GitHub、最大のユーザーカンファレンス「GitHub Universe 2018」 10月16日・17日にサンフランシスコで開催 ~新たなサービスと機能の提供開始を発表~

オープンソースプロジェクトおよびビジネスユースを含む、ソフトウェア開発の開発プラットフォームを提供するGitHub, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下ギットハブ)は、米国サンフランシスコのパレス・オブ・ファイン・アート(http://clk.nxlk.jp/pZTHvVZG)(PALACE OF FINE ARTS | 3601 LYON STREET | SF, 94123)で10月16日(火)~17日(水)の2日間わたり開催したGitHub最大のユーザーカンファレンス「GitHub Universe 2018(http://www.githubuniverse.com/)」にて、新サービスおよび新機能の提供開始を発表しました。

GitHub Universe 2018(http://www.githubuniverse.com/)は、GitHubコミュニティが抱える3,100万人にのぼる開発者が共に作り上げる未来について考える場です。Universeは、開発者が成し遂げたブレークスルーやこれまでに蓄積した知見を称賛するだけでなく、まだ解決できていない取り組むべきチャレンジを共有するとともに、開発者の協業によってソフトウェアの未来だけでなく、ビジネス、業界、そしてコミュニティをどのようなものにすべきかを定義する場でもあります。

今年のUniverseでは、開発者の仕事の進め方を再定義するとも言える革新的な新機能として、GitHub ActionsならびにGitHub Connectを発表しました。これらの機能によって開発ワークフローを改善し、チーム間に存在する障壁を取り除きます。さらに、強力なセキュリティツールであるGitHub Security Advisory APIおよびGitHub Learning Labなどの提供開始を発表しました。

生産性をあげる開発ワークフローの提供
GitHubはオープンプラットフォームです。開発者は、GitHub Appsが提供するエコシステムやREST、GraphQL APIなどに支えられた、最高の生産性と創造性を実現するために必要な開発者ツール、言語、デプロイメントプラットフォームを利用できます。GitHubのミッションは、プラットフォームを発展させ、誰もが使えるようにし、開発者がより良い環境で作業を行えるようにすることです。
GitHubは過去10年にわたりオープンネス、カスタマイゼーション、コミュニティ・イノベーションを約束し最大限の努力を続け、今年のUniverseでは、ソフトウェア開発ワークフローにおける革新的なコラボレショーンを促進する機能をリリースしました。

GitHub Actions(制限付きパブリックベータ版)
GitHub ActionsはGitHubで実行され、開発者がカスタマイズして利用するワークフローです。GitHub Actionsではソフトウェア開発ワークフローを実行するためのコードコンテナを接続ならびにシェアが可能となります。GitHub上あるいは他のシステム上にあるどのような言語のプロジェクトであっても、簡単にビルド、パッケージ化、リリース、アップデート、デプロイをすることができ、開発者がコードを実行する必要はありません。

オープンソースの原理をワークフローの自動化にあてはめたものがGitHub Ationsです。GitHub Actionsでは、どのような言語やプラットフォームでも、あなたが使っているツールや連携プロセスと、自作またはGitHubコミュニティ上のアクションを組み合わせることができます。プロジェクトに必要なタスクを自動化するアクションを作成しシェアすることで、アクションのエコシステムを作ることができます。NPMモジュールのパッケージ化、SMSアラートの送信、本番稼働の準備が整ったコードのクラウドへのデプロイなど、実行しようとしているジョブに最適なGitHub Actionsを作成したり見つけたりすることができます。

Actionsの利用については、制限付きパブリックベータ版にサインアップしてください(https://github.com/features/actions)。

GitHub Actionsの詳細
https://developer.github.com/actions/

*本機能は、Developer、Team、そしてBusiness Cloudで利用できます。

セキュリティの強化
ソフトウェアが今日直面しているセキュリティの課題は、個々のCISO、IT管理者、オープンソース・メンテナーの責務というだけでなく、コミュニティの問題でもあります。業界をリードする開発プラットフォームであるGitHubが保持するデータやコネクションを考えると、コミュニティの安全を担保し、よりセキュリティを強化することはギットハブの責任であると考えています。
GitHubでは、個人がそれぞれセキュリティ問題に直面しなくて済むよう、コミュニティが共有する知見をシェアできる仕組みを強化することを目指しています。脅威検出の自動化から、修復、新たに発生したセキュリティ脆弱性の追跡にいたるまで、コードの脅威を特定してプロアクティブに対処するための複数の新機能を提供します。

セキュリティ脆弱性アラートでのJavaと.NETのサポート
GitHubのセキュリティ脆弱性アラートがサポートしているJavaScript、Ruby、Pythonに加え、、Javaと.NETが追加されました。セキュリティ脆弱性アラートを使用することにより、Organizationの所有者とリポジトリ管理者は、既知の脆弱性がコードベースに入り込むの通知を受け取ることができます。また、組織の所有者は、脆弱性の発生時に通知を受け取る追加の個人とチームを選択し、担当者をアサインすることもできます。

セキュリティアラートの仕組みを見る
https://help.github.com/articles/about-security-alerts-for-vulnerable-dependencies/

*本機能は、Developer、Team、そしてBusiness Cloudで利用できます。

パブリックリポジトリのトークンスキャン(パブリックベータ版)
トークンとキーが誤ってコミットされ、パブリックリポジトリに公開されるとセキュリティ上大きな問題になります。このような過ちを最小限に留める機能がGitHub Token Scanningです。GitHub Token Scanningは、パブリックリポジトリをスキャンし、既知のトークン形式を検索します。トークンが見つかると、コミットを検証してアカウント所有者に新しいトークンを発行するよう、プロバイダーに通知されます。この機能は現在のところ、パブリックベータ版に搭載されています。

Token Scanningの仕組みを見る
https://help.github.com/articles/about-token-scanning/
*本機能は、Developer、Team、そしてBusiness Cloudで利用できます。

GitHub Security Advisory API
GitHubのセキュリティ機能を強化するため、GitHubは数百万にのぼるプロジェクトを精査し、セキュリティの脆弱性を集約と検証を行っています。このデータをセキュリティアドバイザリとして利用できるよう、GitHub Security Advisory APIをパブリックサービスとして提供開始します。新しいAPIではこのデータを、既に使っているツールやサービスに連携させることができ、強固なセキュリティプラットフォームの根幹となります。Security Advisory APIは、GitHubや研究者がより安全な未来を作るための基礎となるものです。

GitHub Security Advisory APIを使い始める
https://developer.github.com/v4/previews/#access-to-github-security-advisories


ビジネスを拡張する
GitHubの持つ価値の1つは、プラットフォーム全体で3,100万を数えるユーザーと9,600万にのぼるリポジトリ、500TB超のデータから得られる知識とイノベーションを活用できることです。GitHub EnterpriseのようにオンプレミスでGitHubを利用しているユーザーも、クラウドサービスであるGitHub Business Cloudを利用しているユーザーも、この膨大な知識を使うことで企業は重要な課題を解決することができます。

企業とオープンソースコミュニティの橋渡しをするため、GitHub Connectがリリースされました。この機能を使うことで、開発者はチームの壁を超えて協業できるようになり、クラウドサービス特有のスケーラビリティと利用のしやすさ、オンプレミス版が提供する管理機能の両方の優位点を享受できるようになります。

GitHub Connect
開発者にとって、企業がGitHubをどこにデプロイしていようとも、いつもと同じ、シームレスなエクスペリエンスでGitHubを利用できることが理想的であると言えます。GitHub Connectは組織間の障壁を取り払い、どのような環境においても同じ開発環境を提供し、企業におけるソフトウェア開発でも世界で最も大きいオープンソースコミュニティのリソースを活用することができるようになります。

今回リリースするGitHub ConnectにはUnified Business Identity、Unified Search、Unified Contributionsの3つの機能が搭載されています。これら新機能により、開発者はGitHub EnterpriseやGitHub Business Cloudのどの環境においても、パブリックデータやコミュニティに容易にアクセスできるようになります。

Uified Business Identity(制限付きパブリックベータ版)
多くの企業は組織全体でさまざまなGitHub Business Cloudアカウントを保持していることが、管理者の運用上の課題となっています。Unified Business Identityを使用すれば、管理者は複数のGitHub Business CloudアカウントをGitHubプラットフォーム上での一元管理が可能になり、ライセンスと料金、権限、ポリシーの管理が容易になります。
*本機能はBusiness Cloudで利用できます。

Unified SearchとUnified Contributions
GitHub Enterprise 2.15で利用できるようになった新機能であるUnified Searchでは、GitHub Enterpriseを離れることなく、GitHub.comにあるパブリックリポジトリとGitHub Businenss Cloudにあるプライベートリポジトリを横断して検索できます。Unified Contributionでは、GitHubのどの環境下においても自分が行ったコントリビューションが表示されます。

GitHub Enterprise 2.15の詳細を見る
https://enterprise.github.com/releases/2.15.0/notes

*本機能はGitHub Enterpriseで利用できます。Unified SearchおよびUnified Contributionsを利用するには、GitHub Enterprise環境がGitHub.comのBusiness Cloudに接続されている必要があります。

GitHubをスマートに学ぶ
GitHubは、開発者コミュニティが中核となって形成されています。私たちは、あらゆるレベルの開発者が最高の仕事を行えるようサポートしたいと考えています。進化を続けるGitHubコミュニティを支援するため、GitHubは相互に学び合い、次世代の開発者ならびに開発者以外の方々がトレーニングを積める新たな方法を提供します。

GitHub Learning Lab
2018年初旬に、どのようなスキルレベルの方でもあれ、実際に起こりうるシナリオで業界標準ツールを使いながら、開発スキルをインタラクティブに学べるGitHub Learning Labを無償リリースしました。Learning LabではGitHubのリポジトリを使いながらLearning Labのボットによるガイドに従うことで、GitHubの初歩的な使い方やマージのコンフリクトを解決する方法、オープンソースプロジェクトにどのようにコントリビュートすべきかなどを学ぶことができます。

本日、3つの新しいLearning Labを無償で公開します。これらのコースでは、GitHubで安全に開発を行う方法、プルリクエストをレビューする方法、最初のGitHub Appsを作成する方法を学習することができます。

サインアップして無料のラーニングラボの利用を開始する
https://lab.github.com/

企業向けGitHub Learning Lab
GitHub Learning Labを使用することで今まで以上に簡単に開発者のオンボードトレーニングを行い、生産性を高め、新しいスキルをチーム内で共有することができるようになりました。これらの個人が独自に開発スキルを学ぶための無償のLearning Labに加え、今回は企業で働く開発者のスキルアップのためのLearning Labの提供を開始します。

企業向けGitHub Learning Labでは、プライベートなコースや学習パスの作成、コース内容のカスタマイズ、管理レポートとメトリックへのアクセスが可能です。

GitHub Learning Labの詳細はこちら
https://lab.github.com/organizations

*本サービスはBusiness Cloudのお客様にご利用いただけます。GitHub Enterprise向けのサービスは近日中に提供開始する予定です。

変更の提案(パブリックベータ版)
品質が高いソフトウェアを短時間で開発するにはコラボレーションが必須です。本機能により、共同作業者は変更を提案することが可能になります。変更が提案されたら、その変更をクリックして取り込む、あるいはコメントの編集と同様に提案内容を編集することができます。その結果、変更提案をコピー&ペーストし、変更箇所ごとにツールを移動するような煩雑な作業が不要になります。

変更を提案する方法を見る
https://help.github.com/articles/incorporating-feedback-in-your-pull-request/#applying-a-suggested-change

*本機能は、Developer、Team、そしてBusiness Cloudで利用できます。

開発し続けよう
開発者の皆様はGitHubというプラットフォームを使い、未来を開発しているのです。2019年以降も皆様とコラボレーションを続けていくことを楽しみにしています。言語、フレームワーク、ツール、プラットフォームに至るあらゆる面で、GitHubは開発者が満足のゆく作業を進めることができるよう引き続きサポートしていきます。

【ギットハブについて】https://github.co.jp
GitHubは世界で2,700万人にのぼる開発者および180万の組織に利用される開発プラットフォームです。プログラミング環境にオープンな会話と協調を重んじるコミュニケーションによって、コラボレーションを促進する開発環境を提供しています。これらの開発を実現するワークフローで必要となるコードレビュー、プロジェクトおよびチームマネージメント、ソーシャルコーディング、ドキュメント管理などに、これまで以上の効率性と透明性をもたらし、より高速かつ品質の高いソフトウェア開発を支援しています。
GitHubは多様なユースケースに適した開発プラットフォームを用意しており、オープンソースプロジェクトから企業における機密性の高いソフトウェア開発までに対応できます。無料で利用できるパブリックリポジトリはオープンソースプロジェクトにて多く利用されていますが、プライベートリポジトリが利用できる有償サービス、GitHub EnterpriseやBusiness on GitHub.comなども提供しています。
2008年に米国サンフランシスコで創業したGitHub, Inc.は、初の海外支社として、2015年に日本支社を開設しました。
本件に関するお問合わせ先
【本件に関するお問合せ先】
ギットハブ・ジャパンPR事務局(旭エージェンシー内)担当:牟田/西田
Tel: 03-5574-7890 Email: GitHubJapan_pr@asahi-ag.co.jp

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組織名
GitHub Japan
ホームページ
https://github.co.jp/
代表者
   
上場
非上場

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