ネットワンシステムズ、導入実績を基に設計した医療機関向け仮想基盤パッケージを販売開始。同時に、医療機関・医療情報システムベンダ向けデモ&検証センターを開設

~仮想基盤上での医療情報システムの稼働・性能・操作感を事前確認して不安を解消。サーバ集約によるコスト削減とともに、耐障害性・運用性向上を実現~

 ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:吉野 孝行、以下 ネットワンシステムズ)は、導入実績を基に設計した医療機関向けの仮想基盤パッケージ「Artery(TM)(アーテリィー)」を本日より販売開始します。目標売上は初年度5億円です。

 同時に本日、医療機関向けの仮想基盤ソリューションデモ機能、並びに、医療情報システムベンダ向けの仮想基盤上でのシステム稼働検証機能を提供する「NetOne Healthcare Innovation Center」を開設します。

■ 背景
 現在、医療機関では、病院情報システム(HIS)/放射線科情報システム(RIS)/医療用画像管理システム(PACS)/各診療部門システムなどのシステム単位でサーバ・ストレージ・ネットワークを個別導入・個別運用しているケースが多くあります。
 これに対して、コスト削減を目的とした共通仮想基盤の導入検討が拡大していますが、極めて重要なシステムを扱うため、医療機関および医療情報システムベンダは、仮想基盤上での医療情報システムの性能や操作感に不安があるという大きな課題があります。

■ 「Artery(TM)」の特長
 「Artery(TM)」は、導入実績を基に設計した医療機関向けの仮想基盤パッケージで、高い耐障害性と運用性を実現しています。「Artery(TM)」の導入によって医療機関は既存の物理サーバ群を大幅に集約し、コスト・運用負荷・設置スペースを削減可能です。さらに、仮想環境特有の機能を活用することで、医療情報システムの安定稼働・停止時間短縮を実現します。
 また、「Artery(TM)」はネットワンシステムズが豊富な導入実績をもつ「EMC VSPEX」と「VCE VxRail Appliance」をベースに、医療機関のシステム規模に応じた3タイプのパッケージを用意しており、迅速に導入することが可能です。

 耐障害性の強化では、重要なシステムについて「vSphere HA(High Availability)機能」を活用することで、障害時でも自動的なシステムの再起動を可能にしています。また、物理サーバのメンテナンスにともなう計画停止時でも、仮想マシンを一時的に他の物理サーバに移動させることで継続したシステム稼働を実現します。

 運用性の向上では、ネットワンシステムズが遠隔地から「Artery(TM)」の運用を支援することで、専任の運用担当者がいない医療機関の負荷を大幅に削減します。障害時は、従来の物理環境では、医療機関側で障害検知・切り分けおよび各システムベンダへの連絡が必要でしたが、「Artery(TM)」ではネットワンシステムズが仮想基盤全体の監視と障害対応を一元化しており、障害検知から復旧まで迅速な対応を可能にしています。

■ 「NetOne Healthcare Innovation Center」の特長
 「NetOne Healthcare Innovation Center」は、医療情報システムを物理基盤から新たに仮想基盤へ移行するにあたり、医療機関と医療情報システムベンダ双方の不安を解消するデモ&検証センターです。医療機関は、デモンストレーションを通じて仮想基盤上でのシステムパフォーマンスや操作感を事前に確認することが可能で、また、医療情報システムベンダは取扱いシステムの仮想基盤上での稼働を検証可能です。

 医療機関向けのデモンストレーションでは、サーバ集約によるコスト削減や、「vSphere HA機能」による障害時のシステム継続性向上、そして「VMware vSphere with Operations Management」による仮想環境全体の可視化などを確認可能です。

 医療情報システムベンダは、ネットワンシステムズが用意した仮想基盤上に取扱いシステムを構築し、仮想環境での稼働検証、CPU/メモリ/ディスクなどのリソース消費状況の検証、各種システム機能の検証、「vSphere HA機能」を用いた際の切り替わり時間の計測、そして、切り替わり後の稼働の正常性などを検証可能です。さらに、検証が完了した医療情報システムについては、医療機関向けのデモンストレーションで実際に操作感を試せるようにします。

■ 「Artery(TM)」ラインアップ
・パッケージ名称:Entry
 規模(仮想マシン台数):40台
 構成システム:EMC VSPEX / VCE VxRail Appliance

・パッケージ名称:Standard
 規模(仮想マシン台数):80台
 構成システム:EMC VSPEX

・パッケージ名称:Advanced
 規模(仮想マシン台数):120台
 構成システム:EMC VSPEX

■ 価格
Entryパッケージの最小構成価格(5年保守サービス込):1億1,500万円~(税抜)

■ システム構成
・EMC VSPEX
サーバ: Cisco UCS Bシリーズ
共有ストレージ: EMC Unity
バックアップストレージ: EMC Data Domain
サーバ仮想化&仮想環境可視化ソフト: VMware vSphere with Operations Management
ネットワーク仮想化ソフト: VMware NSX
セキュリティ対策ソフト: Trend Micro Deep Security

・VCE VxRail Appliance
サーバ: VCE VxRail Appliance
共有ストレージ: EMC Unity
バックアップストレージ: EMC Data Domain
サーバ仮想化&仮想環境可視化ソフト: VMware vSphere with Operations Management
ストレージ仮想化ソフト: VMware Virtual SAN
ネットワーク仮想化ソフト: VMware NSX
セキュリティ対策ソフト: Trend Micro Deep Security


<ネットワンシステムズ株式会社について>
ネットワンシステムズ株式会社は、お客様の情報インフラを最適化することで戦略的な情報活用を促進し、ご導入頂くお客様の先のお客様への貢献も見据えて支援する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用のノウハウも併せてお届けしています。
(設立:1988年2月、売上高:1,451億80百万円〔2016年3月期連結〕)
詳細は www.netone.co.jp をご覧ください。

※ 記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です

<本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先>
ネットワンシステムズ株式会社 広報・IR室:西田武史
Tel:03-6256-0616 / E-mail:media@netone.co.jp

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この企業の情報

組織名
ネットワンシステムズ株式会社
ホームページ
http://www.netone.co.jp/
代表者
吉野 孝行
資本金
1,227,900 万円
上場
(旧)東証1部
所在地
〒100-7024 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー
連絡先
03-6256-0600

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