法政大学が学生発案型教育プログラム「未来教室サティフィケートプログラム」を2023年度から開講



法政大学(総長:廣瀬克哉)は、2023年度より学生発案型教育プログラム「未来教室サティフィケートプログラム」を開講します。このプログラムは、高度化・複雑化する社会課題が山積している現代、また特にコロナ禍において大学生活に制限のあった学生たちに、大学が提供している既存のカリキュラムを越えて、学生自身が学びたいことを自ら考え、かたちにしていくことで自主性を育て、ひいては積極的に関われる活動の機会としたい、というコンセプトのもとにスタートしたものです。




【本件のポイント】
・総合大学である法政大学では、従来からの「他学部公開科目制度」を利活用し、文理融合をはじめ、所属学部の専門領域の学びだけでは解決することが困難な社会課題に対して、体系的なテーマにもとづいたサティフィケートプログラムを複数開講している。
・今回は、4つ目のプログラムとして、これまでのテーマ型のアプローチとは異なり、学びの主体である学生自身が「発案」した「未来教室サティフィケートプログラム」を開講する。
・同プログラムは、学生の声を活かし、「大学での学びがどのような形で社会と繋がるのか」に主眼を置き、自立した主体として他者と協働しつつ、社会に貢献するために必要な、多様なテーマを設定している。
 本プログラムの修了者は、専門領域での学びと社会課題を結びつけて解決の糸口を探る、アナロジー思考の能力や、フィールドワーク・各種講座などへの参加体験に基づく「大学の学びと社会との繋がり」についての主体的な気づきを言語化する能力(※1)を身に付けることを狙いとしている。
・プログラム名称や所定要件を充足した学生に授与するサティフィケート(オープンバッジ)デザインも、学生提案をもとに構成されている。
※1:大学が実施(主催・共催)する講座等に参加し、そのなかでの体験や気づき、考察を「学びと体験レポート(Experiential Learning Paper 略称:ELP)」としてまとめることを修了要件の一つにしている。

◆「(学生発案型)未来教室サティフィケートプログラム」について
 本学は15学部38学科を擁する総合大学であり、その多様なリソースを組み合わせたサティフィケートプログラムをすでに複数開講しています。今回、その枠組みを使った新たなプログラムの提案を学生たちに任せました。「新たな教育プログラム創設学生サポーター制度」として参加者を公募した結果、13名の意欲のある学生が参加し、「自分たち学生はどのような問題意識を持っているか」・「大学の教育に何を期待しているか」等について考え、調査し、取りまとめるといった約半年間の活動を通じて、大学側に最終提案がなされました。
 学生から提案されたテーマは、従来の学部・学科の枠を越えて、「キャリア形成」・「ファイナンス、資産形成」や「心身の健康とジェンダー問題」・「災害と危機管理」・「コミュニケーション能力向上」・「自己表現」など、現代の学生の多様な関心と基本的な人間力を高められる分野への興味・関心に基づく提案がありました。さらには、大学での学びがどのような形で社会と繋がるのかを理解し、言語化することを目的とした「社会体験への参画」のニーズも提起されました。これらの学生からの最終提案をベースに、教員も交えたプロジェクトのもとで最終的に編成されたプログラムが、この「(学生発案型)未来教室サティフィケートプログラム」です。

◆サティフィケートプログラムとは
 サティフィケートプログラムは、学術・学際的な領域テーマを設定し、高度化・複雑化する社会課題を解決するために「学び」の幅を広げることを目的にしています。所属する学部の学びだけでは修得することが出来ない、様々な学問領域を包含するプログラム構成になっており、実践知を育むことにも寄与するものです。
 本学は、長期ビジョン「HOSEI2030」を策定し、教学面でのテーマとして、大学としての教育研究体制を「大括り化」して再編成することを掲げています。その取り組みの一環として、15学部がそれぞれ持つ多様な教育・研究リソースを利活用し、従来から存在する「他学部公開科目制度」を発展させ、社会の要請に基づいたテーマのもとに系統立てて、学部横断で学ぶことができる教育プログラムとしてサティフィケートプログラムの充実を図ってきました。



◆これまでに開講したサティフィケートプログラム
 2019年度には、SDGsへの理解を深めることを目的に、全学部から提供された「SDGs科目群」から履修する「SDGsサティフィケートプログラム」を開講しました。このプログラムを皮切りに、2020年度には、新しい都市を築くためのデザインを文理横断的に学ぶ「アーバンデザインサティフィケートプログラム」、2021年度には、多様性の理解を深める「ダイバーシティサティフィケートプログラム」と、これまで3つのサティフィケートプログラムを開講しています。


サティフィケートプログラムの詳細はこちらからご覧いただけます。
 https://www.hosei.ac.jp/kyoiku/tayosei/sogo/certificate_program/

法政大学は、今後も引き続き、教育プログラムの強化・拡充を目指していきます。


▼本件に関する問い合わせ先
法政大学総長室付教学企画室
TEL:03-3264-9930
メール:kyogaku@hosei.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
法政大学
ホームページ
https://www.hosei.ac.jp/
代表者
廣瀬 克哉
上場
非上場
所在地
〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1

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