杏林大学では6月10日(金)に第17回グローバルセミナーが開催され、教職員30名が参加した。
今回のテーマは「Teaching through English : Techniques for Success」と題し、明治大学特任講師のAnnette Bradford氏が登壇。自らの経験及び研究をもとに、日本における英語を使った専門科目の教授法についてお話しいただいた。
Annette氏はさまざまな社会的、文化的、経済的活動等においてグローバル化が進む中で、日本においても学生の英語スキルが求められており、また留学生が日本で学びやすい教育の場を作り出すために、English-medium instruction(EMI)という手法を用いることを提案している。
セミナーは講義形式のみならず、グループディスカッションも行われた。
「同じクラスに国籍・文化・英語修得レべルの異なる学生がいる場合の指導法」という例題について各グループで話し合いを行い、まずはその問題点として、英語で話す経験の不足、ボキャブラリーの不足等の理由から、学習者間のレベルに差があることが挙げられ、その上でどのように全ての学生のレベルに合わせた授業を進めていくかについて更に活発な意見交換が行われた。
Annette氏は最後に、EMIの導入には、学習者のトピック理解のために写真やマインドマップなどを使うこと、また指導者は学習者の背景知識を理解しておく必要があると述べた。
出席者から講演の内容について「大変良かった」とのコメントを多数いただき、今後のグローバル化に向けたFD研修として、英語教授法を学ぶ良い機会となった。
(ソース)杏林大学HP内関連ページ
http://www.kyorin-u.ac.jp/cn/html/kyorin/00025/201606141/index.html
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