武蔵野大学工学部数理工学科(東京都江東区有明/学長:西本照真)では、数理工学の力で自然現象や社会現象をモデル化しシステム設計に応用できる人材や、ビッグデータから問題の本質を見抜くデータサイエンティストの育成を目指している。その一環として、次代を担う中学生、高校生を対象に「数理工学コンテスト」を開催。第4回の今年度は全国の中学校・高等学校より197作品の応募があり、優秀作品として16作品が選ばれた。
「数理工学コンテスト」は数理工学の普及や数理工学教育の推進に貢献することを目的に毎年開催。
応募された研究内容は、物理や化学、生物などの自然科学分野から、日常的な統計やシミュレーションなどバラエティに富んでおり、中高生らしいアイディア、興味関心の幅広さなど、数理工学の汎用性を反映したユニークな作品が多く集まった。
全197作品の中から選考委員による厳正な選考のうえ、最優秀1作品、優秀賞3作品、奨励賞5作品、選考委員賞4作品、ジュニア奨励賞3作品の合計16作品を決定した。
【数理工学コンテスト 募集テーマ】
身の回りの事項や社会的な問題に対して、
1)数学や物理などの数理的な考え方を用いて数式化を行い、対象や問題の性質を説明する。
2)統計的なデータ分析を行い、問題を解決するための有益な情報を取り出す、あるいは興味深い解析結果を導く。
受賞校および受賞作品名は以下のとおり
◆最優秀賞◆
広島大学附属高等学校
『ドローンによる効率的な被災者の探索のシミュレーション』
◆優秀賞◆
・文京学院大学女子高等学校
『シャボン玉のパチンッを徹底解析 ~割れる時間と膜厚の相関について~』
・大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
『花瓶の製作 - 回転曲面 の展開および画像貼り付け -』
・明治大学附属明治高等学校
『映画館の快適な座席はどこか?』
◆奨励賞◆
・文京学院大学女子高等学校
『星型正n角形k点飛ばしにおける面積の一般化公式を導く』
・島根県立松江南高等学校
『校歌の表現特性』
・愛媛県立吉田高等学校
『家庭用太陽光発電パネルの発電量と気温の関係についての研究』
・東京都立戸山高等学校
『夏季における気候変化と人々の服装変化』
・奈良県立青翔高等学校
『奨学金の罠』
◆選考委員賞◆
・熊本県立熊本西高等学校
『エクセルを利用した簡易渋滞シミュレーションの開発とその利用』
・愛知教育大学附属高等学校
『いずれアヤメかカキツバタ~カキツバタの美しさはどこにあるのか~』
・明治大学附属明治高等学校
『動摩擦について、身近なもので調べてみた。』
・久留米工業高等専門学校
『血液型の割合の研究』
◆ジュニア奨励賞◆
・明治大学附属明治中学校
『急いでいるのにエレベーターが・・・階段の方が早い!?』
・筑紫女学園中学校
『力持ち選手権』
・明治大学附属明治中学校
『駅まで一度も信号に引っ掛からないとき』
【選考委員】
西本照真 (武蔵野大学学長)
風袋宏幸 (武蔵野大学教授、工学部長)
木下修一 (武蔵野大学准教授、工学部数理工学科長)
薩摩順吉 (武蔵野大学教授、数理工学センター長/東京大学名誉教授)
西川哲夫 (武蔵野大学教授)
友枝明保 (武蔵野大学准教授)
【授賞式】
全国各地から受賞された中学生、高校生、指導教諭を招き、表彰および選考委員による授賞作品の講評を行う。
日 時: 2018年3月24日(土) 12:30 ~ (開場12:15)
12:30~13:00 本学教員による講演
『伝染病のモデルで金融の分析をしてみよう』
13:10~15:10 授賞式
15:15~16:15 懇親会
会 場: 武蔵野大学 有明キャンパス 4号館(りんかい線国際展示場駅徒歩7分)
※取材をご希望の場合は3月23日(金)17:00までに電話、メールでご連絡をお願いします。
【第5回数理工学コンテスト開催予定】
応募期間:2018年9月1日(土)~2019年1月31日(木)
応募資格:中学生・高校生・大学受験生の個人、もしくはグループ
※詳細は5月ごろに武蔵野大学ホームページにて告知します
参考URL:
https://www.musashino-u.ac.jp/admission/event/mathematical_engineering_contest.html
▼本件に関する問い合わせ先
武蔵野大学 入試センター 中村/周(めぐり)
▼本件に関する問い合わせ先
入試センター事務課
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住所:〒135-8181 東京都江東区有明三丁目3番3号
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