名城大学（名古屋市天白区）薬学部の特任教授に、アトランタ、シドニー、アテネオリンピックの柔道競技3連覇という前人未到の実績をもつ野村忠宏氏と、NHK「おかあさんといっしょ」の第10代体操のお兄さんとして全国的な人気を博した佐藤弘道氏が4月1日付で就任しました。




　アトランタ、シドニー、アテネオリンピックの柔道競技3連覇という前人未到の実績をもつ野村忠宏氏と、NHK「おかあさんといっしょ」の第10代体操のお兄さんとして全国的な人気を博した佐藤弘道氏が4月1日付で本学薬学部特任教授に就任しました。
　両氏は本学薬学部健康・スポーツ科学研究室の梅田孝教授が弘前大学大学院医学研究科社会医学講座在職時代に学位（医学博士）指導を行った教え子で、学位取得後も梅田教授と継続した交流があり、今回、梅田教授の要請を受け2022 年度より特任教授として本学薬学部で講義を担当することとなりました。
　野村氏は本学アスリートサポートセンターが主催する「実践スポーツ医科学研究会」の世話人でもあり、同会が開設された2015年以降、毎年この会に参加し、本学とのつながりを深めてきました。佐藤氏は梅田教授とともに2019年に本学独自の健康づくり教材「健康サポート体操（DVD）」を作成しています。
　両氏が担当する講義は、薬学部1年次前期開講科目『健康・スポーツ科学理論』の一部であり、野村氏は「スポーツ医学（栄養）」に関する講義、佐藤氏は「地域保健（健康づくり）活動」に関する講義を担当します。また、佐藤氏は5年次後期開講科目『運動療法』の一部も担当し、「健康づくり体操」に関する実技指導も行います。
　両氏は、担当する講義はもちろんのこと、その他の活動や大学行事等においても本学関係者と積極的に交流を図り、本学の一員として教育、研究の発展、社会貢献に寄与していきたいと就任の抱負を語っています。



【名城大学薬学部長　神野透人教授のコメント】
　近年、薬剤師の世界では日本アンチドーピング機構認定「スポーツファーマシスト」としてアスリートのコンディショニング、健康管理を行うこと、2016年4月に厚生労働省により制度化された「健康サポート薬局」において地域住民の健康づくりを担うことが求められています。これらはいずれも「健康」をキーワードとした活動や取り組みであり年々、社会的ニーズも高まりをみせています。今回、野村、佐藤両先生に本学部特任教授に就任していただいたことにより、これまで本学部健康・スポーツ科学研究室を中心に行ってきた、これに関連する講義や活動がより充実したものになると期待しています。


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