動物看護の専門職として社会に貢献する動物看護師を国家資格とする「愛玩動物看護師法」が6月21日(金)、今国会にて成立しました。
これにより、早ければ令和5(2023)年にも第1回目の国家試験が実施され、国家資格「愛玩動物看護師」が誕生します。
本件に関し、動物看護のパイオニアとして50年以上に渡り教育・研究に邁進して参りました学校法人ヤマザキ学園 (東京都渋谷区松濤2-3-10)は、理事長 山崎薫(一般社団法人日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会委員長)のコメントを以下の通り発表いたします。
この度、永年の念願でございました「愛玩動物看護師法」がついに成立いたしました。
立法にあたりましては、多くの皆様のご理解とご尽力の賜物と衷心より御礼申し上げます。
「愛玩動物看護師」は、高度化・多様化する動物医療において獣医師とチーム医療体制を構築するとともに、動物の愛護及び適正な飼養において人と動物との共生社会の実現や終生飼養の推進に貢献します。
愛玩動物看護師の資格は英国、米国、オーストラリア等の国際社会においてはすでに国家資格として認められていましたが、日本においてもペット先進諸国に一歩近づくことができました。少子高齢化が世界でいち早く進む日本で、家族の一員としてのコンパニオン・アニマル(伴侶動物)の存在はより重要な意味を持つようになり、獣医師や飼い主に寄り添うアジアで初めてとなる国家資格「愛玩動物看護師」に求められる社会的役割と期待は今後一層大きくなるものと思われます。この度の「愛玩動物看護師法」の成立は、先日7年ぶりに改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」とあわせて、日本の社会環境の変化に伴う人と動物の平和で豊かな共生社会の実現に資するものと確信しております。
本学では、建学の精神に「生命への畏敬」「職業人としての自立」を掲げ、「生命(いのち)をいきる」という教育理念のもと、動物看護の教育・研究発展に鋭意邁進するなかで、動物関連産業界(動物医療を含む)と飼い主(消費者)とペットを繋ぐ役割を果たす人材を養成して参りますので、引き続きご指導ご支援をよろしくお願い申し上げます。
【ヤマザキ学園について】
ヤマザキ学園は、1967年の創立以来、創始者山崎良壽先生の動物愛護の精神を受け継ぎ、50年以上に渡り「生命への畏敬」「職業人としての自立」の建学の精神と、「生命(いのち)をいきる」という教育理念のもと、動物看護のパイオニアとして動物医療や動物関連産業に貢献できる人材の育成に励んで参りました。ヤマザキ動物専門学校、ヤマザキ動物看護短期大学(平成24(2012)年閉学)、ヤマザキ動物看護大学等を通して1万3000名以上の卒業生を社会に輩出し、平成31年4月にはヤマザキ動物看護専門職短期大学を開学いたしました。人と動物が共生し、豊かな社会を築くために、教育研究の発展に一意専心しております。
【沿革】
昭和42(1967)年 世界初のイヌのスペシャリスト養成機関「シブヤ・スクール・オブ・ドッグ・グルーミング」を東京都渋谷区に設立。
昭和52(1977)年 校名を「ヤマザキカレッジ」に変更。
昭和58(1983)年 ヤマザキカレッジ2年制教育の上に「日本動物看護学院専攻科(1年制)」を新設。
昭和60(1985)年 ヤマザキカレッジ日本動物看護学院を全日制3年コースに改組。
平成2 (1990)年 創始者山崎良壽逝去。
平成6 (1994)年 学校法人ヤマザキ学園認可。日本初の動物看護教育の専修学校として「日本動物学院」認可。創始者の長女 山崎薫が理事長に就任。
平成16(2004)年 日本初の動物看護の高等教育機関として、「ヤマザキ動物看護短期大学(3年制)」を東京都八王子市(南大沢)に開学。専修学校日本動物学院を「ヤマザキ動物専門学校」に校名変更。
平成22(2010)年 日本初の動物看護学部を擁する4年制大学「ヤマザキ学園大学」を開学。南大沢キャンパスに2号館竣工。
平成24(2012)年 短期大学を閉学。
平成25(2013)年 大学長に山崎薫理事長が就任。
平成26(2014)年 大学第一期生卒業。日本初の「学士(動物看護学)」が誕生。
平成28(2016)年 南大沢キャンパスに3号館竣工。南大沢での4年間の一貫教育が実現。
平成29(2017)年 学園創立50周年。「ヤマザキ動物看護専門職短期大学」設置認可申請。
平成30(2018)年 4年制大学を「ヤマザキ動物看護大学」に校名変更。山崎薫理事長、公益社団法人日本獣医師会のご支援の下、5月(一社)日本動物看護職協会 動物看護師国家資格化推進委員会委員長就任。ヤマザキ動物看護専門職短期大学設置認可。
平成31(2019)年 日本初の3年制「ヤマザキ動物看護専門職短期大学」開学。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人ヤマザキ学園 理事長室
広報担当:長渕
住所:東京都渋谷区松濤2-3-10
TEL:03-3468-1100
携帯:080-2386-9780
FAX:03-3466-5885
E-mail:y_nagabuchi@yamazaki.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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