日本映画大学(川崎市麻生区)は1月21日(金)・22日(土)・23日(日)の3日間、第3回身体表現・俳優コース卒業公演を開催する。当日は、同コースの4年生らが「目一つの神」(台本・演出:天願大介)を上演。4年間の集大成として、学んできたことを舞台の上で表現する。入場無料、事前申込制(各公演60名)。
日本映画大学は、前身となる日本映画学校時代に俳優科を設置しており、俳優をはじめとする多くの芸能人を輩出してきた歴史がある。
その歴史を踏まえて同大は2016年、映画学部映画学科に身体表現・俳優コースを設置。同コースでは、映画制作を一通り経験し、スタッフの勉強もするというアプローチをとっており、学生らは1、2年次に映像制作などを習得した上で、3年次から専門的に身体表現を学ぶ。
このたび、同コースでの4年間の学びの集大成として卒業公演を開催する。この公演は、舞台制作を学びつつ、映像演技も向上させることを目的としたもの。学生らはこの経験を通して、演出の助けになる俳優を目指していく。概要は下記の通り。
◆身体表現・俳優コース 卒業公演「目一つの神」概要
【日 時】
・1月21日(金) 19:00
・1月22日(土) 14:00/18:00
・1月23日(日) 14:00
※各回30分前開場
【会 場】
新宿THEATER BRATS[シアターブラッツ](東京都新宿区新宿1-34-16 清水ビルB1)
[アクセス] 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」下車徒歩3分
【出演者】
近藤勝斗 毛悦 明石友洋
嶋崎友也 宮田あさひ 山名功起
西園拓矢 ヨウイーモン スティーブン豊
【台本・演出】 天願大介
【入場料】 無料(全席自由)
【定 員】 各回60名(先着順)
【申 込】
申し込みフォームに観劇日時、氏名、連絡先を入力して送信
[申し込みフォームURL]
https://www.eiga.ac.jp/8th-graduation-performance
【主 催】 日本映画大学
【新型コロナウイルス感染症対策に関するご案内】
・劇場内ではマスクの着用、入口での検温、手指の消毒等のご協力をお願いいたします。
・劇場内での飲食はご遠慮ください。
・発熱や咳など風邪の諸症状がある方、また体調が優れない方はご観劇をお控えください。
・社会的距離の確保の徹底をお願いいたします。ロビー・劇場内での会話はなるべくお控えください。
・本公演はご面会をお断りしております。
※ 当日、ご入場前の検温で37.5度以上の場合は、ご観劇いただけません。予めご了承ください。
■天願大介学長のコメント
日本映画大学身体表現・俳優コース、三回目の卒業公演です。
この期の学生たちはコロナに苦しめられました。だからなのかシリアスな話を好むようで、そんな彼らの意を汲み、少々重い内容の舞台になりました。もちろん重いだけの芝居にならぬよう、いろいろと趣向を凝らしております。
「戦場」の場面はK君、「上海」はY君の提案から生まれました。「神様」は上田秋成の『春雨物語』をアレンジしたものです。
彼らは二年間で、多少の技術を習得しました。しかし俳優にとって大切なのは、技術よりも意識だと私は考えています。
表現することを選んだ者は、すべてをさらけ出す覚悟と、負けを恐れず前へ踏み出す勇気を持たなければならない。進めば滅多打ちにされるかもしれない。立ち直れないほど傷つけられるかもしれない。でも、踏み出さなければ何も始まらないのです。
厳しい稽古の中で、少しずつ彼らの意識は変わってきました。
さあ、不安と可能性に揺れる、今しか見ることのできない彼らの姿を、お見せいたしましょう。今回の隠し味は「ブレヒト」です。
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・日本映画大学が12月25~27日に第2回身体表現・俳優コース卒業公演「COVID-9」を開催 -- 4年間の集大成として上演(2020.12.19)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-45005.html
▼本件に関する問い合わせ先
学生支援部
石塚崇央
メール: sotsukou2021@eiga.ac.jp
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