オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェア開発の開発プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下ギットハブ)は、GitHub Desktop 1.6をリリースしました。本リリースでは、オンボーディング、次のステップとして何をすべきかの提案、さらにファイルサイズの制限などの新機能が追加されたほか、ユーザビリティの向上にも注力しています。
今回のリリースでは、現在の作業を終えた際に「次に何をすべきか」というプロセスへの疑問を解消するための分かりやすいガイダンスによって、開発者が書いたソースコードをチームと迅速にシェアすることが可能になります。さらに、オンボーディングに関するガイダンスに加え、ワークフローのどのポイントにいるかに応じて、次に何をすべきかという提案をする機能も実装されました。
素早い開始のために
以前のバージョンのGitHub Desktopでは、ダウンロード後にセットアップを完了しても、次に何をすべきかというガイダンスはありませでした。次に行うべきステップが明確ではなかったため、次に何をすべきか分からないユーザーもいました。新しいオンボーディングワークフローでは、セットアップ完了後にリポジトリを追加するなどのガイダンスが提示されるようになり、ユーザーがソフトウェア開発へとスムーズに進むめるようになりました。
次に何をすべきかを提案
コードに変更がない場合、ユーザーは、
「自分のリポジトリのステータスはどういう状況なのだろうか?」
「次に何をすべきなのか?」
「ブランチを公開するべきなのか、それともGitHubから変更箇所をプルしてくるべきなのか?」
「自分のファイルはどうやって見るのか?」
などと言ったことで困惑していました。
GitHub Desktop 1.6では、変更がない場合でもアプリでの最後のアクションに基づいて、次のステップに役立ついくつかの異なるオプションを提示します。例えば、コードをコミットしたばかりであれば、「ブランチをGitHubにプッシュする」という提案を行います。あるいは、プロジェクトを選択したばかりの場合は、「最新の変更をプルダウンしてエディタに表示する」という提案を行います。開発者自身が開発プロセスの何処にいるかに応じて、次に何をすべきかを提案することで、開発をスムーズに進めることが可能になります。
*ブログではアニメーションで紹介しています。
https://github.blog/jp/2019-01-22-github-desktop-update/
ファイルサイズ制限への対応
大きなサイズのファイルを取り扱う際に、多くのユーザーが直面する問題が解決されました。GitHubのサポートチームは、GitHubの100MBを超えるファイルへの制限に対する対応方法について、これまでに何度も質問を受けてきました。その解決として、最新のGitHub Desktop 1.6では、デスクトップで大きなファイルを自身のリポジトリにコミットする場合は、コミットを取り消す、もしくはGit LFSをセットアップする、という警告表示が実装されました。
この機能は、GitHubのオープンソースコミュニティメンバーの一人、@Daniel-McCarthy(
https://github.com/Daniel-McCarthy)の存在がなければ、実現することは不可能でした。この問題が及ぼす影響の大きさ認識した彼が、問題解決のための最善方法をサポートチームとともに協力し、Pull Requestしてくれました。@Daniel-McCarthyの尽力によってGitHub Desktopは、これまで以上に素晴らしいアプリとしてリリースされました。GitHubはこのようなオープンソースコントリビュータを応援するともに、協力する体制を構築しています。
さらなる進化へ向けて
GitHubのすべての機能は、ユーザーからのフィードバックに基づいて改善され続けています。GitHubは、2019年も開発者をより幸せ開発環境を提供し、生産的な活動を支援する努力を続けていきます。
GitHub Desktop 1.6の詳細は、
こちらからご覧ください。
https://desktop.github.com/
【ギットハブについて】
https://github.co.jp
GitHubは世界で2,700万人にのぼる開発者および180万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリはオープンソースプロジェクトにて多く利用されていますが、プライベートリポジトリが利用できる有償サービス、GitHub EnterpriseやBusiness on GitHub.comなども提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。
GitHub Blog (英語オリジナル) https://github.blog/2019-01-17-github-desktop-update/
Blog:
The GitHub Blog (英語)
The GitHub Blog (日本語)
Twitter: @github (英語) @GitHubJapan(日本語)