滋賀県立大学では、水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている国・自治体・大学等の関係者を集め、情報交換を行うとともに、ネットワーク形成を目的として、ワークショップを開催する。
近年、琵琶湖沿岸において、オオバナミズキンバイ等の侵略的外来植物がもたらす問題が、琵琶湖の保全・再生の上で重要課題となっている。
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会では、侵略的外来植物であるオオバナミズキンバイの管理に貢献することを目的に、制度・体制に関する改善方策の提案や、生態学的知見の提供、メタン発酵処理技術の開発を行っている。
このたび、水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策および研究を行っている国・自治体・大学等の関係者を集め、情報交換を行うとともに、ネットワーク形成を目的として、下記によりワークショップを開催する。
関係者だけでなく、一般の方の参加も可能(参加無料)。
1.目的
水陸両生の侵略的外来植物の管理に関する対策及び研究を行っている関係者間の情報交換とネットワーク形成
2.日時
2017年8月24日(木) 13時15分~16時45分
ワークショップ終了後、琵琶湖博物館周辺に生育するオオバナミズキンバイ、ナガエツルノゲイトウの観察会を行う(30分ほど)
3.場所
滋賀県立琵琶湖博物館 ホール (滋賀県草津市下物町1091)
4.主催
滋賀県立大学環境科学部水陸両生外来植物管理研究会
(琵琶湖博物館共催)
5.内容(発表時間1人当たり10~15分+質疑3分)
趣旨説明
(研究会代表 滋賀県立大学環境科学部 上河原献二教授)
(1)琵琶湖外来水生植物対策協議会及び滋賀県の取組(仮)
滋賀県自然環境保全課 中井克樹主幹
(2)環境省及び近畿地方環境事務所の取組(仮)
環境省近畿地方環境事務所野生生物課 深田富士雄課長補佐
(3)オオバナミズキンバイの生活史等の研究(仮)
滋賀県立大学環境科学部 野間直彦准教授
(4)琵琶湖における水陸両生外来植物の分布と希少植物種への影響(仮)
京都大学大学院工学研究科(田中周平准教授研究室) 高見航氏
(5)淀川におけるナガエツルノゲイトウの現状と対策(仮)
国土交通省淀川河川事務所河川環境課 稲垣茂人課長
(6)外来水草のメタン発酵処理等に関する研究(仮)
滋賀県立大学環境科学部 伴修平教授
(7)オオバナミズキンバイ管理の制度・体制に関する日仏英比較研究(仮)
滋賀県立大学環境科学部 上河原献二教授
(8)全体議論
▼本件に関する問い合わせ先
滋賀県立大学環境科学部 水陸両生外来植物管理研究会
担当:上河原献ニ(環境科学部教授)
電話: 0749-28-8502
FAX: 0749-28-8477
mail: kamigawara.k@ses.usp.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/