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イタリア北部に位置するリモーネ・スル・ガルダ市から1月19日(木)、明星幼稚園(東京都府中市)に英語教育視察団が来訪。当日は英語教育の現場視察とともに、園児たちとの交流が行われた。これは、東京都杉並区にあるPLS(パシフィックランゲージスクール)の副校長マスミ オーマンディを中心とし、英語教授法に関して数年前からイタリアの同市と文化交流を行っていたことに端を発するプロジェクトの一環。そのPLSの英語教育システムを採択している本園が視察先として推薦されたことで、今回の来訪が実現した。
イタリア北部のリモーネ・スル・ガルダ市は、2014年に日本の英語教育研究所のPLS(パシフィックランゲージスクール)の関係者10名が英語教育視察のためリモーネ市を訪れるなど、PLSと文化交流を重ねていた。PLSでは「PLSシステム(R)」と言われるフラッシュカード等を用いた独自の英語教授法を研究・開発しており、イタリアでも高い評価を得ている。このたび、視察団の来日にあたり、同英語教育プログラムを採択している明星幼稚園が訪問先に選ばれた。
リモーネ市の英語教育視察団は、ブレシア県教育長、学校長、文科省コンサルタント、小学校英語教諭、市職員の全7名。1月16日~20日にわたり、PLSの指導方式を用いる長野県と東京都の小学校・幼稚園などの視察を日本のPLSと共同で行った。
明星幼稚園は、幼稚園から大学までを擁する総合学苑の中の幼稚園であり、一貫教育の大きな柱として、学苑全体で英語教育に注力。「英語教育×国際教育」でこれからの社会で活躍できる力を育てている。なかでも幼稚園は、社会とのつながりの最初の場となるが、そこで英語に自然に親しみ、異文化を受け入れる素地を養うことを教育目標の一つとしている。
現在は、年少からネイティブ講師とふれあうことからスタートし、年中、年長と進むにつれて生の英語に触れて発語量を増やすプログラムが組まれている。その教授法として採択しているのがPLSの「PLSシステム(R)」であり、同システムは遊びながら自然と英語の語彙が身に付くものである。
今回の視察では、子どもたちがネイティブの先生の英語をよく理解し、よく反応している姿が印象的で、授業の最後に「ありがとうございました」ときちんとお礼を言う日本の習慣や礼儀正しさに驚いたという。子どもたちは、事前に担任から教わった「ボンジョルノ」「チャオ」などのイタリア語を使って挨拶し、視察団の方々とも自然に交流していた。視察団からは、リモーネ市の小学生からの絵手紙が手渡され、ドラえもんやポケモンの絵が描いてある手紙を見て、園児たちも感激していた。
視察団は、英語教育と保育の様子を視察したのち、渡邊智恵子園長と会談。日本の幼児教育や支援教育について細かい意見交換がなされた。視察団の一人であるマリアルイーザ学校長も、「同じ教育に携わる者同士、多くのことを共有できた。広い心で子供たちの成長に寄り添う教育方針と熱意に共感した」と今回の視察が有意義だったことを強調した。渡邊園長も、「グローバル教育=英語、という認識だけではなく、今回のような異国との交流を通じて、子供たちが自然と世界に目をむけられるきっかけになれば」と話した。
◎イタリアリモーネからの来訪者一覧、視察写真の資料は添付PDFファイルをご参照ください。
▼本件に関する問い合わせ先
明星幼稚園
園長 渡邊智恵子
TEL: 042-368-5407 (直)
(発信元:学校法人 明星学苑 企画部広報課)
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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