2022年4月7日、ローマ – マセラティと ROKiT Venturi Racing は、ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン9への参戦を正式発表いたします。ファイティングスピリットと、絶えることのない画期的なイノベーションの追求でその志を同じくする両者は、今後長年に渡るパートナーシップ発表の場としてローマ E-Prixを選びました。
イタリアブランド史上初となるフォーミュラE選手権への参戦を果たすマセラティは、第3世代マシン「Gen3」と共にデビューを飾ります。史上最も速く、軽く、そしてパワフルなフォーミュラE のシングルシーターと謳われるこの最新マシンは、同時にデザイン、製造、テクノロジーといった幅広い側面においても数々のイノベーションを内包していることでも注目を集めています。
ローマ E-Prixを前に、ROKiT Venturi Racing は今シーズンの世界選手権において、チーム及びドライバー部門の双方でトップに立っています。チーム史上最高の成績となった昨シーズンは、2度の優勝、5度の表彰台を獲得し、エドアルド・モルタラがドライバー部門での準優勝を果たしました。
マセラティのCEO、ダヴィデ・グラッソ(Davide Grasso)は、次のように述べています:「モータースポーツでフォーミュラEに復帰することはマセラティにとって必然の成り行きでした。マセラティは情熱とイノベーションをブランドの原動力としています。我々は、同じ価値観と未来への展望を持つパートナーと共に、この冒険に乗り出せることを非常に嬉しく思っています。 マセラティと ROKiT Venturi Racing チームは、同じ決意と願望のもとに、世界中のレースサーキットで勝利をつかみ取ることを目指します。」
ROKiT Venturi Racing 会長兼マネージングパートナー、スコット・スウィード(Scott Swid)は、次のように述べています。「Gen3でマセラティと手を取り合うことは、我々にとって特別なニュースです。これはチームだけではなく、マセラティとフォーミュラEにとっても素晴らしいことですが、それ以上に、マセラティのようなアイコニックなブランドが、最上級のモータースポーツに復帰を果たす瞬間を見届けるファンにとって素晴らしい出来事です。これはフォーミュラEにおいて我々が長期的かつ強力な基盤を形成できるだけでなく、世界でも名高いブランドが最も進歩的かつ急成長を続けるモータースポーツへ参入することは、ブランドの原点に帰還するという、昨今のスポーツ界における最もエキサイティングなストーリーの1つとなるであろう瞬間なのです。」
ROKiT Venturi Racing CEO兼マネージングパートナー、スージー・ヴォルフ(Susie Wolff)は、次のように述べています。「マセラティとのパートナーシップの締結はチームの新たな章の始まりの象徴であり、メルセデスとのパートナーシップの成功に続いて、チームが望み得る最高の成果を手にしたことを意味します。モータースポーツ界で最も知名度の高いブランドの1つであるマセラティを世界的なフォーミュラ・シーンに復帰させる任務を任されたことは、ここ数シーズンの我々の成功を裏付けるものであり、商業的に成功し、タイトル争いの常連となった競争力を証明するものです。このコミットメントの元、チームは2023年から始まる次世代の戦いへ素晴らしい体制で臨むことができます。」
ステランティス モータースポーツのシニア バイス プレジデント、ジャン マルク フィノ(Jean-Marc Finot) は、次のように述べています:「マセラティフォーミュラEチームと この世界選手権で最も高い競争力を備えたチームの1つであるROKiT Venturi Racing がパートナーシップを締結したことを大変嬉しく思います。Venturi が持つ高い技術力は、マセラティにとっても重要な財産となることでしょう。マセラティのデザイン力、そしてVenturi のレーシングスキルと経験が組み合わさることで、非常に優れたパッケージがレースシーンに登場することになります。またパフォーマンスに対する両者共通のDNAと情熱も、このチームを一つにすることでしょう。」
ROKiT Venturi Racing
ROKiT Venturi Racing は、FIA フォーミュラE世界選手権の創設チームの1つで、2013年12月に同連盟初のオール電動カテゴリに参加した最初のチームです。シリーズ初年度の2014/15シーズン以降、毎年高レベルでのパフォーマンスを続ける数少ないチームの1つである ROKiT Venturi Racing は、年を追うごとにその実力を育んできました。過去最高の成果を挙げた2021年のキャンペーンでは、エドアルド・モルタラが世界選手権準優勝を果たしています。モナコに拠点を構えるチームのトップにはCEOのスージー・ヴォルフ(Susie Wolff)、チーム責任者のジェローム・ダンブロジオ(Jérôme D’Ambrosio)がおり、フォーミュラEの中でも最もジェンダーダイバーシティが高いチームであるだけでなく、サステナビリティ、EDI、技術革新、および卓越性といった要素を最優先事項に掲げています。詳細は、チームの 公式ウェブサイトをご覧ください。メディアハブへのアクセスおよびフリーコンテンツは、こちらからご登録ください。
Maserati S.p.A
マセラティは、その類例無き個性により、一瞥してマセラティと認識できる唯一無二のクルマを生産しています。マセラティは、そのスタイル、テクノロジー、そして、生粋の高級感で、ハイレベルな基準と審美眼をお持ちのお客様を魅了し、世界の自動車業界の見本となってきました。歴史にその名を刻む数々の伝統的モデルは、デザイン、パフォーマンス、快適さ、優雅さ、安全性というそれぞれの角度から「イタリアのスポーツカー」を再定義し、現在70か国以上の市場で販売されています。そのラインアップには、フラッグシップモデルのクアトロポルテ、スポーツセダンのギブリ、マセラティ初のSUVであるレヴァンテ、そしてスーパースポーツカーのMC20が名を連ね、いずれも最高品質の素材と傑出した技術をその特長とします。ギブリとレヴァンテには、ブランド初のハイブリモデルが用意されています。V6とV8のガソリンエンジン、4気筒のハイブリッドエンジンを搭載した3つのラインアップがあり、後輪駆動と4輪駆動からお選びいただけます。そして、ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテで選ぶことのできる、パワフルな580ps V8エンジンを搭載したトロフェオシリーズは、性能面においてマセラティブランドのDNAをより体現しています。更に、最高級のスーパースポーツカーMC20は、革新的なネットゥーノV6エンジンを搭載し、標準生産車のパワーユニットとしては初となる、F1由来のテクノロジーを採用しています。