3月12日(スイーツの日)に合わせて、スーパー・コンビニスイーツに関する世代別の嗜好や意識を調査
洋生菓子を製造・販売する株式会社モンテール(本社:埼玉県八潮市)は、2007 年より毎年行っている「スーパー・コンビニエンスストア(以下コンビニ)の洋生菓子(以下スイーツ)」に関する経年変化をまとめた調査に加え、今年度は世代別(Z世代:16~25歳、ミレニアル世代:26~41歳、ポストバブル世代:42~51歳、バブル世代:52~65歳、セカンドライフ世代:66~74歳)に月1回以上スーパー・コンビニスイーツを購入する人を対象とした調査を行い、「スイーツ」に関する意識や嗜好(しこう)などをまとめた「スーパー・コンビニ スイーツ 白書 2023」を作成しました。3 月 12 日の「スイーツの日」に合わせて、以下に主な調査結果を発表します。
モンテール「スーパー・コンビニ スイーツ白書2023」
https://www.monteur.co.jp/storage/news/2023sweetshakusho.pdf
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「スーパー・コンビニ スイーツ白書2023」 概要
1、スイーツを買う場所・理由
●購入場所は、1 位「スーパー」63.2%(昨年 60.4%)、2 位「コンビニ」56.4%(同 53.3%)、3 位「専門店」23.3%(同 21.0%)。上位3項目の購入者がいずれも増加。
●スーパーの購入は「疲れを癒す」「家族での団らんを楽しむため」が高く、コンビニの購入は10代は「ご褒美」、20代・30代は「ストレス緩和のため」が高い。
●スーパー・コンビニでスイーツに使う金額は平均「211円」で昨年より3円アップし、過去最高値を更新。
2、スーパー・コンビニのスイーツ 人気ランキング
●よく買うスイーツランキング 1 位「シュークリーム」(70.3%)、2 位「プリン」(48.2%)で16年連続のトップ2 。
●人気のスイーツの食感は「なめらかな」(42.0%)が8年連続の1位。
3、スーパー・コンビニでスイーツを買う・食べるシーン
●スイーツを食べる場所は今年も「自宅」(97.6%)が最も多い。続く「職場」(11.8%)はコロナ禍以降減少が続いていたが今年は微増。「屋外」も昨年より微増。
●スイーツを食べる時間帯で最も多いのは「午後」(48.8%)。次いで「夜」(42.9%)、「夕食時」(25.2%)。「夜」は昨年より3.6ポイント増加して4割を超え過去最高値に。特に女性が増加し、夜にスイーツを楽しむ人は年々増加。
4、世代別調査結果
●スーパー・コンビニスイーツの購入頻度では、「ほぼ毎日」購入は「Z世代」「ミレニアル世代」で多い。
●スーパー・コンビニスイーツに関する情報源の1位は全世代で「テレビ」。「Z世代」「ミレニアル世代」の女性は「Instagram」が特に割合が高く、若い世代でSNS信頼度が高い。
●「Z世代」の約3人に1人はSNSでスーパー・コンビニスイーツの投稿もしくはシェアをしたことがある。最も投稿およびシェア経験が多いのは、「男性・Z世代」。
●「甘さしっかり派」と「甘さ控えめ派」はほぼ半数ずつ。若い世代は「甘さしっかり派」が多数だが、年代が上がるにつれ「甘さ控えめ派」が増加し、「セカンドライフ世代」は71.0%が「甘さ控えめ派」。
●「Z・ミレニアル世代」で「チョコ」人気!「ポストバブル世代」以上に人気の「バニラ」。
●スーパー・コンビニで「価格を気にせず購入」する人が最も多いのは「Z世代」。またコンビニでは価格を気にするよりも好きなスイーツを買う意識が高め。
●「セカンドライフ世代」は、多少価格が高くても「信頼できるブランドや企業のもの」「体に優しい素材で作られたもの」を購入したい傾向。
●スーパーでは「流行はしていないが、自分の好きなスイーツ」を購入したい人が約6割。
コンビニでは「流行している」「今後流行しそう」なスイーツの重視率が「Z世代」を筆頭に高い。
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《「スーパー・コンビニ スイーツ白書2023」 トピックス》
近年、意識や消費傾向が注目される「Z世代」など、時代背景とともに区切った世代ごとにスイーツの楽しみ方に違いがあるかを今年は調査しました。
以下5つの世代ごとに男女各500人ずつ(合計5,000人)、月に1回以上「スーパー・コンビニのスイーツ」を購入する人に対して調査を行いました。
【世代分類】
「Z世代」:16~25歳
「ミレニアル世代」:26~41歳
「ポストバブル世代」:42~51歳
「バブル世代」:52~65歳
「セカンドライフ世代」:66~74歳
●スーパーとコンビニいずれも「ほぼ毎日」購入している人は「Z世代」が一番多い
「スーパーのスイーツ」の購入頻度では、調査対象者(月に1回以上スーパー・コンビニのスイーツを購入する人)のうち45.0%が「週に1回以上」(「週に1回」以上の合計)購入していることが分かりました。「Z世代」(49.4%)と「ミレニアル世代」(49.8%)で「週に1回以上」の割合が高く、さらに「ほぼ毎日」と回答した人は「Z世代」(7.2%)と「ミレニアル世代」(5.3%)で特に多いという結果で、若い世代ほど習慣的に「スーパーのスイーツ」を購入している人が多いことが分かりました[図1・2]。
●甘さの好み「Z世代」は「甘さしっかり派」が多数!世代が上がるにつれて「甘さ控えめ派」が増加
スーパー・コンビニのスイーツの甘さの好みでも、世代による違いが見られました。全体では「甘さしっかり派」は46.7%(「甘さしっかり」「どちらかといえば甘さしっかり」合計)、「甘さ控えめ派」は53.3%(「甘さ控えめ」「どちらかというと甘さ控えめ」合計)で、やや「甘さ控えめ派」が多いものの、ほぼ半数ずつとなりました。
世代別で最も「甘さしっかり派」が多かったのは「Z世代」(男性:66.6%、女性:64.6%)でした。続いて「ミレニアル世代」(男性:60.0%、女性:51.0%)では男性は6割、女性は5割となりました。いずれも男性の方が甘さしっかりを好むという結果に。
「ポストバブル世代」では、男性は「甘さしっかり派」が55.8%の一方、女性は「甘さ控えめ派」の方が60.8%と多く、男女で好みが分かれる世代であることが分かりました。
「バブル世代」以上は、「バブル世代」(男性:57.8%、女性:70.6%)、「セカンドライフ世代」(男性:65.8%、女性:76.2%)と、世代が上がるにつれて男女ともに「甘さ控えめ派」が多くなります。特に女性は「バブル世代」(70.6%)の7割、「セカンドライフ世代」(76.2%)の約8割が「甘さ控えめ派」となり、「ポストバブル世代」以上は「甘さ控えめ派」が一気に増える様子が分かる結果となりました[図3]。
●フレーバーの好み「Z・ミレニアル世代」で「チョコ」人気!「ポストバブル世代」以上に人気の「バニラ」
スーパー・コンビニのスイーツのフレーバーで好きなものを聞いたところ、全体での一番人気は「バニラ」(61.2%)となりました。「バニラ」は「ポストバブル世代」「バブル世代」「セカンドライフ世代」で1位を飾り、特に「セカンドライフ世代」からは68.2%の支持を集めました。一方、若い世代では「チョコ」(全体2位、「Z世代」1位、「ミレニアル世代」1位)が人気です。全体では「バニラ」「チョコ」に続き、3位「ミルク」(50.0%)、4位「苺」(40.8%)、5位「チーズ」(38.5%)でしたが、「Z世代」は5位に「キャラメル」(34.8%)が、「セカンドライフ世代」は2位に「あんこ」(49.4%)、5位に「栗」(39.6%)と和風フレーバーがランクインしており、世代の特徴が出ているといえます[図4]。
●多少価格が高くても「Z世代」は「映え」、「セカンドライフ世代」は「ブランド」も重視
スーパーのスイーツを「価格を気にしないで購入する」「多少価格が高くても、食べたいものを購入する」と回答した方に、スイーツを選ぶ際に「多少高くても、どのようなものを購入したいか」を聞くと、全体では 「おいしいもの」(48.3%)、「自分が食べたいと思ったもの」(43.8%)がトップ2となりました。
特に「バブル世代」「セカンドライフ世代」はその割合が高かった他、「信頼できるブランドや企業のもの」「体に優しい素材で作られたもの」の割合も高い傾向が見られました。
「Z世代」は「ボリューム感のあるもの」(19.4%)の他、「見栄えが良いもの」(13.7%)、「SNS映えするもの」(9.9%)が、「ミレニアル世代」は「幸福感を得られるもの」(33.1%)がそれぞれ全体と比べて高く、世代ごとの特徴がうかがえました。
同様に、 コンビニでも全体では「おいしいもの」、「自分が食べたいと思ったもの」が同じくトップ2となりました。スーパーでは8位だった「話題になっているもの」は17.2%で5位となり、コンビニのスイーツには「話題性」を求める人が多い様子がうかがえます。
年代別にみると「Z世代」では「ボリューム感のあるもの」「見栄えが良いもの」「背徳感のあるもの」「SNS映えするもの」が、全体と比べて高い割合となりました[図5・6]。
●スーパーでは「流行はしていないが、自分の好きなスイーツ」を購入したい人が約6割、コンビニでは「流行している」「今後流行しそう」の重視率が「Z世代」を筆頭に高い
スイーツを選ぶ際、流行などをどのくらい意識しているかを聞いたところ、スーパーでは1位が「流行はしていないが、自分の好きなスイーツ」(57.6%)で約6割と、スーパーでは「流行とは関係なく自分の好きなものを買いたい」と考える人が多いようです。「ポストバブル世代」「バブル世代」「セカンドライフ世代」と、世代が上がるにつれて自分の好みを重視する傾向が強まっています。
一方、「流行しているスイーツ」を最も重視するのは「Z世代」(28.9%)で、「流行はしていないが、目新しいスイーツ」「今後流行しそうなスイーツ」と同様、若年層ほど重視率が高い傾向にあります。
コンビニでは、スーパーと同様「流行はしていないが、自分の好きなスイーツ」(49.5%)が1位で、「流行しているスイーツ」(30.9%)は、スーパーより10.4ポイント高い割合で2位にランクイン。特に「Z世代」は37.6%と約4割が回答しました。新商品が多く出るコンビニでは、「流行のスイーツを購入したい」と考える人が多いことが分かりました。「今後流行しそうなスイーツ」はスーパーより5.7ポイント高い15.4%となり、世代別では「Z世代」(22.2%)、「ミレニアル世代」(17.1%)で高くなっています。流行の兆しをキャッチしてスイーツを購入するという若い世代の特徴が見える結果となりました[図7・8]。
♦その他、詳しい調査データはこちらからご覧いただけます。
https://www.monteur.co.jp/storage/news/2023sweetshakusho.pdf
<調査概要>
◆スーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子(スイーツ)に関する調査・調査概要
・実施時期:2007 年から 2022 年まで毎年実施
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:16~64 歳の男女約 1,000 人
◆世代ごとにみるスーパー・コンビニの洋生菓子(スイーツ)に関する調査
・実施時期:2023 年 1 月21 日(土)~22 日(日)
・調査手法:インターネット調査
・調査対象: 世代(Z世代:16~25歳、ミレニアル世代:26~41歳、ポストバブル世代:42~51歳、バブル世代:52~65歳、セカンドライフ世代:66~74歳)ごとに、男女各500人ずつ(合計5,000人)、月に1回以上「スーパー・コンビニの洋生菓子」を購入する人
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《モンテールについて》
チルドシュークリーム・エクレアで売上 No.1*1 モンテールは、1954 年に創業した、シュークリームをはじめとするチルドスイーツの メーカーです。 「小さな洋菓子店」ブランドのシュークリームやエクレア、 ロールケーキなど、多彩なスイーツをスーパーマーケットやコンビニエンスストアで 販売しています。なかでもシュークリーム、エクレアは人気の定番商品です。定番商品は改善改良を続 けていて、チルドシュークリームカテゴリーで 2003 年から 19 年連続売上 No.1、チルドエクレアカテゴリー で 1999 年から 23 年連続売上 No.1 をモンテールのスイーツが獲得し続けています。
株式会社 モンテール
https://www.monteur.co.jp/
代表取締役: 鈴木徹哉
設立:昭和29年10月
売上高:279 億円(2021年 8 月期実績)
事業内容:チルドデザートの製造および販売
所在地:本社 〒340-0822 埼玉県八潮市大瀬三丁目1番地8