日本映画大学の3年生が5月14日~17日まで学生企画上映会「手紙と映画 ~拝啓、スクリーンの前のあなたへ~」を開催 -- 『自由が丘で』上映後にはライターの西森路代氏とハン・トンヒョン准教授のトークショー



日本映画大学(川崎市麻生区/学長:天願大介)は5月14日(金)~17日(月)まで、川崎市アートセンターにおいて学生企画上映会「手紙と映画 ~拝啓、スクリーンの前のあなたへ~」を開催する。これは、映画学部3年生の授業「上映企画ワークショップ」の一環として実施するもので、学生自らがテーマや作品の選定、ゲストの出演交渉、チラシ制作などの広報活動を行い、映画館で特集上映する。
また、5月15日(土)の『自由が丘で』上映後には3月に刊行された『韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020』の共著者のふたり、ライターの西森路代氏とハン・トンヒョン准教授のトークショーを予定している。




●企画趣旨
 2020年に新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、人々は外出自粛となり、その影響で友達や恋人、遠く離れた家族にも会えなくなってしまった。しかし、現代の世の中は便利なもので携帯電話があるため遠く離れていても連絡が取れる。
 だが、思い出してほしい、手紙という感覚を。相手のことを想像しながら文章を書いて送る。その手紙が相手に届いたのだろうか、相手からの返事はまだなのだろうかとドキドキするあの時間。そして、ようやく自分が送った手紙に対する返事が相手から返ってくる。それを現代の日本人にもう一度味わってほしい。確かに、携帯電話でも出来るじゃないかと思う人もいるだろう。だが、文字から伝わってくる気持ちが全然違うのだ。例えば小さな子供から送られた手紙と、メールやLINEでは感じ取れるものが明らかに違う。手紙の方が手書きのため一生懸命に文字を覚えて書いてくれたんだ、自分のために書いてくれたんだと温かい気持ちになる。
 さらに、携帯電話での連絡が当たり前となり、単純作業となっている世の中で、手紙を書くという行為はある意味古き良き文化を体験できることではなかろうか。あえて手間をかけて、時間をかけることによって自分の想いを伝えられるし、相手の想いも伝わってくる。手紙は私たち人間と同じく色々な感情を持っている。喜びだったり悲しみだったり、時には怒りだったり。でもそれは、私たち人間の手によって感情が生まれるのであり、元々手紙というのは無感情なものである。その無感情な手紙に私たちが手書きで命を吹き込むことにより感情豊かな手紙というものが生まれるのだ。一通だけでもいい。紙とペンを持って机に向かう時間を楽しんでほしい。
今だからこそ、そんな奥ゆかしい「手紙文化」に彩られた映画たちにもういちど会いたい。
企画リーダー:日本映画大学 身体表現・俳優コース4年 西園拓矢
企画メンバー:王天禹、上岡玄、篠田君明、須藤瑞希、高木小春、高橋実奈

●「手紙と映画 ~拝啓、スクリーンの前のあなたへ~」に寄せて
 日本映画大学の3年生が受講する「上映企画ワークショップ」では、学生たちがテーマを決めて上映会の企画を練り、作品選定、ゲスト交渉、広報宣伝なども自ら手がけ、総仕上げとして川崎市アートセンターで上映会を開催しています。これまで毎年2月に「団地」「夫婦」「親子」「ディストピア」「ライブ」といったテーマの特集上映を行ってきましたが、今回からアルテリッカの一環として5月に開催することになりました。お題は「手紙」。劇中で手紙が効果的に使われる9作品が並びます。お楽しみください。
(担当教員:石坂)

[プログラム]
■5月14日(金) 日本映画Day
・14:25~『キサラギ』
 監督:佐藤祐市
 2007年/日本/108分/アメリカンビスタ/35mm
・16:45~『配達されない三通の手紙』
 監督:野村芳太郎
 1979年/日本/131分/ビスタサイズ/35mm

■5月15日(土) アジア映画Day
・14:10~『海角七号 君想う、国境の南』
 監督:ウェイ・ダーション
 2008年/台湾/130分/シネマスコープ/35mm
・16:50~『自由が丘で』
 監督:ホン・サンス
 2014年/韓国/67分/アメリカンビスタ/DCP
 ※上映後トーク:西森路代[ライター]×ハン・トンヒョン[日本映画大学准教授(社会学)]

■5月16日(日) アニメDay
・14:10~『ももへの手紙』
 監督:沖浦啓之
 2012年/日本/120分/ビスタ/DCP
・16:40~『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』
 監督:藤田春香
 2019年/日本/90分/シネマスコープ/DCP

■5月17日(月) インド + 欧米Day
・12:00~『めぐり逢わせのお弁当』
 監督:リテーシュ・バトラ
 2013年/インド・アメリカ・ドイツ・フランス/105分/シネスコ/DCP
・14:15~『手紙は憶えている』
 監督:アトム・エゴヤン
 2015年/カナダ・ドイツ/95分/ビスタサイズ/DCP
・16:20~『ゴッホ 最期の手紙』
 監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン
 2017年/ポーランド・イギリス・アメリカ/95分/DCP

◆日本映画大学 学生企画上映会「手紙と映画 ~拝啓、スクリーンの前のあなたへ~」
【日 程】 2021年5月14日(金)~17日(月)
【会 場】
 川崎市アートセンター アルテリオ映像館(小田急線・新百合ヶ丘駅北口・徒歩3分)
 http://kac-cinema.jp   
【主 催】 日本映画大学
【共 催】 川崎市アートセンター/川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)2021実行委員会/川崎市/川崎市教育委員会
【後 援】 「音楽のまち・かわさき」推進協議会/NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり/「映像のまち・かわさき」推進フォーラム
【上映協力】 ロングライド/ビターズ・エンド/マグザム/ショウゲート/松竹/アスミック・エース/角川映画/京都アニメーション/パルコ
【料 金】
 一般・シニア・学生:1,100円/アルテリオシネマ会員:1,000円(ポイント対象外)
 ※アルテリオ・シネマ招待券は使用不可
 ※各回入替制・整理番号順入場・自由席・立見不可

 やむを得ない事情により、上映スケジュールの一部またはすべてが中止になる可能性や、座席数に制限を設ける場合があります。
 お出かけの際は、川崎市アートセンター映像館ホームページ( https://kac-cinema.jp )、または直接お電話にてご確認ください。

・学生企画上映会ホームページ https://www.eiga.ac.jp/eigadaifes/2021
・学生企画上映会Twitter https://twitter.com/tegamieiga
・アルテリッカしんゆり公式ホームページ https://www.artericca-shinyuri.com

▼問い合わせ先
 川崎市アートセンター
 TEL: 044-955-0107


▼本件に関する問い合わせ先
入試・広報部
TEL:044-951-2511
メール:info@eiga.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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組織名
日本映画大学
ホームページ
https://www.eiga.ac.jp/index.php
代表者
天願 大介
上場
非上場
所在地
〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-16-30

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