【オリコン 女性誌に関する意識・実態調査】  各時代のトレンド・カルチャーを作り出してきた「ファッション誌」。イマドキ世代にとっての「ファッション誌」とは一体?

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若年層のファッションアイテムに対する消費傾向は「安く」「多く」「堅実に」。
高い情報力を求める若年女性の傾向・ニーズに対応したファッション誌に高い満足度が。
『ファッション・総合』部門1位:ViVi(講談社)71.58ポイント『ライフスタイル』部門1位:non・no(集英社)71.65ポイント

近年、雑誌業界では、30~40代向けのファッション誌やスタイル誌が好調です。この世代は、若い頃から雑誌に親しみ、流行を「ファッション誌」から学んできました。例えば、1970年代の「アンノン族」や、1980年代の「ユルカジ」、1990年代の「シャネラー」「渋カジ」、2000年代の「ギャル系」「モテコーデ」など時代を象徴する流行には、ファッション誌が発信元となったものも少なくありません。そんな時代に生きた中高年が、今改めてファッション誌を教科書的な存在として手に取るようになったことが、この層を対象にした雑誌の活況に繋がっているものと思われます。 そうなると気になるのは、10~20代の若年層です。ネットネイティブと言われる今の若者世代は、雑誌に何を期待するのでしょうか。株式会社oricon ME(本社:東京都港区、代表取締役 社長:原田 健明)では、30~40代と10~20代のファッションそのものに対する意識の違いを探ったうえで、若年層にとって望まれる雑誌像を明らかにするべく、10~40代女性を対象に、意識・実態調査を実施。あわせて 10~20代向け雑誌の満足度調査も行いました。

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【調査結果まとめ】

1 : ファッションへの支出意欲は旺盛な10~20代。
  ― ファッション支出を「増やしたい」人は30~40代が40.0%、10~20代は62.4%           

2 : 高くても好みに合うファッションアイテムを追求する30~40代
  安くてもいいものを多種多様に、しかし堅実性を持って買いたい10~20代   
 
3 : 憧れのモデルを追いかける10~20代
  ― 「憧れのモデルのようになりたい」人は10~20代が51.2%。30~40代は33.6%

4: ファッション誌への要求と期待度が高い10~20代
  ― ファッション誌購入の際に重視するポイントのほとんどの項目で30~40代より高い数字に

5: 10~20代女性 ファッション誌満足度調査 

  ― 高い情報力を求める若年女性の傾向・ニーズに対応したファッション誌に高い満足度が。
  「ファッション・総合」部門1位: ViVi(講談社)     71.58ポイント
  「ライフスタイル」部門1位: non・no(集英社) 71.65ポイント

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1. ファッションへの支出意欲は旺盛な10~20代。
 ファッション支出を「増やしたい」は30~40代が40.0%、10~20代は62.4%
       
まず10~20代と30~40代のファッションにかける支出の違いを調べた。その結果、1カ月の洋服代にかけるお金は、10~20代が平均6,292円、30~40代が平均10,708円となっている。これを小遣いに対する比率にすると、10~20代は、1カ月の小遣いが平均23,087円なので27.3%、30~40代は平均45,768円なので23.4%と、10~20代の方が小遣いに占める洋服代の比率が高くなっていることがわかった【表(1)】。今後についても、30代~40代では、60.0%がファッション代を「減らしたい」と考えているのに 対し、10~20代では、62.4%が「増やしたい」と考えている【グラフ(1)】。
10~20代は、携帯電話等の普及により通信費が拡大する中でも、ファッションへの支出意欲は強いようだ。

2. 高くても好みに合うファッションアイテムを追求する30~40代
 安くてもいいものを多種多様に、しかし堅実性を持って買いたい10~20代

次に洋服代の使い方を見ると、自分の好みに合うものは高くても買うという人が30~40代が52.4%いたのに対し、10~20代は36.8%しかいなかった【グラフ(2)】。一方、とにかく安くて経済的なものを買うという人は、30~40代の50.0%に対し、10~20代は65.2%に上り【グラフ(3)】、さらに、安くていいものを購入したことに優越感を感じる人が30~40代の66.0%に対し、10~20代は76.8%と10ポイントも高い数字となった【グラフ(4)】。また、手に入れたい洋服・小物・アクセサリの数では、たくさんある人が30~40代では46.4%、10~20代では67.6%と20ポイントも差がついた【グラフ(5)】。30~40代は、アイテム数を絞って高くても好みに合うものを追求し、10~20代は安くていいものを多種多様に買うという傾向があるようだ。

3.憧れのモデルを追いかける10~20代
 「憧れのモデルのようになりたい」人は10~20代が51.2%。30~40代は33.6%

さらにファッションのスタイルについても聞いてみたところ、自分らしいファッションにこだわるかという点では、30~40代66.8%、10~20代69.2%と、ともに高い数字になっており、差はない【グラフ(8)】。しかし、憧れのモデルのようになりたいと考える人が30~40代では33.6%にとどまったのに対し、10~20代では51.2%と半数を超えた【グラフ(9)】。モデルに憧れ、モデルのファッションに影響を受ける10~20代の姿が見てとれる。


4.ファッション誌への要求と期待度が高い10~20代
 ファッション誌購入の際に重視するポイントのほとんどの項目で30~40代より高い数字に

では、そんな10~20代は、ファッションの情報を得る雑誌にどのような点を求めるのだろうか。ファッション誌を読む、または購入する際に重視するポイントを聞いた。結果、最も多かったのはやはり「提案するファッションスタイルやコーディネートのセンスの良さ」で54.0%の人があげている。2位は48.4%の人が答えた「価格」。3位に「ファッションアイテムの使いこなしなどのノウハウ」と続く。ここで10~20代に特徴的なのは、ほとんどの項目で30~40代よりかなり高い数字になっていること。30代~40代の方が高いのは、「高級な(または高級感のある)商品情報の充実度」と「一定のスタイルや世界感で統一された誌面構成」だけたった。雑誌に求めること、期待することは、10~20代の方が多いようだ。【グラフ(10)】


5.10~20代女性 ファッション誌満足度調査

― 高い情報力を求める若年女性の傾向・ニーズに対応したファッション誌に高い満足度が。
『ファッション・総合』部門1位:ViVi(講談社)71.58ポイント
『ライフスタイル』部門1位:non・no(集英社)71.65ポイント

安くていいものを多種多様に、しかししっかり吟味して買いたい10~20代の高い要求と期待に応える雑誌とは。それを調べるため、ABCおよび日本雑誌協会がセグメントしているファッション誌の中から『ファッション・総合』『ライフスタイル』カテゴリー上位の雑誌をピックアップし、満足度を探った。その結果、『ファッション・総合』部門では「ViVi」が、『ライフスタイル』部門では「non・no」がそれぞれ最も多くの支持を受けて1位にランクインした。

■『ファッション・総合』部門6項目で最高ポイント、10項目全て2位以上を獲得した『 ViVi 』が第1位に

【総合満足度】1位は、71.58ポイントを獲得した『ViVi』 (講談社)。項目別全てが2位以内と、高い満足度を得ている。項目別でNo.1の満足度だったのは、【普段のファッションの参考になる 情報量】、【ファッションの最新のトレンドや次の流行がわかる】、【旬なモデルの掲載量・ページ数】、【雑誌に載っている商品が欲しくなる】など6項目。モデルに憧れ、多種多様なアイテムをしっかり吟味して買うこの層のニーズを着実にキャッチしている点が支持されているようだ。

<参考コメント>
「好きな系統で好きなモデルさんが多い雑誌です。参考になる。」(27歳/女性)
「可愛いくてトレンド感満載なところ!」(26歳/女性)


■『ライフスタイル』部門では9項目で最高ポイントを獲得した『 non・no 』が第1位に

【総合満足度】1位は、71.65ポイントを獲得した『non・no』(集英社)。10項目中9項目でNo.1という結果になり、最も歴史のある女性ファッション誌としての強さを見せた。理由でも 「定番」や「人気があるから」といった声が多かったのも特徴的といえる。また、情報量の多さも支持を得ている理由のようだ。

<参考コメント>
「一番無難で着やすい服がおおいから」(29歳/女性)
「着回しの種類がたくさん紹介されてあるので、すごく見やすくて楽しいし、昔から愛読している雑誌」(28歳/女性)


本調査の詳細は下記のサイトからご覧ください。


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【意識調査概要】

◆調査名: 「女性ファッション誌に関する意識・実態調査」◆調査期間:2013年3月12日(火)~3月20日(水)◆調査地域:全国 ◆調査対象:10〜40代女性各125の計500サンプル(30~40代は常勤者)◆調査方法:インターネット調査 ◆調査機関:オリコン・モニターリサーチ ◆調査企画:株式会社oricon ME

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【満足度調査概要】

◆調査名:「女性ファッション誌満足度調査」◆調査期間: 2013年3月15日(金)~3月19日(火)
◆調査対象商品: ABCおよび日本雑誌協会がセグメントしている『ファッション・総合』の上位4誌、『ライフスタイル』の上位5誌
※:『ファッション・総合』は上位媒体の中で、印刷証明付き発行部数が公表されているのが4誌のみだった為、4誌を対象に調査。
ViVi(講談社)/CanCam(小学館)/JJ(光文社) /Ray(主婦の友社)
non・no(集英社)/ Scawaii!(主婦の友社)/ mina(主婦の友社)/ Zipper (祥伝社) / JELLY (ぶんか社)
◆調査対象者:各カテゴリーで対象雑誌全てを閲読している人 10代~20代の女性各カテゴリー400人 ◆調査方法:インターネット調査/全国 ◆満足度評価:下記項目に対して、“とても満足である”を10点、“まったく満足ではない”を1点として10点満点評価。平均点を100ポイント満点で換算。
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本件に関するお問合わせ先
株式会社oricon ME
竹島・菊池
106-0032:東京都港区六本木6-8-10STEP六本木東
TEL:03-6447-0570 FAX:03-3470-0626

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この企業の情報

組織名
株式会社oricon ME
ホームページ
http://www.oricon.jp/
代表者
原田 健明
資本金
3,000 万円
上場
(旧)JASDAQスタンダード
所在地
〒106-0032 東京都港区六本木6-8-10STEP六本木 東3F
連絡先
03-6447-0570

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