テクトロニクス（所在地： 東京都港区、代表取締役： Kent Chon）は本日、新製品TBS1000Cシリーズ・デジタル・オシロスコープを発表しました。

TBS1000Cシリーズは7型WVGAカラー・ディスプレイを搭載しており、最高1GS/sのサンプル・レート、50MHz～200MHzの周波数帯域を備えています。新設計のフロントエンド・アンプによる低ノイズ化の他、様々な簡単操作の支援機能や、教育用の機能を搭載しており、様々な分野でのベンチ作業から、教育現場まで幅広く対応します。昨年の3シリーズ、4シリーズ・オシロスコープ、今年のTBS2000Bシリーズに続けての新製品投入は、テクトロニクスのベンチトップ・オシロスコープのラインアップを一層拡充するものです。

テクトロニクスの副社長兼ジェネラル・マネージャのクリス・ウィット（Chris Witt）は、次のように述べています。「テクトロニクスは、常に次世代のエンジニアの成長、啓発の一助となる、新しいソリューション、強化されたソリューションを提供しています。今回の新しく、強化された製品を発表することで、ベーシック・クラスのソリューションの認識を新たにするという使命を示すことができ、うれしく思います」

基本を極めたベーシック
テクトロニクスのベーシック・オシロスコープには、機能とコストにより、幅広いラインアップがあります。TBS1000Cシリーズ・デジタル・オシロスコープは最も入門者向けのシリーズとして、迅速に実習でき、簡単に操作できるように設計されています。7型WVGAカラー・ディスプレイに加え、波形目盛は垂直方向に10div、水平方向に15divあるため、より多くの信号を観測することができます。専用の前面パネル操作部を装備しており、重要な設定を簡単に操作でき、大きなメニューと画面上のラベル情報により、データを簡単に見つけることができます。また、新設計のフロントエンド・アンプを搭載することにより、ベーシック・クラスでありながら、低ノイズを実現し、従来機種にくらべ、信号観測性能も大きく向上しています。TBS1000Cシリーズは革新的なコースウェア・システムも搭載しており、オシロスコープ上で学生向けに実習手順を提供することができます。

豊富な教育支援ツールとお手頃な価格
TBS1000Cシリーズ・デジタル・オシロスコープには、教育者が基礎概念を教えるのに専念できる、さまざまな機能を装備しています。その一つがScope Introハンドブックであり、TBS1000Cシリーズのヘルプ・システムに直接組み込まれています。オートセット、カーソル、自動測定などの機能は、計測器で無効にすることができます。これにより、学生は自動機能に頼らずに、水平軸、垂直軸を設定して波形を取込み、波形目盛を使って時間、電圧を測定、さらに手作業で信号特性をプロット／計算する方法を理解することができます。
コースウェア機能が搭載されており、指導教官は実習の概要、構成をオシロスコープにロードでき、学生はこれにしたがってデータを取込み、レポートにまとめることができます。テクトロニクスのコースウェア・センタには様々な実習例が置かれており、ダウンロードして使用することができます。

製品価格（税抜）
TBS1000Cシリーズ　デジタル・オシロスコープ　5万2千7百円より

テクトロニクスについて
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト／計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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