世界的に貴重な昆虫標本と写真家がコラボレートする昆虫展覧会
株式会社ブレインズ・カンパニー(東京都港区赤坂、代表取締役 菅井利雄)が企画協力する展覧会、『世界一美しい昆虫展 2017 ~昆虫を旅する~』が、ハウステンボス美術館(長崎県佐世保市)で、2017年7月15日(土)から9月4日(月)までの期間、開催されます。本展は、世界一の昆虫コレクターと評される塚田悦造氏の標本と、写真家の遠藤湖舟氏の作品が響きあう、コラボレーション展覧会です。昨年の初開催で約4.3万人を動員するなどの好結果を受けて、本年も開催が決定しました。
□本展の見どころ
世界一の昆虫コレクターと評される塚田悦造氏の標本は、標本箱1万3千ケース以上、所蔵昆虫は240万匹を超え、それらのコレクションは国内外でも稀有な存在といわれています。本展では、その中から選りすぐりの約7千匹をご紹介します。世界で最も美しいと言われるモルフォ蝶を壁一面に配した、昨年好評の「ブルーモルフォの部屋=左上 昨年の写真=」は、新たな映像展示により、パワーアップして展開します。
これらの昆虫標本と響きあうかたちで、写真家遠藤湖舟氏の昆虫作品がコラボレート。昆虫が見せる一瞬の美と表情を、大型プリント=右上 昨年の写真=や映像、また音響も加えるなど、写真の枠に留まらない作品約40点を展示します。本年は新たに、モルフォ蝶の「青の美しさ」をプリントした布地で仕立てた、ウェアラブルフォト・モルフォドレス※1を=中央 イメージ=作製しました。加えて、東京大学の「生きたカイコガ(オス)が運転するロボット」という、世界が注目する最先端技術による昆虫ロボットの映像=左下=、また木材にプリントした触れる昆虫写真=右下=も新たに制作。その他、『ファーブル昆虫記』完成110年※2を記念した特設コーナーも設けます。
なお館内は、静止画、動画とも自由に撮影することが可能です。
※1:ドレスの監修・デザイン・作製は文化学園大学、プリント協力はエプソン販売株式会社 ※2:集英社『完訳 ファーブル昆虫記』より
□塚田悦造氏プロフィール
1939年長野県生まれ。収集した標本は世界の富豪ロスチャイルド卿をしのぐコレクションと言われ標本箱1万3千ケース以上、所蔵昆虫は240万匹を超える。山梨県に「こぶちざわ昆虫美術館」を開き、子供たちに昆虫の素晴らしさを伝える一方で、安曇野蝶類研究所の所長も務め、「東南アジア島嶼の蝶」という図鑑も執筆、研究者としても知られている。
http://fiore-k.com/bugs.html
□遠藤湖舟氏プロフィール
1954年長野県生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。天空から微生物まで、壮大なスケールと繊細さで美しさを表現する写真家。2007年、写真集『宇宙からの贈りもの』(講談社刊)を出版。2015年、高島屋で大規模巡回写真展開催、8万人を動員した。2015-2016年、〈薬師寺白鳳大伽藍・復興50周年〉に因んだプロジェクトとして、建築技術などを中心に映像による記録を行い、写真の枠に留まらない表現を展開。2017年は、9月1日から11月5日まで、広島県の奥田元宋・小由女美術館で個展『天空の美、地上の美。』を開催予定。また9月7日から16日まで、ニューヨークのOnishi Galleryで、〈地球上どこから見ても、見る月は同じ月〉をコンセプトに、「月」の作品を中心とした個展『O-TUKIMI』(Moon Watching)(仮称)を開催予定。
http://www.geo-japan.com/koshuendo/
□開催概要
【名称】世界一美しい昆虫展 2017 ~昆虫を旅する~
【会期】2017年7月15日(土)~9月4日(月)
【時間】9:00~21:00(ハウステンボスの営業時間により変動あり)
【料金】大人600円、小人400円(4歳から小学生まで)、パスポートをお持ちの方400円
【会場】ハウステンボス美術館(長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1)
【本展HP】
http://www.huistenbosch.co.jp/event/insect-exhibition/
【主催】ハウステンボス
【展示協力】こぶちざわ昆虫美術館
【空間構成】遠藤湖舟
【特別協力】東京大学先端科学技術研究センター
【協力】旭化成テクノプラス株式会社、エプソン販売株式会社、株式会社金羊社、日本製紙パピリア株式会社、ハッセルブラッド・ジャパン株式会社、文化学園大学 ※五十音順
【後援】長崎県、長崎県教育委員会、佐世保市、佐世保市教育委員会、佐賀県、佐賀県教育委員会
【企画協力】株式会社ブレインズ・カンパニー
【主な企画展示】昆虫コレクター・塚田悦造氏の標本約7000匹 ※モルフォ蝶などの標本の一部は9月18日(月・祝)まで展示
写真家・遠藤湖舟氏による各種昆虫の大型プリント・映像・音の聴こえるアクリルプリント展示など約40点、モルフォ蝶の「青の美しさ」を表現した作品をプリントした布地で仕立てたウェアラブルフォト・モルフォドレス※、東京大学「生きたカイコガ(オス)が自分で運転するロボット」の模型ならびにカイコガの運転の様子を撮影した昆虫ロボット映像展示、木材にプリントした触れる昆虫写真、『ファーブル昆虫記』完成110年※2を記念した特設コーナー設置