静岡文化芸術大学では、高校生向けの静岡文化芸術大学の情報誌『SUAC! for YOU』を学生スタッフが制作。学生目線によるリアルな大学生活を紹介するとともに、制作する学生スタッフにとっても、大学広報誌制作の実務を経験しながら、大学生活や大学での学びを改めて見つめ直す機会となっている。現在最新号を制作中で、特集は「SUACは学生が創る」「憧れの学生生活」の予定。


　静岡文化芸術大学では、平成27年度から高校生向けの大学情報誌『SUAC! for YOU』を年に1度発行している。「SUAC（スアック）」とは、大学の英語名「Shizuoka University of Art and Culture」の頭文字を取った略称。今年も8月上旬の最新号の完成に向けて、学生スタッフが制作に取り組んでいる。

　同誌は、高校での進路指導が早期化していることから、高校1年生の1学期からでも興味を持って読んでもらえる広報媒体が必要であるとして、大学が発行を企画。高校生に読んでもらうには、大学案内よりも手軽でわかりやすく、学生目線によるリアルな大学生活を紹介することが必要と捉え、「学生による手作り感のある冊子作り」を基本コンセプトとした。

　制作は10月の学生スタッフの募集からスタートし、企画・構成・取材・アンケート調査・紙面デザインのすべてを学生スタッフが担う。翌年4月には新入生もメンバーに加え、8月上旬の完成まで学生が制作活動を展開する。

　学生スタッフには文化政策学部、デザイン学部の両学部生が参加している。同大では基本理念の1つに「実務型の人材を養成する大学」を掲げており、同誌の制作は、学生スタッフにとって広報誌制作の実務を経験する貴重な機会であるとともに、大学生活や大学での学びを改めて見つめ直す機会にもなっている。学生スタッフの中には、高校3年生の時に同誌を手にし、「大学に入ったらSUACの制作に参加したい」という思いを持って入学した学生もいる。

　同誌は第2号まで発行され、高校生からは「読みやすい」「わかりやすい」との評判を得ている。一方で、高校教員からは「文字数をより少なくしたほうが、生徒が手にしやすいのではないか」という意見も寄せられた。
　学生スタッフはこれらの意見を踏まえ、読み手の高校生をはじめ、その保護者や高校教員が読むことも意識しながら、最新号の制作に向けて検討を重ねている。

　最新号からは、同誌を同大の最新情報を伝えるツールととらえ、タイトルをこれまでのナンバリング（No.3）から、西暦（2017）に変更。特集記事として「SUACは学生が創る」「憧れの学生生活」（いずれも仮題）を組む予定である。

●バックナンバー：　http://www.suac.ac.jp/exam/suacforyou.html

▼本件に関するお問い合わせ
　静岡文化芸術大学 教務・学生室
　TEL：　053-457-6121

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/