近畿大学農学部農業生産科学科の学生たちが作った、なら近大農法(ICT農法)のイチゴをECサイトで販売開始します。



多くの方が農業に参入できる楽しい未来がすぐそこに!
豊洲市場ドットコムは農業の経験ゼロから挑戦する学生を応援します。
グルメ生鮮食品のECサイトを展開する株式会社食文化(東京都中央区築地、代表:萩原 章史)が運営する豊洲市場ドットコムにおいて、2023年2月10日(金)から、近畿大学農学部農業生産科学科(奈良県奈良市)の学生たちがなら近大農法(ICT農法)で栽培したイチゴをECサイトで販売開始します。また今後の展開として、メロンの取り扱いも予定しています。




【販売概要】
商品名 :近大ICTイチゴ
販売期間:2023年2月10日(月)~なくなり次第終了
販売URL:豊洲市場ドットコム
https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/1453
販売価格:約300g×2パック 2,160円(税込、送料別)
お問合せ:株式会社食文化
https://www.shokubunka.co.jp/contact/

【なら近大農法(ICT農法)を利用した栽培管理方法の確立に着手した近畿大学】
15学部49学科を擁する近畿大学は、養殖漁業、バイオコークス、環境・まちづくり、クリーンエネルギー、次世代農業など、持続可能な世界の実現に向けて数多くの研究や社会貢献活動を積極的に行う総合大学です。
農学部農業生産科学科植物感染制御工学研究室の野々村 照雄教授は、少子高齢化に伴う農業生産者の減少や、休耕地・耕作放棄地の増加などの社会問題を解決するために、なら近大農法(ICT農法)を利用した栽培管理方法の確立に着手しています。

【農法をマニュアル化することで、安定した品質・特性をもつ農作物を生産することができるように】
ICT(情報通信技術)を導入することで、農業初心者、女性、障がい者の皆さんにも容易に農作業ができるようになり、農作業の負担軽減、雇用確保にもつながると考えています。

【ICT農法により、農業は身近で気軽にできるものに】
農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、その追及が魅力でもありますが、新規就農者にとっては高いハードルでもあります。なら近大農法では、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理にICT(情報通信技術)を導入することによって、農作業の勘と経験に頼っていた部分を自動化し、農業初心者でも容易な栽培管理が可能となります。

【実際に農作業を行う、近畿大学農学部農業生産科学科の学生たちのほとんどは農業経験がゼロ】
農学部農業生産科学科では2017年から、ICT農法を用いた栽培を開始しました。学生たちは毎年入れ替わるので、当然経験や勘が働くこともなく、マニュアルだけが毎年更新され、受け継がれていきます。2017年に収穫されたメロンは400玉(1株に1玉)で、農業未経験者でも栽培することができました。この時に収穫したメロンは、スーパーや百貨店で販売しました。

【マニュアル化しにくい農業をマニュアル化して、ブレのない品質の果実を作り上げる】
なら近大農法では、農作業の負担軽減のために、肥培・日照・温度の管理が最も重要と考えます。
土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物(イチゴやメロン)に水分と液肥が自動的に供給されます。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地でもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機が温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。
例えばイチゴのマニュアルは、栽培指導を行う、いちごの縁F代表の藤原大輔さんの指導と、研究施設などのイチゴ栽培ノウハウを合わせた形でデータ化したものに、いつ・どのような作業を行ったのかをリアルタイムで細かく記録・保存し、次年度以降の栽培を同条件で行うために用いられます。新規就農者は、この栽培記録に基づいて栽培すれば、安定した収量で良質な果実を再現できます。

【効果的に水や液肥を与え、コスト削減効果も期待できるように】
このような完全自動化肥培管理システムの導入は、農作業の時間を大幅に削減できます。栽培面積にもよりますが、専業農家であれば1人で行うことが可能です。さらに、効果的に水や液肥を与えることで生産性も上がり、収穫量と品質の安定化へとつながることが期待されます。

【果物の持つ個性を引き出す】
イチゴの持つ魅力には、甘味と酸味のバランスなど味の面だけでなく、輸送などで傷みにくい・日持ちがするといった流通面があります。現在、国内では300種以上のイチゴ品種があると言われています。イチゴは品種により、甘味と酸味のバランス、果実の硬さ、形や大きさが異なりますので、それぞれの品種のもつ特性や特徴に適した栽培を行うことが、なら近大農法の目指す姿です。型にはめるのではなく個性を生かした栽培方法です。

【野々村教授の語る「なら近大農法」でできた果物が目指す未来】
ICT(情報通信技術)を活用してできたイチゴやメロンは、さまざまな加工品(六次産業化)にも用いることができます。生鮮品だけでなく加工品を販売することにより、幅広い消費者の皆さんに喜んでいただきたいと、野々村教授は考えています。さらに、「なら近大農法」では、「農の入口」から「農の出口」までの一連の過程にICTやIoT(モノのインターネット)を導入することで、安全かつ安心な農作物を、持続的に提供することを目指しています。
この「安全」かつ「安心」な農作物の提供は、農業を行う者に課せられた使命であり、その結果として皆さんを「笑顔」にできることがこのICT農法の一番の魅力だと、野々村教授は嬉しそうに語ってくれました。

<近畿大学>
近畿大学は、1925年創立の大阪専門学校と、1943年創立の大阪理工科大学を母体として、1949年、新学制により設立されました。
15学部49学科とすべての学問分野を究める大学院11研究科を持ち、17の研究所、2つの短大、併設学校18校園、さらに大規模な総合病院を2カ所に設置する、わが国でも有数の私立総合大学です。

<農学部農業生産科学科植物感染制御工学研究室 野々村 照雄(ノノムラ テルオ)教授>
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html
近畿大学農学部 https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
近畿大学アグリ技術革新研究所 https://www.kindai.ac.jp/atiri/

【販売協力】
<株式会社Delicious Revolution>
HP   :https://delirevo.net/
所在地:東京都荒川区東日暮里6-16-13
代表者:代表取締役 丸山 寛子
2016年創業。ストーリーのある食材の商品開発・レシピ開発、料理教室・イベント・ワークショップの開催を東京および全国で実施することをメインとしています。信頼できる生産者さんとタッグを組み、国産の果物の魅力を伝えるオリジナルブランド【KASANE】を立ち上げています。現在は、クラフトビールをメインに他の商品の開発や、関西圏や東京を中心に全国・海外への商品展開に力をいれています。

<株式会社 食文化「うまいもんドットコム」「豊洲市場ドットコム」>
2001年、インターネットやパソコンが出来ない生産者を支援するためのネット販売システムを構築し、日本人を元気にすることをミッションに掲げる中高年をターゲットにした産直グルメEコマース「うまいもんドットコム https://www.umai-mon.com/」を開業。
2004年、東京中央卸売市場(築地青果市場)と提携し全国の特選フルーツや野菜を宅配する市場直結EC「築地市場ドットコム(旧)」「豊洲市場ドットコム(現)https://www.tsukijiichiba.com/」をスタート。

【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 教授 野々村 照雄(ノノムラ テルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
アグリ技術革新研究所
https://www.kindai.ac.jp/atiri/

▼本件に関する問い合わせ先
広報室
住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL:06‐4307‐3007
FAX:06‐6727‐5288
メール:koho@kindai.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
近畿大学
ホームページ
https://www.kindai.ac.jp/
代表者
松村 到
上場
非上場
所在地
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3丁目4-1

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