大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
武蔵野学芸専門学校高等課程(東京都武蔵野市)では、高等課程での美術教育の中で「Art thinking」と「Design thinking」を学び、社会で活躍できる人材を育成している。今回の授業では、デザインの現場を知るための教育プログラムを実施。大日本印刷株式会社モビリティ事業部イノベーションデザインチームのデザイナー・太田浩永氏が「アートとデザインの違い」と「現代のデザインのミッション」をテーマに授業を行った。
アートが社会への問題提起であるのに対して、デザインでは社会課題の解決が大きなテーマとなっている。授業の中で太田氏は「デザインするということは、好きなものを表現する・自己表現することではなく、社会にある課題を考え、それを解決することである」と、生徒たちに伝えた。
また、太田氏がこれまでに手がけた特殊印刷が施された製品を参考にしながら「デザイナーの仕事の流れ」「クライアントについて」「デザインリサーチ」「コンセプト」「デザインワーク」「プレゼンテーション」といった、デザインを生み出すまでの流れと、考え方や心構えなどについて丁寧に解説・説明。
生徒たちは実際の製品サンプルを手に取り、特殊印刷の綺麗さと技術力の高さに大きな感銘を受けた。
社会の第一線で活躍するデザイナーから、その役割と可能性について直接学ぶことができる機会は、生徒が将来の目標に向かっていく原動力となっている。
このような、社会との連携を取り入れた教育環境こそが、同校が優秀な人材を育成することを可能にしていると言える。
■太田 浩永(おおた ひろひさ)氏
大日本印刷株式会社モビリティ事業部 イノベーティブデザインチーム リーダー
武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業後、2006年大日本印刷株式会社入社
・武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞(2006年)
・国際家具デザインコンペティション
premio vico magistretti 'living simplicity' ショートリスト(2007年)
・京もの文化イノベーション事業 「新ものづくり創造コンペティション」企業賞(2011年)
・WISE-WISE 「にっぽんの木 100年家具コンペティション」ファイナリスト(2011年)
(関連記事)
・武蔵野学芸専門学校高等課程のアーティスト育成プログラム「立島恵と若手作家の対談」を全校生徒で視聴する授業を開催(2020.11.17)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-44777.html
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