このたび関西大学社会安全学部と高槻警察署内特設防犯組合は、地域全体による防犯・防災諸対策に向けた社会の構築を目指し、2月26日に高槻警察署内にて連携協定を締結しました。
【本件のポイント】
・「安全・安心」を教育・研究フィールドとする社会安全学部の特色を生かす
・キャンパスが立地する高槻市における地域協働の取り組み
・多様な学問領域から啓発活動を考察し、助言を行い、「防災・防犯」の強化に寄与
本協定は、「安全・安心」なまちの確立に向けた社会活動を実施するうえで、両者が共同または協力し、「防災・防犯」の社会貢献活動を実施することを目的としています。
〇 両者の任務分担は以下のとおりです。
(関西大学社会安全学部)
・多様な学問分野の見地から啓発活動を考察し、助言または実行する
(高槻警察署管内特設防犯組合)
・組合加盟社を通じ、利用者に対する啓発活動を広範囲に実施する
「安全で安心して暮らせる地域社会」の実現は市民共通の願いですが、近年は、子供が被害者となる犯罪や高齢者を狙った特殊詐欺など、私たちの日々の生活を脅かす事件の発生が後を絶ちません。これまで高槻警察署管内特設防犯組合では、地域の安全・安心を確保するため、様々な取組みが行われてきましたが、民間の1団体の取組みでは、その実効性が必ずしも担保できるものではないという課題がありました。そこで、本学社会安全学部の専門性の見地から共に協力し、啓発活動の更なる発展を目指すことで合意に達し、協定締結に至りました。
今後は、まずは防犯防災ポスター等の作成配布をはじめ、防犯パトロール活動、青少年の健全育成活動など多岐にわたる活動を積極的に展開していく予定です。
(関西大学:高橋 智幸 社会安全学部長 コメント)
地域の防犯防災の活動をさらに実り多いものとするためには、市民全体の参加を促し、地域社会で活動する様々な方々と手を携えながら、その輪を大きく広げていかなければなりません。今後は、本学部が有する知見をできる限り活用し、地域活動の一助とできるよう取り組んでいきたいと考えています。
(高槻警察署管内特設防犯組合:尾崎 良広 副代表 コメント)
南海トラフなどで起こる全国海溝型地震について、30年以内に発生する確率が26%以上といわれています。今回の社会貢献活動における連携協定は、地域社会での安全・安心な街づくりと位置づけ、特設防犯組合加盟193組合員全体に伝え、官・民・学、力を合わせ地域防災活動に取り組んでいければと考えています。
▼本件の詳細▼
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No96.pdf
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