~インターネットブレイクアウトによって、取材拠点の7割がクラウドの体感速度向上を実感~
ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:荒井 透)は、株式会社朝日新聞社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:渡辺 雅隆)の、クラウドの活用拡大に向けたSD-WAN環境を構築し、本年3月から全面稼働しています。
本環境では、本社・支社・総局等の全国54拠点から、直接インターネットへ安全に接続する「インターネットブレイクアウト」を実現しています。
これによって朝日新聞社は、クラウドサービスを安全・高速に利用可能になり、業務スピードの向上を実現しました。7割の取材拠点で体感速度の向上を実感しています。
*概要図は以下よりご覧いただけます。
https://www.netone.co.jp/news/release/20190724_01.html
従来、朝日新聞社では、東京本社・大阪本社のデータセンターを経由して安全にインターネットに接続していました。しかし、Web通信のリッチコンテンツ化などでインターネット接続点への通信量が増大して帯域が逼迫したことで、クラウドサービス上の業務で体感速度が低下していました。
今回導入したSD-WAN環境では、拠点からのアクセス回線を閉域網とインターネット回線のActive/Active構成とし、クラウドサービス等のWeb向け通信はインターネットブレイクアウトによって拠点からインターネットに直接接続し、社内システム向け通信は閉域網へと自動的に接続先を切り替えています。
また、インターネットブレイクアウト通信では、クラウド型セキュリティサービスを介することで、セキュリティ強化を実現しています。
これによって朝日新聞社は、以下を実現しています。
- クラウドサービスの体感速度向上:インターネットブレイクアウトによって、データセンターを経由せず、拠点からクラウドサービスに直接接続することで、体感速度を向上
- 運用負荷・コストの低減:アクセス回線のActive/Active化による利用効率向上や、閉域網の見直しによって、運用負荷・コストを低減
- 可用性の向上:拠点に設置するSD-WANルータを二重化するとともに、アクセス回線も二重化することによって、業務の継続性を向上
今後、朝日新聞社はクラウドサービス「Office 365」の全社導入を予定しています。これにともなうクラウドへの大幅な通信量の増加は、SD-WANによるインターネットブレイクアウトによって吸収できると見込んでいます。また、SD-WANで拠点同士をフルメッシュ接続しているため、拠点間でのビデオ会議等のコラボレーションツールの利用拡大も見込んでいます。
なお、今回導入したSD-WANソリューションでは、Cisco SD-WAN(旧Viptela)を活用しています。
お客様のコメント
株式会社朝日新聞社 情報技術本部の鵜沼 茂 様から次のコメントを頂いております。
「今回のSD-WAN導入によって、体感速度や可用性が向上するとともに、運用負荷やコストを低減することができ、非常に良いネットワーク環境にすることができたと感じています。ネットワンシステムズには、従来から当社のネットワーク及び仮想基盤全般を支援頂いており、今回のSD-WAN導入にあたっても実証実験のフェーズから支援頂きました。今後も、クラウドサービスの活用を拡大し、記者・社員がメリットを実感できるシステムを提供していきたいと考えています。」
ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、お客様が利用するビジネスアプリケーションを、プライベートクラウド/パブリッククラウドを包括してセキュアに支える「クラウドシステム」を提供する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。
(設立:1988年2月、売上高:1,819億35百万円〔2019年3月期連結〕)
詳細は
https://www.netone.co.jp をご覧ください。
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ネットワンシステムズ株式会社 広報・IR室:西田武史
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