■内容
特長1 複数機器の統合管理が可能
ネットワーク管理者はFらくねっと(R)にログインするだけで、各拠点に配置された複数機器の情報を一元的に管理し、運用負荷を大幅に軽減することができます。
Fらくねっと(R) サービスイメージ
特長2 過去に遡って機器の情報を参照可能
インタフェースのステータス情報やトラフィック量、ログ一覧、CPU/メモリ使用率等のリソース情報を見える化することによって、装置異常を一目で判断できるようになります。また、過去に遡っての参照も可能であるため、異常が発生したタイミングからの装置状態を追跡できます。さらに、機器の設定やファームウェアの変更履歴も管理することが可能です 。
統計情報画面(インタフェース毎)
特長3 機器の設定やファームウェア変更の一括実施や予約実施が可能
Fらくねっと(R)では業務支援の機能として、管理しているネットワーク機器へのファームウェアや機器設定の変更を複数機器へ一括で実施することが可能です。予約実施にも対応しています。また、機器設定変更に関しては、複数機器に同じ機器設定を投入できるだけでなく、機器ごとに一部パラメータの異なる設定を一括で投入することが可能です。
ファームアップ予約の画面
特長4 ローカルブレイクアウト(LBO)のポリシー情報を各機器に配布して適用可能
ネットワークサービス機能として、機器へのLBOポリシーの適用をサポートする機能を用意しています。当社にて用意したSaaS単位のLBOポリシーや管理者が独自に作成したLBOポリシーを選択して機器に適用することができます。拠点ごとに異なるLBOポリシーを配布することもできます。
Fらくねっと(R)から各機器へのLBOポリシー配信イメージ
管理可能なネットワーク機器
FITELnet(R) F70、F71、F220、F221
今後は他のFITELnetシリーズや他社ネットワーク製品も管理できるように拡張していく予定です。
※既に生産が終了した機種での対応予定はありません。
ライセンス
品名:Fらくねっと(R) BASIC
有効期間:1年/2年/3年/4年/5年
価格:販売代理店にお問い合わせください。
品名:Fらくねっと(R) TRIAL
有効期間:3カ月
価格:無償
エンハンス対応(予定)
下記機能に順次対応します。
● SaaSごとのトラフィック可視化:SaaSごとの利用状況(トラフィック量やLBO定期用状況)を可視化し、過去に遡った分析も可能とします。
● アプリケーションアドオン機能との連携:FITELnet(R) F70、F71、F220、F221のアプリケーションアドオン機能と連携して、OSS(注4)アプリケーションの配信やバージョン管理を可能とします。
● ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)対応:機器をネットワークに接続して起動するだけで、必要な設定を機器に取り込むZTP機能に対応します。
● マルチベンダ管理:FITELnetシリーズの対応だけでなく、他社のネットワーク製品も管理できるように拡張します。
● オンプレミス(注5)対応:クローズドネットワークでもFらくねっと(R)の機能を利用していただけるように、お客様のオンプレミス環境で利用することを想定したパッケージ提供に対応します。
Fらくねっと(R)詳細
https://docs.f-rakunet.jp
■用語解説
(注1)SaaS(Software as a Service):クラウドで提供されるソフトウェア。クラウド上でソフトウェアを稼働させ、ユーザーはネットワーク経由でソフトウェアを利用できる。
(注2)ローカルブレイクアウト(LBO):OSアップデートなどSaaSへのアクセスによる特定のトラフィックの帯域占有を、企業内のネットワークとデータセンタを介さず、直接インターネットに流す構成。
(注3)LBOポリシー:どのようなトラフィックを企業内のネットワークとデータセンタを介さず、直接インターネットに流すかを定義した情報。
(注4)OSS:ソースコードが無償で公開されていて、利用や改変、再配布が許可されているソフトウェア。
(注5)オンプレミス:使用者の管理している設備を使った情報システムの運用。
※「FITELnet」は古河電気工業株式会社の日本における登録商標です。
※「Fらくねっと」は古河ネットワークソリューション株式会社の日本における登録商標です。
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。