大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
聖徳大学附属女子中学校・高等学校(千葉県松戸市、校長:川並芳純)では4月11日からオンライン授業を開始している。新型コロナウィルスによる感染防止のための臨時休校期間中も、各クラスの時間割に従って授業を実施。毎朝8:15の朝のホームルームから始まり、6コマ(土曜日は4コマ)の授業を終えた後、振り返りシートを提出する。休校期間中も生徒の学びを止めないために、これまで培ってきたICT教育の知識と技術を最大限に活用した教育を今後も継続していく。
聖徳大学附属女子中学校・高等学校では2015年から、1人1台のiPadを活用した授業を全ての科目で展開。普段から授業支援プラットフォーム「Classi」や学習支援アプリ「ロイロノート」、web会議用アプリ「Zoom」などを利用している。
同校では休校期間中も生徒の学力向上と学習習慣の習得、規則正しい生活による健康維持を重視し、これらのアプリを利用した時間割通りの授業をオンラインで実施。朝のホームルームで学級担任が「Classi」を使って出欠を確認し、各クラスの時間割ごとに教科担当の教員が授業を行う。そして終了後に振り返りシートを提出する形でフルタイム(月~金曜日は6コマ、土曜日は4コマ)の完全遠隔授業が行われている(資料1)。5教科だけではなく、実技科目もオンラインで実施している。
登校再開の目途が立たず不安とストレスを感じる生徒もいるが、自宅にいながら生の授業を視聴したり、教員に質問したり、クラスの仲間を考えて共有したりすることで、少しでも安心につながることが期待される。
オンライン授業は、初日の欠席者が全校で1名という状況でスタート。一時的に通信障害が発生することもあるが、学校のホームページやEメール連絡網など、ほかのアプリを併用しながら毎日授業を行っている。
生徒からは概ね好評で「先生が一所懸命に取り組んでいるのが分かり、内容も分かりやすく楽しい雰囲気で参加できている」といった声が寄せられている。一方で、多くの生徒には疲れが出始めていることもあり、各教科の担当教員らはそれぞれの特性を活かしたフレキシブルな授業で対応している。
同校では、川並芳純校長が呼びかけた「学びを止めない・学びを溜めない」をスローガンとして、これまで培ってきたICT教育の知識と技術を最大限に活用した教育を今後も継続していく。
■オンライン授業の例
[ホームルーム]
毎朝8:15に朝のホームルームを開始。あるクラスでは「オンライン出席確認」と題して、担任教員が教室の黒板を背景に一人ひとり名前を呼ぶ動画を配信している。これは、臨時休校期間が長引く中、日常の風景を取り入れることで、生徒の心が少しでも和らげばとのアイデアから生まれたもの。生徒が動画を見ているかどうかは、アプリのログイン状況で確認できる。ほかのクラスの教員も、さまざまな工夫を凝らして生徒の心身の健康維持のためにアプリを活用している(資料2)。
[国語]
あるクラスでは、今年度最初の授業ということもあり「予習の仕方」についての動画を配信した(資料3)。生徒はその動画を見て予習を行い、ノートの画像をアプリ上の提出箱に送信。担当教諭はノートを添削し、なるべく早い段階で生徒に送信して返却する。休校中の学習状況を把握するのにアプリが大いに役立っている。
[体育]
「自宅で踏み台昇降(またはその場足踏み)運動をする」ことを授業として行った。まずは担当教員がアプリ上で生徒に踏み台昇降の仕方についての説明を配信。生徒は動画を視聴した上で実際に踏み台昇降(その場足踏み)を行い、「ふりかえり」を送信。教員がそれに対してフィードバックを返信するという流れになっている(資料4)。
【生徒の感想】
・普段から授業ではiPadを使っているので、オンライン授業もそれほど混乱しなかった。
・時間割通りに課題が出されるため家での生活も乱れずに済んだ。
・先生からコメントが返ってくるのが嬉しい。
・オンラインの授業でクラスの友達の考えを共有することができるので、良い刺激になっている。
・家で1人で勉強しているけど、オンラインで繋がっているから寂しくない。
・実技系科目もオンラインで課題が出るので楽しい。
【教員のブログ】
https://www.matsudo-seitoku.ed.jp/teacherblog/
2021年校名変更・共学化
光英VERITAS中学校・高等学校
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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