大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
樟蔭中学校・高等学校(校長:楠野宣孝)は、2019年度より、教室で学習するのが苦手な生徒のために「キャリアサポートクラス」を設置し、きめ細やかな学習指導のもと個人に見合った進路実現を行っています。この取り組みは、生徒の特性や学習スタイルを尊重することを基本とした社会的自立に向けた支援という視点に立つものです。
本件のポイント
●生徒はコース・クラスに在籍しながら、CSクラスで学習可能。
●CSクラス独自の担当教員を配置し、在籍クラスの担任と連携してサポート
●CSクラスでは在籍クラスの時間割に沿った学習を行い、安心して学習できる環境を構築
■CSクラス独自の担当教員を配置し、きめ細やかなサポートを実施
本校のキャリアサポートクラス(以下CSクラス)は、一定の学力を持ち学習意欲があるにも関わらず、集団の中で授業を受けることが苦手ゆえ、不登校傾向がみられる生徒の学習を支援することを目的に設置されています。入学時はコース・クラスを決めつつ、日々の学習はCSクラスで行われます。教室は、窓ガラスに目隠しフィルムシートをはり、室内からは外はよく見え、外から室内の様子は見えない様になっています。一方、室内は優しい雰囲気に仕上げ、個々が安心して意欲的に学習できる環境を整えています。また、CSクラス独自の担当教員を配置し、日々の生徒の学習指導や相談、保護者からの連絡を在籍クラス担任と連携しながらサポートしています。こうした取り組みが功を奏して、CSクラスで自分を見つめ直すことができ、在籍クラスへ戻る生徒が多数います。
■在籍クラスの時間割に沿った学習
原則として「午前9時~午後3時まで在校」としており、生徒は、その日の学習内容を「登校日記」に記入し下校時に提出します。学習内容は、在籍クラスの時間割に沿った学習を行い、教科担当が用意した課題に取り組みます。単位認定及び進級・卒業判定については、CSクラス以外の生徒と同様に行い、9割の生徒が進級・卒業しています。
高校CSクラスの卒業生の9割が進学(大学・短大・専門学校)をしており、そのうち8割以上が、大学に進学しています。
■CSクラスで学習した生徒の主なコメント
・CSクラスには同じような境遇の生徒がいるので安心でき、自分らしくいられた。
・CSクラスで友達ができた。
・在籍クラスの授業と変わらない内容を自分のペースで取り組むことができた。
・CSクラスに登校することで、勉強や出席日数の心配が減り、体力や勉強に自信がついた。
・カウンセリングで話を聞いてもらえ、静かで落ち着いた環境で勉強ができて、振り返れば人間的に成長したと思う。
・少しずつ変わっていく自分を感じ、高校2年生から在籍クラスに戻ることができた。 など
▼本件の詳細
・樟蔭学園プレスリリース
https://www.osaka-shoin.ac.jp/files/3216/4923/2980/2022.No.1_.pdf
▼本件に関する問い合わせ先
学園広報課
梶田・江田
住所:大阪府東大阪市菱屋西4-2-26
TEL:06-6723-8152(平日9時~17時)
FAX:06-6723-8263
メール:gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/