日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、化学工業プラント用の低炭素オーステナイト系ステンレスシームレス鋼管「NEXAGEⓇ347AlPha(ネクサージュ 347 アルファ)」を新たに開発し、このたび、カナダの需要家向けに初受注しました。
日本製鉄は、過酷な環境用途に独自のオーステナイト系ステンレス鋼・Ni 基合金を開発し、次世代のマテリアルソリューションとして、NEXAGEⓇシリーズとして販売を開始しています。そのなかでも耐食性に優れた低炭素オーステナイト鋼のラインナップは、特に過酷な環境である原油やガス等を高温に加熱して分解、改質する化学工業プラントにおいて、お客様のメンテナンス性向上、ランニングコスト削減に貢献できる製品です。
今回の新製品である「NEXAGEⓇ347AlPha」は、低炭素オーステナイト鋼の特徴である耐食性、溶接部で発生する応力緩和割れの抑制効果に加え、汎用鋼347H に比べて高強度である優位点も併せ持つ独自開発鋼です。特に天然ガスから水素を製造するプラントでの使用にも適した材料であるため、カーボンニュートラル分野で貢献できることを期待しています。
日本製鉄は、今後もカーボンニュートラル社会の実現に向けて、社会全体のCO2 排出量削減に寄与する高機能鋼材とソリューションを提供してまいります。
以 上
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