日本映画大学(川崎市麻生区/学長:佐藤忠男)は2月14日(火)に公開講座「スミスからトランプまで 映画のなかのアメリカ政治」を開催する。講師は、東京大学法学部教授で政治学者として活躍している藤原帰一氏。「スミス都に行く」や「大統領の陰謀」などのアメリカ映画を通してアメリカの政治について考える。事前申し込み制(先着100名)、参加費無料。
今回の公開講座では、アメリカ映画の中からアメリカ政治を考察する。「スミス都に行く」「オール・ザ・キングメン」(1949年版)「群衆の中の一つの顔」「パララックス・ビュー」「大統領の陰謀」「ネットワーク」「ワグ・ザ・ドッグ」といった作品を取り上げ、ドナルド・トランプを大統領に選んだアメリカについて考える。概要は下記の通り。
◆「スミスからトランプまで 映画のなかのアメリカ政治」
【日 時】 2月14日(火)13:00~15:00
【会 場】
日本映画大学新百合ヶ丘キャンパス4F大教室(神奈川県川崎市麻生区万福寺1-16-30)
【講 師】
●藤原帰一(ふじわら・きいち)
東京大学大学院法学政治学研究科教授。1956年東京生まれ。東京大学総長特任補佐、日本比較政治学会元会長。専門は国際政治、比較政治、東南アジア現代政治。東京大学大学院博士課程を修了し、フルブライト奨学生としてイェール大学博士課程に留学。千葉大学助教授、東京大学社会科学研究所助教授を経て、1999年から現職。
主な著書は、『戦争を記憶する』(講談社)、『デモクラシーの帝国』(岩波書店)、『国際政治』(放送大学教育振興会)、第26回石橋湛山賞を受賞した『平和のリアリズム』(岩波書店)、改訂版『新編 平和のリアリズム』(岩波書店)、雑誌『AERA』連載の映画コラムをまとめた『これは映画だ!』(朝日新聞出版)、『戦争の条件』(集英社)など。
【内 容】
映画は、多くの観客を集めることによって初めて成り立つ点において、有権者を動員しなければ支えることのできない政治の世界とよく似通っています。なかでもアメリカ映画とアメリカ政治は、それぞれが競い合い、重なりながら、「アメリカ」という観念を支えてきました。かつてジークフリート・クラカウアーは「カリガリからヒトラーまで」によって、ドイツ表現主義の変容のなかにナチスドイツの誕生を読み込みました。そのひそみにならい、ドナルド・トランプを大統領に選んだアメリカについて考えてみたいと思います。(藤原帰一)
【司 会】 大澤信亮(日本映画大学准教授/批評家)
【参加条件】 一般(高校生以上)
【参加費】 無料(事前申し込み制)
【申込締切】 先着順
【定 員】 100名
【申込方法】
日本映画大学ホームページ( www.eiga.ac.jp )応募バナーからメールで申し込み。
▼本件に関する問い合わせ先
日本映画大学 総務部 地域連携担当 芦澤(あしざわ)
川崎市麻生区万福寺1-16-30
TEL: 044-951-2511
E-mail: info@eiga.ac.jp
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