同志社大学は、卒業生のUターン・Iターン就職支援のため新潟県と就職促進に関する協定を締結し、2021年8月20日(金)に新潟県庁にて協定締結式を開催しました。
卒業生が全国で活躍する人材となることを目指し、同志社大学(京都市上京区/学長:植木 朝子)は新潟県と、新潟県出身者のUターン就職および県外出身者の新潟県へのIターン就職の促進に向け就職協定を締結しました。
近年、少子化と都市部への人口集中が続き、全国の企業や自治体では地元・他府県出身の学生の就職促進が重要な課題となっています。
一方、コロナ禍でオンライン面接等が普及したことで、居住地以外のエリアを対象とした就職活動の可能性は大きく広がりつつあります。
しかし都市部の大学生にとって他府県への就職に関する情報やマッチングの機会はまだまだ少ないのが現状です。
そこで同志社大学では、これまでに23府県と就職協定を結び、学生や保護者への情報提供や就職実績の共有、インターンシップ支援などで連携を強化してきました。
今回の新潟県との協定では、他に例のないLGBTQ+の学生などのダイバーシティに配慮した就職支援にも取り組む予定です。
就職協定締結式は8月20日(金)13時10分より、新潟県庁・東回廊行政庁舎にて行われました。
式の内容は以下のとおりです。
● 協定書への署名
● 写真撮影
● 知事及び同志社大学学長からのあいさつ
● 質疑応答
同志社大学学長:植木朝子 あいさつ
「本日晴れて、新潟県と同志社大学との就職協定が締結できましたことに心から感謝申し上げます。
本学の創立者・新島襄の言葉に、『知の塩たる人物の育成』というものがあります。同志社大学では、単なる知識や技術だけではなく 『一国の良心』とも言えるような徳ある人物を養成するということを目標としており、ニューノーマルの社会変革期にあって、未来の新潟を支える人物を養成することを本学の使命と考えています。
また今回の協定には、現在本学が取り組んでいるダイバーシティ推進の一環で、留学生・障がいを持った学生・LGBTQ+学生への就職支援が盛り込まれています。 就職協定にこうした視点が盛り込まれるのは珍しいことですが、新潟県からの深いご理解で実現することができました。
今回の協定により新潟県の企業を広く学生全体に周知、また新潟県の企業に県外の学生を入れ活性化を促進という双方の効果を期待し、より一層の連携強化と就職支援そして地域の活性化に結びつけ、新潟県と日本の発展に寄与することを心から願ってご挨拶とさせていただきます。」
新潟県知事:花角英世 あいさつ
「今回の協定締結においては、植木学長はじめ大学関係者の皆様、またOB会の斎京県議にも大変ご尽力いただき心から感謝申し上げます。
新潟県は近年人口減少という深刻な課題を抱えており、同志社大学に100名以上在籍する県出身の学生にぜひ新潟へ戻ってきてもらいたいと願っております。
また他府県の若者にも新潟の魅力に触れてもらい、新潟県で働いてみたい・生活してみたいと感じてもらうため、様々な世代への就職の働きかけを続けております。
関西圏では新潟県の知名度や存在感が首都圏と比較して相対的に低い傾向がありますが、今回の協定を契機として、新潟県内の企業のビジョンや要望、インターンシップ制度などの発信と交流・人的サービスをより充実させ、『働く場』としての新潟をアピールしてゆく所存です。」
今後はこの就職協定を活用し、新潟県出身学生のUターンや京都および他府県出身学生のIターンについて情報発信や説明会等を積極的に行うとともに、新潟県での就職や居住の魅力を伝え、幅広く全国で活躍する人材を育成・支援していきます。
▼本件に関する問い合わせ先
同志社大学
住所:京都市上京区今出川通烏丸東入
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メール:ji-koho@mail.doshisha.ac.jp
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