日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、豪州子会社を通じて、大手鉱物資源会社Anglo American社が100%保有する豪州クイーンズランド州グロブナー炭鉱の権益の一部を、日系パートナーと共に取得することに合意致しました。日本製鉄の取得金額は86.4百万豪ドル(約66億円)で、出資比率は5.00%です。
グロブナー炭鉱は、2016年の操業開始以来、優良な原料炭を競争力あるコストで生産している炭鉱です。同炭鉱は、日本製鉄がAnglo American社及び日系パートナーと参画中のモランバノース炭鉱に隣接しており、モランバノース炭鉱が保有する地上設備を共用しています。本権益取得を通じた出資比率の統一により、グロブナー炭鉱とモランバノース炭鉱の経営統合を図り、更なる操業効率化や生産量拡大を目指します。
日本製鉄は、原料の長期安定確保に向けて炭鉱・鉱山への投資を含む戦略的な原料購買政策を推進しており、今後とも引き続き鉄鋼原料サプライヤーとの関係を強化しつつ、中長期的な原料の安定確保に努めていく所存です。
グロブナー炭鉱の設備
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