神田外語大学と金沢工業大学 教育・研究活動に関する連携協定を締結~11月18日(木)にオンライン調印式とアバターロボットを使用した交流活動を紹介~



神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)と金沢工業大学(石川県野々市市/学長:大澤敏)はこのたび、教育・研究活動に関する連携協定を締結し、2021年11月18日(木)にオンラインによる調印式を実施しました。本締結をもって、人文系の神田外語大学と工学系の金沢工業大学は、互いの異なる専門分野の特徴や強味を生かし、教育・研究の充実と相互連携を強化していきます。また、これまでにないイノベーションを生み、ニューノーマルの時代にたくましく未来を切り拓いていく力を備えた人材を育成したいと考えています。




 神田外語大学は「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という建学理念のもと、1987年の開学以来、世界の懸け橋となる人材を育成してきました。キャンパス内には語学学習や、異文化理解教育のための特徴的な施設を備え、実践的な語学運用能力と高いコミュニケーションスキルを備え、国際社会で活躍できる、グローバル人材の育成を目指しています。
 金沢工業大学は、人間形成を目的とする「教育付加価値日本一」をビジョンに掲げ、教育、研究、サービスの卓越性を追及し、「自ら考え行動する技術者の育成」を目標に、社会で活躍するために必要な力を身に付ける実践的な教育に取り組んでいます。
 両大学の専門分野は異なるものの、SDGsの目標にもある学生の教育の充実を第一主義に掲げる理念は一致しており、文系と理系それぞれの特徴と強みを生かし、これまでも学生のために実質的な取り組みを行ってきました。

 このたび、金沢工業大学が文部科学省の「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(Plus-DX)」補助金事業に採択され、「DXによる時間と場所の制約を超えた学びの場の創出」における事業の一環として、両大学を繋ぐ多地点等身大接続システム「SmoothSpace(*[1])」を本学に設置することになりました。本学でも文部科学省の同補助事業に採択されており、「KUIS DX Experience ~デジタル・パートナー・プラットフォームの構築~」に向けて、全学を挙げてDXの推進に取り組んでいますが、本機器を導入し、両大学の交流・連携をこれまで以上に強化することで、DXの効果的な推進とイノベーションを生むことが期待されます。

 
 両大学はこれまで形式的な調印は望まず、あえて包括連携の取り交わしをしておりませんでしたが、これまでの連携実績の蓄積から、さらに交流関係を昇華させたいと考え、大学間連携協定を結ぶ運びとなりました。11月18日(木)の調印式はこのたび設置されたSmoothSpaceを活用し、遠隔で実施されました。また、調印式の後には両大学の学生から、すでに取り組み始めた交流活動の紹介があり、その間、両大学の学長がアバターロボットに映し出されました。学生からは、「金沢と千葉という距離を感じることなく本当に目の前にいるようだった」といった声が聞かれました。

*[1]SmoothSpaceについて:離れたオフィス間や工場、研修室などを等身大の映像で常時接続する国内で開発されたソリューション。会議用のみならず、普段オフィスで行っている何気ない会話やコミュニケーションを誘発するツール・環境として、さまざまな企業に採用されている。


◆連携協定に基づく取り組みの内容(予定)
・合同授業および単位互換に向けた検討
・PBL(Project Based Learning)活動の連携
・教職員のFD、SD交流
・地域と連携したSDGsをテーマとした学生交流活動

◆神田外語大学×金沢工業大学の主な連携実績
2017年12月:本学の宮内学長が金沢工業大経営情報学科の授業にゲストスピーカーとして登壇
2018年11月:金沢工業大学大澤学長によるAI、ビジネス、キャリア、コミュニケーションをテーマにした学内講演会開催
2019年3月:金沢工業大学が開発した「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」のファシリテーター研修に参加
2019年5月:金沢工業大学SDGs推進センター長による講演会、宮内学長とのトークセッション開催
2019年6月:本学の豊田聡准教授発案の国際力養成カードゲームの体験ワークショップを金沢工業大学にて開催
2019年8月:金沢工業大学主催の「ジャパンSDGsサミット」を本学にて開催
2021年9月:多地点等身大接続システム「SmoothSpace」設置

◆両大学学長コメント
【神田外語大学 宮内学長】
この度は金沢工業大学のおかげでこの様な素晴らしい機会と環境を作ることができました。今後どのように活用していくかは、若い学生同士が話し合い、互いの意見を尊重し合って見つけて欲しいと考えています。今は変化が著しく、空間を飛び越えられる時代になっています。次に何ができるのか。今後の進化の中で何ができるか。この連携で、若い人たちの自由な発想で新しいシナジーがより一層生まれることを心より期待しています。

【金沢工業大学 大澤学長】
この度導入したSmoothSpaceを使うと、すぐ近くでお話ができているように感じます。このように双方のキャンパスを繋げ、互いの学生が日々交流することができないかと新型コロナウイルスが流行する前から、神田外語大学とは協議しており、それがこの度正式に実現しました。既に本システムを使って両大学の学生が一緒にコンテストに参加したり、SDGsの取組みを行ったり、さまざまなことに挑戦しています。テクノロジーに強みのある本学と、グローバル教育に強みのある神田外語大学がコラボレーションすることで、両大学の学生にとって、学生生活がより有意義なものになることを強く期待しております。


◆今後の取り組み
金沢工業大学が製品化した「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」の「スペイン語圏版」を金沢工業大学経営情報学科平本督太郎研究室の大学院生と本学のイベロアメリカ言語学科スペイン語専攻青砥清一教授ゼミの学生が共同制作します。本学では、ゼミ学生がすでに製品化されたカードゲームをスペイン語に翻訳するとともに、スペイン語圏諸国特有の社会問題やリソースを取り入れた新たなカードの作成に取り組みます。金沢工業大学では全体監修およびカードゲームプロトタイプを作成するなど、双方が得意とする分野で協働しながらプロジェクトを進める予定です。
カードゲームの多言語化による利用層の拡大や、他国の文化的背景に起因する社会問題を自国と比較することで他者・異文化への理解を深めることも期待されます。

◆関連情報
・金沢工業大学SDGs推進センターwebページ:
( https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/ )
・金沢工業大学SDGs推進センター長による講演会及び、本学宮内学長とのトークセッション概要:
( https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/20531/ )
・「第2回ジャパンSDGsサミット」概要:
( https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/52717/ )
・「THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」のご紹介(金沢工業大学SDGs推進センター)
( https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/topics/2021/0423.html )


▼本件に関する問い合わせ先
学校法人佐野学園(神田外語グループ) グループコミュニケーション部
室井優太朗
住所:東京都千代田区内神田2-13-10
TEL:03-3258-5837
FAX:03-5298-4123
メール:media@kandagaigo.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
神田外語大学
ホームページ
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/
代表者
宮内 孝久
上場
非上場
所在地
〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉1-4-1

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所