乃村工藝社グループでは、2008年から事業活動において国産材や森林認証材等を利活用する「フェアウッド・プロジェクト」の活動をスタートさせています。(現在の活動母体はCSV協議会)
活動継続10年目を迎えた2018年、社会的背景も踏まえディスプレイ業界において出処の分かる木材利用の普及をさらに加速するために、自社だけでなく業界全体を巻き込んだ持続的な活動が必要と考え、以下のような「森とクリエイターをつなぐ取り組み」を行っていきます。
【1】「MOKU LOVE DESIGN~木質空間デザイン・アプローチブック~」の制作に参画
(写真左)左から、速水林業 代表 速水亨様、加藤木材 代表取締役・加藤政実様、乃村工藝社 エグゼクティブクリエイティブディレクター 鈴木恵千代
今回新たに木材利用の拡大・関連産業の振興を目指して活動をしている「ウッドソリューション・ネットワーク(事務局:農林中央金庫)の趣旨に共感し、クリエイターに木質空間の魅力を知っていただきクリーンウッド法(通称)で規定している合法伐採木材等を使って豊かな空間デザインを提案するための「MOKU LOVE DESIGN ~木質空間デザイン・アプローチブック~」の制作に参画、本アプローチブックが完成いたしました。「森の人とデザインを」をテーマ に、森を訪ね、木や木材といった自然に寄り添って生きる職人との対話の中からデザインしていくことの魅力を伝える冊子で、イベントや関係団体を通じてクリエイターに配布し、業界全体で合法伐採木材等の活用機会を増やすことを目的としています。
■「MOKU LOVE DESIGN ~木質空間デザイン・アプローチブック」ダウンロード先:
https://www.nochubank.or.jp/about/pdf/infomation_moku_1.pdf
10月18日には、当社がデザイン・設計・施工をお手伝いさせていただいた3×3Lab Futureにて、主催:ウッドソリューション・ネットワーク、協賛:林野庁・一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会・乃村工藝社で、メディアとクリエイターに向けたお披露目会が行われました。リレートークでは、林業を営む速水林業 代表 速水亨様、木を加工する加藤木材 代表取締役・加藤政実様、そして木を空間で使うクリエイター代表 乃村工藝社エグゼクティブクリエイティブディレクターの鈴木恵千代へとバトンが渡り、それぞれのお立場から木にまつわるお話をいただきました。懇親会も行われ、ウッドソリューション・ネットワーク会員、NPO法人、事業会社、林業関係者、学生など、様々な立場から同じ目的を持った人びとが約120名集まり、木に対する想いを共有し交流を深めました。
【2】業界全体に向けた勉強会、森とクリエイターをつなぐ体感ツアーの実施
また、社内外に向けた「フェアウッド・プロジェクト」の啓発活動として、業界全体の活用機会を増やすため 9 月より当社グループの協力社への理解促進のための勉強会を定期的に開催するほか、木材生産者を訪ね、森とクリエイターをつなぐ体感ツアーなどの活動も行なっていく予定です。
<当社担当者のコメント>
世界の動きに目を向けると、2015年に142カ国の政府等が参加した「第14回世界林業会議」では、「SDGs(持続可能な開発目標)」 達成のためには「森林・林業の主流化」が不可欠との声明が採択され、また2017年1月に国連森林フォーラム(UNFF)が採択した「国連森林戦略計画2017-2030」では、森林の活動がSDGsの17目標のうち14目標の達成に寄与することを示されました。
当社グループもこのような持続的な活動を通して、林産業の自律的な経済活動や日本の森の保護・成長に貢献するとともに、“空間創造活性化×生産者・作り手のネットワーク”を活かした公益と事業益を両立した取り組みが求められています。ぜひ社員の皆さんも、アプローチブックや体感ツアーなどを通し、木の多面的な魅力を掘り起こし社会課題を解決する、ソーシャル・クリエイティブに取り組んでいただければと思います。
(左)加藤悟郎 (右)梅田晶子
●株式会社乃村工藝社 プランナー 梅田晶子(うめだ・あきこ)プロフィール
東京都出身、東京学芸大学卒。1988年乃村工藝社入社。1996年からプランナー職に従事。モノづくり関連の展示や、環境、CSV関連の企画・開発等に携わり、2008年「環境ソリューション委員会」(CSV協議会の前身)発足時に委員に任命、以降継続。2017年からフェアウッド・プロジェクト担当。
<外部団体委員>
・ 2012-2013 ネイチャーテクノロジー研究会幹事会 委員
(代表:東北大学大学院環境科学研究科 石田秀輝教授)
・ 2018(一社)木を活かす建築推進協議会
医療福祉施設木材検討委員会 ワーキング委員
・ 2018(一社)日本木質バイオマスエネルギー協会
クリーンウッド利用促進事業のうち木材関連事業者の登録促進運営委員会 委員
●株式会社乃村工藝社 加藤悟郎(かとう・ごろう)プロフィール
愛知県出身、東京工業大学大学院卒。2004年乃村工藝社入社。2008年「環境ソリューション委員会」の立ち上げを担当し、以降、社内のCSV活動組織体にて事務局長を務める。2017年からフェアウッド・プロジェクト、JAPAN VALUE Projectのプロジェクトリーダーも兼任。
<外部団体委員>
・ 2018(一社)木を活かす建築推進協議会
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≪イベントレポート≫
「MOKU LOVE DESIGN ~木質空間デザイン・アプローチブック~」完成披露会
1.メディアお披露目会
農林中央金庫 常務執行役員の岩曽聡様、林野庁 林政部 木材利用課長の長野麻子様からアプローチブックに関するご説明がなされました。
【1】農林中央金庫 常務執行役員 岩曽聡様
ウッドソリューション・ネットワークについて
農林中央金庫では伐採・搬出から製材・加工、流通、消費に至る「木」の付加価値創造の連鎖をウッド・バリューチェーンと名付けた。また林業の産業成長化に貢献するため、2016年10月に東京大学の「木材利用システム学寄付研究部門」の設立を支援。併せて、ウッドソリューション・ネットワークの活動を開始した。
ウッドソリューション・ネットワークは、農林中央金庫が事務局を務め、木材利用の拡大、林業・木材産業の振興を目指して、27 の企業・団体に参画いただいている。「合板」「建設」等の「横」につながる業界団体は多いと思うが、林業・木材産業にかかる川上から川下まで、「縦」につながる組織は珍しいのではないかと思っている。ウッドソリューション・ネットワークでは、非住宅分野における「構造材の利用促進分科会」、「内装材の利用促進分科会」、生産現場と需要側の「相互理解促進分科会」の3つの分科会を設置。今回のアプローチブックは、「内装材分科会」のメンバーが製作した。
アプローチブックへの想い
内装での木材利用は、柱や梁といった構造材と比較すると「量」の観点からは及ばないが、木の質感や良さを生活者に訴えかけるには有意義だと思っている。木材利用の拡大余地や日常的に多くの皆様に「木」に触れていただく観点から、オフィスビル等の都市部内装で木材利用を推進するため、施主の皆さまに内装提案を行うクリエイターをターゲットにすることがよいのではないかと考えた。
ターゲットは、木材への興味はあるがまだ使ってみたことがない、またはもっと理解を深めたいクリエイターの皆さまだ。このアプローチブックや様々な活動を通して、山側(川上・川中)とクリエイター(川下)をつなぐきっかけをつくり、クリエイターの皆さまが木質空間に取り組む際の手助けとなれればと考えている。
「MOKU LOVE DESIGN」とは、木の達人側とデザイン側、立脚点の異なる人たちが対話し “共創”を通して、木の多面的な魅力を掘り起こすクリエイティブな取組みであり、林業家、製材業者、木工職人、企画・デザイン、製作管理、施主など、さまざまな立場の人がクリエイティブパートナーである。
ここで生まれた木質内装空間の取組みをデーターベース化やネットでも発信していきたい。ぜひ「MOKU LOVE DESIGN」の仲間になっていただき、木材の利用拡大を共に進めていただけたらと考えている。
【2】林野庁 林政部 木材利用課長 長野麻子様
林野庁ではできない、クリエーター向けのアプローチブックでデザインからして違うなと思った。林野庁は10月が「木づかい推進月間」で10月8日を木の日として、木材利用の普及・啓発に取り組んでいる。
政府でもSDGsの開発目標に向かっている中で林業が達成に大きな役割を果たすとされている。木を伐って、使って、また植える。使うところを大きく長く続く形でやっていくことが重要だ。
非住宅をいかに木質化していくか、同業他社も集まって都市の中で木質空間を実現していくという、この自発的なネットワークは森林の持続可能な循環サイクルの中でとても心強い。林野庁も引き続き訴求力の高い活動に取り組んでいく。
2.クリエイターお披露目会、懇親会
ウッドソリューション・ネットワーク会員企業、NPO法人、事業会社、林業関係者、学生などフェアウッドの活用に興味をもつ人びとが約120名集まりました。第一部では、冊子の完成を記念し、本冊子でご紹介されている[川上]から[川下]へウッド・バリューチェーンを結ぶクリエイティブパートナーを代表し、林業を営む速水林業・速水様[川上]、木を加工する加藤木材・加藤様[川中]、そして木を空間で使うクリエイター代表 乃村工藝社・鈴木[川下]へとバトンが渡り、それぞれのお立場から木にまつわるお話しをいただきました。
【1】リレートーク
(1)速水林業 代表 速水亨様
速水 亨 (はやみ とおる)
「尾鷲檜」の産地、三重県尾鷲林業地で江戸時代から続く林家の9代目。
慶応義塾大学法学部政治学科卒業。東京大学農学部林学科研究生を経て、家業の林業に従事。高性能林業機械による作業の効率化や、2000年には所有林1,070haについて世界的な森林認証システムであるFSC(森林管理協議会)認証を日本で初めて取得するなど、先進的な経営で知られる。日本林業経営者協会会長を務め現在顧問。
http://www.re-forest.com/hayami/
今日は私たちが育てている森の写真を見ながら一緒に森をめぐるツアーに出ていただきたい。
速水林業の所在地である尾鷲市は痩せた土地が多い。上質なヒノキを育てるには、土を育てることが大切。そのため大事にしているのは、ウラジロシダなどの下草や、広葉樹など、多種多様な植物も育てること。200年以上にわたって、同じ林地で何サイクルも伐っては植え、伐っては植えをしている。
板にした時にねじれないように、均一な年輪幅になるように木を育てたり、法隆寺の建築建材がなかなか手に入らないため、これに対応できる400年生の木を育てたりしている。速水林業は、FSC認証を日本にはじめてもってきた。これは信頼性の高い森林管理の認証制度で、木材や木製品の差別化になり、海外ではかなり導入されている。
木材の使い道も様々なことに取り組んでいる。東京都美術館で開催された「キュッパのびじゅつかん」で日比野克彦さんと協働するなど、国内外の芸術家とともに木を使った作品にも取り組んでいる。
(2)有限会社加藤木材 代表取締役 加藤政実様
加藤 政実(かとう まさみ)
有限会社 加藤木材代表取締役
北海道生まれ。高校卒業後、木材製品市場にて修行する中、日本中の杉や桧に触れて木の「目利き」の基礎を学ぶ。現在は埼玉県狭山市を拠点に、「百年杉」を専門的に扱う加藤木材の代表取締役を務める。杉の建築や杉の家具しかつくらない、百年杉屋。
https://woody-katoh.com/
加藤木材は【100年杉】の専門店のような企業だ。杉は50〜60年くらいが流通しているが、80年を超えると、香りも濃厚になり、明らかにワンランクアップの印象を持つが、そういった「質の違い」が必ずしも適正に評価されていない。個体差が激しい木の質が評価されなければ、木の価値の復活は険しい。
以前、子供向けのワークショップをやった時に、家に帰っても身の回りに木製品がないのに、なぜ、子供たちが木片を鼻につけて匂いを嗅ぐのか不思議に思った。外国人の参加者で木片を鼻に持っていく人はいなかった。ヨーロッパは乾燥した大地だから香る木が珍しいようだ。日本人は遺伝子レベルで香る木が継承されているのではないか。多湿な夏があって、雪が降る冬があるところは、地球上に日本列島くらいしかなく、これだけ香る木が沢山ある国は世界中にはない。外国人の方も、杉の香りは安らぎを感じ、良いという。
2年後の東京2020大会の選手村は、ぜひ日本の木の80〜90年生れの濃厚な杉の木を使ってみてもらいたい。ハイテクな国の日本に、電気もスイッチもなく木材から香りがでて深くよく眠れる、しかも1000年先まで微弱に香る。「杉の香りがする場所に泊まりたい」と思ってもらえるようになるのではと期待している。
(3)株式会社乃村工藝社 エグゼクティブクリエイティブディレクター 鈴木恵千代
鈴木 恵千代 (すずき しげちよ)
株式会社乃村工藝社
エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター
乃村工藝社にて、エキシビジョン、企業PR施設、商業施設、ミュージアムなど広範にわたるデザインとアートディレクションおよびプロデュースに携わる。ディスプレイデザイン賞最優秀賞・通商産業大臣賞・グッドデザイン賞金賞など受賞歴多数。日本空間デザイン協会会長。加藤木材さんから木材の供給を受けて、3×3Lab Futureをデザイン。木質デザイン界の第一人者。
私の空間デザイナーとしての行動原理は「森とつながる」。
この3×3Lab Futureも、森とのつながりを意識した空間になっている。様々な場所で様々な活動が行われる都市の中のリビングを作るために色々な場所を作ろうとした。古代栗のビッグテーブルや、ほぼ100種類の広葉樹でつくった扉など、多様性のある森のような空間になっている。ビッグテーブルと扉は、長野県で広葉樹を用いたものづくりを行なっている有賀建具店を訪ねて、デザインイメージを基に、素材や作り方を相談して造ったもの。また、受付カウンターは、加藤木材さんの尾鷲香杉を用いて、おもてなしとして最初に入ってきたときに香るよう木口を出して造っている。塗装して皮膜すると木は駄目になってしまうことから無塗装のまま使っている。
遡ると、2015年、三菱地所プロデュースの「大手町カフェ」を担当した時、時代はゴア氏の不都合な真実の話が話題になり、空間はエコのコミュニケーションの場とした。その後手がけた「エコッツエリア」ではエコの使命を掘り下げた。 リサイクルマテリアルがなくなりはじめ、空間をつくるときに手に入らない、リサイクルは高くついてしまうという気づきに至った。
ある一冊の本と出会い、海はほぼ砂漠のようになっていて見えないところで環境問題が進んでいると気づき海の勉強をはじめた。そこから、沢山の本や人との出会いを通して学んでいく中で、川のことを考え、川のことを考えると森のことを考えた。森には水が降る。問題はまた最初に戻り、 環境問題は循環の問題であることに気づいたのだ。
木を空間で使うときは、カタログで選ぶのではなく、実際に多種共存の森を訪れ、林業・製材所とつながりを持てると良い。樹種を知り、森とつながることで自分なりの木の使い方を発見できる。
日本は木の文明でレベルは高かった。空間デザイナーも先人たちが積み上げてきた木の技術を超えられるものが作れるのではないかと思い頑張っている。例えば、1964年に東京で第18回オリンピック競技大会が行われたときに植えた木材を使った空間ができれば、それをみたデザイナーがまた木を使うようになると思う。時代を超えた木のつながりが日本の国土の未来にも役に立つのではないかと思っている。
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≪木にまつわる参考情報≫
1.森林を取り巻く社会的な状況とは?
日本は国土の約 2/3 を森林が占める世界でも有数の森林大国。その約4 割が人口林(スギ、ヒノキ等)で、多くが伐期を迎えており、国産材の利活用を進め、山元にその利益を還元し、持続可能な林業経営や森林の公益的機能の発揮を実現する必要があります。一方、世界的には違法伐採が依然問題になっており、違法に伐採された木材の利用による、森林破壊等につながる可能性があります。違法伐採木 材を日本市場から減らしていくことを目的に、2017 年5 月には、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称「クリ ーンウッド法」)が施行されました。国産材をはじめとする合法伐採木材等を積極的に使用するとともに、地域への経済循環をつくることにより、森林資源と林業・木材産業の持続可能性を高めていくことができます。
2.クリーンウッドとは
合法伐採木材等(クリーンウッド)とは、日本または原産国の法令に適合して伐採された樹木を材料とする木材及び当該木材を加工するなどして製造した家具、紙等の物品を指します。
3.フェアウッドとは?
フェアウッド・パートナーズ(一般財団法人地球・人間環境フォーラム、国際環境 NGO FoE Japan)が提唱している、伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品のことです。
- 修理・再生した木製品【Reduse、Reuse】
- 違法伐採でない木材 【合法材】
- 地域住民が自ら適切に森林管理している木材【コミュニティ材、フェアトレード】
- 信頼できる第三者機関の森林認証を受けた木材【森林認証材】
- 古材や廃材を再利用した木製品【Recycle】
- 近くの森林から生産された木材【国産材、顔の見える木材】
4.乃村工藝社グループ「フェアウッド・プロジェクト」とは?
乃村工藝社グループでは、事業活動を通して木材・木材製品を多く使用しています。森林を守るフェアウッド(国産材、森林認証材等)の調達は当社グループの環境に対する社会的責任であると考え、国産材・森林認証材等の有効活用をお客様へ積極的に提案し、林産業の自律的な経済活動や日本の森の保護・成長に貢献することを目指しています。
乃村工藝社とグループ会社社員の約 50 名で構成される横断型組織「CSV協議会」では、日々の業務活動において、多様なステークホルダーの皆さまに歓びと感動をもたらす公益と事業益を両立した場づくりを目指しています。
当協議会の「フェアウッド・プロジェクト」では、国産材や地域産材(消費地と距離が近い地域の木材)、信頼のある森林認証(FSC・PEFC・SGEC など)を受けた木材など、環境に配慮した木材製品を積極的に使用していくために、「フェアウッド応援宣言(ノムラ木材調達ガイドライン)」を 2010 年に策定。以後、業界全体・社員・各種関連団体に向けた啓蒙活動をおこなうとともに、2017 年からは全国の地域材による家具づくりで実績のある株式会社ワイス・ワイスと協働を開始しています。
【1】フェアウッド・プロジェクトの主な狙い
(1) 国産木材の価値向上、木材利用の好循環化への貢献(木材利用に関する出口づくり)
(2) 木材利用に関するコンプライアンス遵守と当社の国産材対応力向上
(3) リーディングカンパニーとして内装・ディスプレイ業界における木材利活用の奨励
【2】フェアウッド・プロジェクトの目標
乃村工藝社グループは、ディスプレイ業界のリーディングカンパニーとして以下の項目を「フェアウッド・ プロジェクト」の目標に設定しています。
(1)
全体
(1)当社グループの木材利用を将来的に100 %フェアウッドにしていきます
(2)全 47 都道府県を産地とする木材活用を可能とするサプライチェーン(ネットワーク)を構築していきます
(3)内装下地材として活用できる国産木材による合板・集成材の調達を達成していきます
(2)
プロセス系
(1)当社グループおよび協力社の木材利用状況の調査を行っています
(2)主要サプライヤー(木工系協力社)への木材利用に関する教育を実施しています
(3)内装、ディスプレイ業界関連団体における発信活動を行っていきます