住友林業株式会社(社長:光吉敏郎、本社:東京都千代田区)は1月31日、「ウッドシティTOKYOモデル建築賞」
※1で奨励賞を受賞しました。対象の建築物は桐朋学園宗次ホールと上智大学四谷キャンパス15号館です。東京都が主催する本コンテストは2018年に始まり、林業・木材産業の成長を図ることを目的としています。木材利用の新たな可能性を開拓する革新的・モデル的な建築物や木質空間を表彰します。桐朋学園、上智大学の木材使用量と炭素固定量はそれぞれ930m3・746トン(CO2ベース)、111.85m3・84トン(CO2ベース)です。都市に木造建築を増やすことは木材の炭素固定効果から「街を森にかえる」ことにつながり、脱炭素社会の実現にも貢献します。
※1 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/01/31/15.html
■桐朋学園宗次ホール
木造3階建、CLT(直交集成板)を構造材とした初めての音楽ホールです。スギとヒノキのハイブリッドCLTを現し(あらわし)
※2として壁と天井に使用し、木質感あふれるホールに仕上げました。
※2 通常なら壁紙や天井板などの仕上げ材によって隠れる構造材を露出する仕上げ
<建築概要>
【2021年3月22日プレスリリース】木質感と音響効果あふれる CLT構造材初採用の桐朋学園宗次ホール竣工
■上智大学四谷キャンパス15号館
木造3階建ての耐火構造で、外装に多摩産材のスギを使用するなど地産地消にも貢献します。地域のサステナブルなランドマークを目指し、社会人教育や地域交流の拠点として活躍しています。
<建築概要>
■今後の取り組み
住友林業グループは森林経営、木材建材の製造・流通、戸建住宅や中大規模木造建築の請負、不動産開発、バイオマス発電など「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで森林のCO2吸収量を増やし、木材の活用で炭素を長く固定し続けます。当社グループは教育施設や商業施設など非住宅建築分野での木造化・木質化を推進します。木質部材の調達や製造、設計・施工にいたるまで、木の魅力を最大限に活かす建築物を通して付加価値の高い商品、サービスを提供し脱炭素社会の実現に貢献します。