国産デニムの発祥地・岡山県倉敷市児島を代表する国産ジーンズブランドのパイオニア「桃太郎ジーンズ」等を展開する株式会社ジャパンブルー(本社:岡山県倉敷市児島、代表取締役:眞鍋 寿男)は、卓越した藍染め技術や職人のノウハウを活かし、「桃太郎ジーンズ」や「JAPAN BLUE JEANS」等のデニム製品製造にとどまらない事業構想や食の一つの選択肢として考える“藍食”などの新規事業立案、地域の活性をトータルで推進するフレームワークを順次提供することで、児島から世界NO.1の“グローカルブランド”を目指してまいります。第一弾の取り組みとして、2021年で15周年を迎える桃太郎ジーンズの第一号店、児島味野本店を2021年4月26日(月)にリニューアルオープンし、これまでにないデニムを“体感”できる場や様々なプログラムを提供いたします。
左:桃太郎ジーンズ児島味野本店外観 右:桃太郎ジーンズ児島味野本店内観イメージ
◆桃太郎ジーンズ児島味野本店の見どころとこれまでのあゆみ
ジャパンブルーの代表的ブランド「桃太郎ジーンズ」は、“児島から世界NO.1を目指して”2006年よりスタートしました。今年で誕生15周年の節目に、児島味野本店に隣接する古民家をリノベーションし、店舗面積を拡大させ、更なる地域の賑わい創出の発信地点としてリニューアルオープンいたします。売り場面積が150平米から約300平米へ増床したスペースには、デニム製作を体感できるワークショップ、「café JAPAN BLUE GARDEN」などの、デニム販売を超えた新たなサービスを提供します。これまで本社縫製工場や児島製織所など、“見せる”ことで、桃太郎ジーンズの世界観を伝えてきましたが、リニューアルオープンした桃太郎ジーンズ児島味野本店は、来店者に“リアルな体験”ができる世界唯一の場としてCore value=感動 を提供する場として生まれ変わります。
<桃太郎ジーンズ味野本店リニューアル、4つの見どころ>
(1)ジーンズの修理、手織り風景を見られる2つの工房併設
「桃太郎ジーンズ」が提供する“10年保証”※サービスを承ったジーンズの修理の様子を実際に見学できる「リペア工房」と、職人が1本1本緯糸(よこいと)を飛ばし、生地を手織りする様子を見学できる「鶴の工房」という2つの工房を併設します(6月頃オープン予定)。出来上がった商品からは伝わらない製造過程、職人の技術やこだわりをもって作り上げられるモノづくりの価値を見ていただき、体感していただきたい、そして、そのジーンズに実際に足を通してモノづくりを体感していただきたいという想いから、実際に店頭でリペアや生地が織られる様子を見学できる2つの工房を設けました。現在、リペアや手織りを行っている職人は、熟練の職人から技術を引き継いだ若い世代の者で、今までと変わらない技術で次世代へモノづくりの技術が継承されています。人から人へと紡いでいく伝統技術をご覧いただけます。
※“10年保証”:桃太郎ジーンズ最大の魅力である<“経年変化”をお客様に体験いただきたい>という想い、<加工はせず、1本のジーンズを永く穿いていただきたい>という2つの想いから生まれた独自の保証制度。
リペア工房
鶴の工房
(2)“青のお菓子”や“青の飲み物”を楽しめる「café JAPAN BLUE GARDEN」の併設
今後ジャパンブルーが力を入れていく取り組みの一つである“藍食”を体現できる場所として、店内に「café JAPAN BLUE GARDEN」を併設いたします。「café JAPAN BLUE GARDEN」では、デニムの染の原料である藍を使用した“青のお菓子”ヴィンテージバームクーヘンや“青の飲み物”藍(あお)いラムネードなどを楽しめます。
左:藍を使用した”青のお菓子”全4種 右:藍(あお)いラムネード
●メニュー/価格(税込)
デニムマカロン/\275
デニムメレンゲココナッツ/\165
ヴィンテージバームクーヘン/\176円
デニム桃サブレ/\143
藍い(あおい)ラムネード/\660
(3)「ペイントカスタムサービス」
直営店で承っているペイントサービスをよりイメージしやすいものとなるよう、端末上でシミュレーションできる「ペイントカスタムサービス」を提供いたします。デザインは9種類に加え、児島味野本店は味野ブルーの豊富なバリエーションを揃えております。(直営の各店舗限定カラーがあり計5色)ペイントは3つまで重ねることができ、自分だけのカスタムペイントのオーダーが可能です。
(4)ジーンズの製作工程を体感できるワークショップの開催
ジーンズが出来上がるまでの製作工程を体験できる4つのワークショップを定期的に実施します。ワークショップの詳細、予約方法などは桃太郎ジーンズ直営店公式Instagramよりご確認いただけます。
URL:https://www.instagram.com/momotarojeans_officialshop/
<体験プログラム>
・「ベルトの刻印体験」
・レザーへの「焼き印体験」
・桃太郎ジーンズを象徴する2本ラインをシルクスクリーンで体験できる「ペイント体験」、
・生産終了したパッカリング※1が出来るアメリカ製ミシン“ユニオンスペシャル”にて、購入したジーンズ※2の裾の「丈上げ体験」
※1パッカリング:生地が引き連れた縫いができる
※2丈上げ体験はその場でご購入いただいたお客様に限ります。
ベルトの刻印体験 焼き印体験
ペイント体験 裾上げ体験
「桃太郎ジーンズ」の理解が深まるオンラインコンテンツ
今後、お客様自身の携帯端末で使用できる「音声ガイド」を提供予定です(6月下旬、始動開始予定)。児島が誇るデニム製作・モノづくりの理解を深められる内容となる予定で、老若男女様々な方に日本が誇る児島地区伝統のモノづくりを伝えていきたいと考えています。
また、リニューアルした店内をオンラインで内覧し、そのまま買い物ができるなど、コロナで変容したニューノーマル時代に対応したサービスも今後展開していく予定です。
<桃太郎ジーンズと味野本店のあゆみ>
素材から染色・縫製まで技を尽くし、ヴィンテージジーンズ特有の細部までこだわって作られたブランド「桃太郎ジーンズ」は、生みの親である代表取締役社長 真鍋寿男のもの作りに対する情熱から始まりました。徳島藍に魅せられ藍染め工房も開設した真鍋が、「日本のものづくり技術で海外のハイブランドにも負けないジーンズを生み出したい」という思いを抱き、桃太郎ジーンズを誕生させました。
ジーンズを核とした“児島”という産地自体をデニムの名産地として世界一にしたいと、2006年のブランドスタートと同時に、旧味野商店街に桃太郎ジーンズ児島味野本店を構え、商店街ごと蘇らせる取り組みを真鍋自ら取り組みました。
2009年、当時シャッター商店街であり、わずか3店舗から始まった通りは、“児島ジーンズストリート”として生まれ変わり、現在、カフェなど異業種も含め40店程連なり、年間約30万人(2021年4月現在)の集客を誇る、岡山を代表する観光名所となりました。
児島ジーンズストリート URL: http://jeans-street.com/
◆味野本店リニューアルオープン限定アイテム
味野本店リニューアルを記念し、ジャパンブルーの“青を追求”したジーンズ全2種を数量限定で発売します。
ジーンズ2型は、表面にスラブ感のある生地を使用し、桃太郎ジーンズを象徴する出陣ライン(二本ライン)は素材の違う味野限定カラーである“ペイントブルー”と“刺繍ブルー”をペイント。穿きこんでいくなかでペイントと刺繍の2種類の経年変化を楽しんでいただける仕様になっています。また、ヨーク※裏には、桃太郎ジーンズ直営店限定ジーンズを表すユニオンチケットがモチーフになっているラベルを縫い付けています。
インディゴレザーを使用した革パッチとポケットスレーキには、リニューアルオープンを記念した限定のオリジナルデザインを新たに刻印、プリントしました。
※ヨーク:ボトムの切り替え部分のこと。ヨークを付けることでジーンズに立体感をもたせ、より体にフィットしたパンツとなる。
●製品詳細
ナローテーパード: 28~34,36,38,40,42インチ(34以降2インチ刻み)/ 各 \27,500(税込)
スリムストレート: 28~34,36,38,40,42インチ(34以降2インチ刻み)/ 各 \27,500(税込)
◆藍の可能性を求めて“藍食”の価値を提供する 「JAPAN BLUE GARDEN」
藍染め職人の顔をもつ取締役社長の眞鍋は、「藍が薬草として用いられ、体に良い」古来より伝わる文献に着想を得、自ら口にし、食べたり飲んだりしてみることで藍が持つ可能性を実証したいと、食品としての藍に注目しました。お茶づくりのプロフェッショナルである「辻利園」と一緒に何度も試行錯誤を重ね、ローストの温度加減、砕き方で藍の味が変わることを知り、飲みやすさの中に、藍本来の自然のエネルギーをダイレクトに感じるお茶の制作に着手。デニムを身に纏うように、“藍を食す”ことが日常の暮らしの中にあってほしいと形になったのが、「JAPAN BLUE GARDEN」プロジェクトです。リニューアルオープンする桃太郎ジーンズ児島味野本店に併設の「café JAPAN BLUE GARDEN」を、藍食事業の基幹店という位置づけで展開します。
<店舗概要>
店名表記 桃太郎ジーンズ児島味野本店
リニューアル営業開始日 2021 年 4 月26 日(月)
所在地 〒711-0913 岡山県倉敷市児島味野1-12-17
電話番号 086-472-1301
売り場面積: 300平米
営業時間 10 00~19 00
休業日 年中無休(年末年始を除く)
■株式会社ジャパンブルー
株式会社ジャパンブルーは、1992年、デニム生地企画製造からスタートした株式会社コレクトを母体に1996年、特殊デニム部門を分社化、新たに誕生した有限会社藍布屋との経営統合により、2014年11月1日付で発足した新設法人です。岡山県倉敷市に古くから根付く繊維産業によって育まれた土壌を強みに綿花を輸入、糸から紡ぎ、染色の奥深い加工に表現されるテキスタイルデザインを製品化し、欧米ハイラグジュアリーブランドへの商品供給を行っています。生地企画製造で培った技術、そして海外から持ち込まれた情報によって2006年、「MOMOTARO JEANS(桃太郎ジーンズ)」を発表。以降、2010年に海外戦略ブランド「JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)」、2014年に「SETTO(セット)」を順次発表。2016年にはフランスのパリ市内に現地法人を設立、欧州販売拠点となるJAPAN BLUE PARIS(ジャパンブルーパリ)を開店。2019年にジャパンブルー初のコンセプトショップである「デニム研究所by JAPAN BLUE倉敷店」をオープンしています。