-8071 東京都千代田区丸の内2-6-1丸の内パークビルディング
連絡先
03-6867-4111

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