新日鐵住金株式会社(以下、新日鉄住金)は、2019年2月27日(水)~3月1日(金)に東京ビッグサイトで開催される国際水素・燃料電池展「FC EXPO 2019」に5年連続で出展致します。
ブースでは、新日鉄住金グループ(日鉄住金ステンレス鋼管、新日鉄住金ステンレス、日鉄住金パイプライン&エンジニアリング(以下「日鉄住金P&E」)および日鉄住金テクノロジー)の総合力を結集し、高圧水素用ステンレス鋼「HRX19®」を中心に、素材供給から水素ステーションの建設、高圧水素中での材料検査まで、水素社会の実現に必要不可欠なソリューションをご覧いただけます。
「HRX19®」は70MPa級の高圧水素環境下で溶接施工にて使用出来る唯一の材料であり、機械式継手の最大の課題である水素漏れリスクを排除し、安全性向上を実現しております。HRX19®は現在オープンしている約100基の商用水素ステーションのうち、約50基に採用されており、HRX19®を採用するステーションは着実に増えてきております。2018年度は、日鉄住金P&Eが設計・施工を担当した、東邦ガス株式会社の国内初オンサイト型差圧充填式燃料電池バス対応の「セントレア水素ステーション」や、溶接施工によるメンテナンス性の向上とコンパクト化を実現した、本田技研工業株式会社(以下「Honda」)の「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」などにも使用され、採用の幅を広げております。
今回のブースでは、Hondaの「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」内部の模型を展示しており、HRX19®の溶接施工によるメンテナンス性の向上とコンパクト化を実現した実例をご覧いただけます。
SHS70MPaは、燃料電池自動車に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置で、日鉄住金P&EがHondaとのパートナーシップのもと、SHSの水素貯蔵・充填システムの製造および全体の組み立てを担当、HondaはコアシステムであるPower Creatorの製造・供給、ならびにSHSの販売・アフターサービスを行います。
日鉄住金P&EはSHS70MPaに「HRX19®」を採用し、さらにバルブユニットを溶接構造とすることで、メンテナンス性を向上させつつ、極限までレイアウトをコンパクト化し、イニシャルコストおよびメンテナンスコストの低減を実現しております。
今後も新日鉄住金グループは、水素社会の実現に必要なインフラ構築に貢献してまいります。水素・燃料電池展「FC EXPO 2019」の詳細は、ホームページ(
https://www.fcexpo.jp/ja-jp.html)をご確認ください。
お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977