中央大学クレセント・アカデミーは4月8日(土)、2017年度開講記念公開講座「マイナス金利と日本の財政―わたしたちの生活との関連―」を開催。中央大学商学部の原田喜美枝教授が、生活に関連する事柄を中心としてマイナス金利について解説する。事前申し込み不要、参加費無料、どなたでも参加可能。
創立百周年を迎えた1985年を期に「地域に根差し、世界に開かれた大学」を目指す中央大学は、具体的な事業の一つとして、1986年12月、多摩キャンパスに「中央大学クレセント・アカデミー」を開設した。ここでは、オープンカレッジ構想のもと、学生と市民の共学の場として、誰もが参加できる各種講座を開講。現在は駿河台記念館も利用し、広く生涯学習やキャリアアップの場として活動している。
このたび2017年度開講記念公開講座として、「マイナス金利と日本の財政―わたしたちの生活との関連―」を開催。中央大学商学部の原田喜美枝教授が、生活に関連する事柄を中心として、マイナス金利について解説する。概要は以下の通り。
◆「マイナス金利と日本の財政―わたしたちの生活との関連―」
【日 時】 4月8日(土)11:00~12:00(10:30開場)
【会 場】 中央大学 駿河台記念館 281号室
【講 師】 原田 喜美枝(中央大学商学部教授)
2001年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。中央大学専門職大学院准教授などを経て2012年より現職。金融庁金融審議会委員、財務省財政制度等審議会財政投融資分科会専門委員、日本証券業協会自主規制会議公益委員。
【内 容】 日本は長い間デフレの状態が続いています。インフレに向けてさまざまな金融政策が実施されてきましたが、デフレからの脱却は未だ難しい状況です。このような状況で2016年1月にマイナス金利政策が導入されました。預金金利や住宅ローン金利など金利は私たちの生活に身近なものですが、マイナス金利の意味も含めて一般の人には馴染みの薄いことのようです。この講演では、生活に関連する事柄を中心として、マイナス金利について解説します。金利と国の財政はあまり関連性のないことのように思えるかもしれませんが、今の日本では深く関係しています。この点についても考えます。
1.デフレとは、デフレの何がいけないのか
2.非伝統的金融政策とは何か
3.マイナス金利とは預金にかかる手数料
4.日本政府の債務と返済原資
5.金利と債務返済の関係
6.将来世代のために大人が考えるべきこと
【参加費】 無料
【申し込み】 不要、当日直接ご来場ください(※満席の場合は立ち見となることがあります)。
▼内容に関するお問い合わせ
中央大学クレセント・アカデミー事務室
TEL: 042-674-2267
▼取材に関するお問い合わせ
中央大学広報室
TEL: 042-674-2050
E-mail: kk@tamajs.chuo-u.ac.jp
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