Citi Global Trade社、NextGenプロジェクトでコンプライアンスのデジタル化にAIを利用

~EY社とSAS、リスクとコンプライアンスのプロセス改善で連携~

Citi社は、高度なリスク分析スコアリング・エンジンの開発に人工知能(AI)を利用することを目的としたEY社およびSASとのイニシアティブ、NextGenプロジェクトについて発表しました。NextGenは、大量のグローバル売買取引の確認に要する時間と手間を合理化しながら、規制コンプライアンスを確保するために始められたプロジェクトです。

Citi Treasury and Trade Solutions社の売買取引担当グローバル責任者であるジョン・アハーン(John Ahearn)氏は、次のように述べています。
「世界全体で業務のデジタル化を推進する戦略を進めるために、イノベーションを利用します。1年間に処理する取引の数は900万件に達するため、NextGenプロセスはデジタル化、自動化、アドバンスド・アナリティクスの利用拡大によってバックオフィスからフロントへのプロセスの最適化に貢献してくれます。」

Citi Treasury and Trade Solutions社の売買取引サービス担当グローバル責任者であるヴァレリア・シーカ(Valeria Sica)氏は、次のように述べています。
「このリアルタイム・ソリューションを利用することで、コンプライアンスに潜在的な懸念がある取引を、より効率的に事前に検出できます。このソリューションは現在と過去の取引に関する多数のデータ・ポイントの管理と比較を支援し、それを通じて、グローバル売買取引を確認する意思決定者に一層のコンテキストと有用データを提供できます。このプロセスは、業界全体でこれまでずっと手動で行われてきました。」

Citi Global Trade社は、プラットフォームとプロセスのデジタル化を継続し、利用できる最新のイノベーションの最適化を図ります。この戦略の一環として、Citi社は売買取引に関連する書類を年に2,500万ページ以上OCR(光学文字認識)でデジタル化しています。NextGenは、AIテクノロジーを使って手動プロセスを自動化することでこの伝統を引き継ぎます。

金融サービス分野のビジネス、リスク、テクノロジーコンサルティングに関するEY社の豊富な実績とSASの先進的なアドバンスド・アナリティクス・プラットフォームを組み合わせることで、Citi社は新しいサービスを利用して売買取引コンプライアンス・プロセスをさらにデジタル化できます。このプロジェクトは、時間を要する手動プロセスを排除し、リスク・アクティビティと洞察の合理化されたビューを提供する上で役立ちます。

EY US社のマネージド・サービス担当CIO(最高情報責任者)であるジェイク・ジェイコブソン(Jake Jacobson)氏は、次のように述べています。
「世界の規制担当者は売買取引コンプライアンスに重点を置いており、このことが銀行によるコントロールの範囲と洗練度についての期待を高めています。多くの銀行は、現在も手動による紙ベースのプロセスに依存しており、これが運用コストを押し上げ、顧客エクスペリエンスにも影響しています。革新的なテクノロジーは、仕組みを根本から変える上で役立ちます。」

SASを活用する新しいNextGenプラットフォームの主な提供内容は次のとおりです。
  • 銀行リソースの調整に役立つ、グローバル売買取引の詳細な分析。プログラムは、大量の日次取引を処理できるように拡張できます。
  • 関係者、非構造化データ、顧客アクティビティのネットワークを経時的に把握するためのアドバンスド・アナリティクスと自然言語処理。
  • 分析結果と売買取引関連銀行ポリシーを組み合わせるプロセス自動化。これは、Citi社のエスカレーション・プロセスに従って更なる調査が必要になる可能性がある取引アクティビティに焦点を当てる上で役立ちます。
SASの不正行為およびセキュリティ・インテリジェンス担当バイス・プレジデントであるステュ・ブランドリー(Stu Bradley)は、次のように述べています。
「銀行は、売買取引・金融部門とコンプライアンス・アクティビティの圧倒的な規模と複雑さに直面しています。SASの洗練されたアナリティクス・プラットフォームを利用することで、Citi社は売買取引監視の効率と効果を向上させることができます。結果として得られるパフォーマンスと強化されたリスク・インサイトは、リスク状況の改善、監視応答時間の短縮、運用コストの削減につながります。」

Citi Treasury and Trade Solutions(TTS)社は、革新的かつカスタマイズされたキャッシュ・マネジメントおよびトレード・ファイナンスサービスを世界の多国籍企業、金融機関、公的セクター組織に提供することで、顧客の成功を支えています。TTS社は、90か国以上での銀行業ライセンスおよびグローバルに統合されたテクノロジー・プラットフォームを備える業界最大の独自ネットワーク基盤にもとづいて、デジタル化によって実現される業界で最も総合的な資金、売買取引、流動性資産管理ソリューションの提供をリードしています。

Citi社について
先進的グローバルバンクであるCiti社は、160以上の国と地域でビジネスを展開し、顧客口座の数は約2億に達します。Citiは、コンシューマーバンキングとクレジット、法人および投資バンキング、証券仲介業務、取引サービス、資産管理などの広範な金融商品とサービスをコンシューマー、企業、政府、機関に提供しています。その他の情報については、www.citigroup.com | Twitter:@Citi | YouTube:www.youtube.com/citi | Blog:http://blog.citigroup.com | Facebook:www.facebook.com/citi | LinkedIn:www.linkedin.com/company/citiを参照してください。

EY社について
EY社は、保証、税金、取引、アドバイザリーの各種サービスを提供するグローバルリーダー企業です。提供するインサイトと高品質なサービスは、世界中の資本市場と経済圏で信頼と自信を築く上で役立ちます。すべての関係者に当社の約束を果たすために結束する傑出したリーダーを育成しています。それを通じて、当社の従業員、クライアント、コミュニティのためのより良い労働環境を構築する上で重要な役割を果たしています。
EYは、グローバル組織を意味し、Ernst & Young Global Limited社の1つまたは複数の組織を意味する場合がありますが、それぞれは法的に独立しています。英国の保証有限責任会社であるErnst & Young Global Limited社は、クライアントにサービスを提供していません。EY社が個人データを収集、利用する方法、およびデータ保護法の下で個人が持つ権利の詳細については、ey.com/privacyをご覧ください。EY社の詳細については、ey.comをご覧ください。

<SAS Institute Inc.について
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所